インヘリタンス。-継承-〈東京芸術劇場プレイハウス〉 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。




篠井英介さんが出演するので気になったけど、前編後編あるみたいで、

えっ?

それってチケット2枚買うってこと?


いやぁ、それはキツイなぁ💦

と思ったけど、篠井さんがTwitterで


篠井英介、一世一代の舞台です


とか言うので、そこまで言われたら行かない訳にはいかないじゃないですか💦

前後編セットのチケットなら若干安くなるので勇気を持って購入しました。




とりあえず終演時間を確認しておこう。
えっ?  何これ!?
前編3時間。後編3時間半…。

聞いてない!
聞いてない!
聞いてない(^^;💦

いや、ムリムリムリ💦
絶対無理だから!

もう見る前から挫けそう💧



物語の軸となるのは、エリック(福士誠治)と劇作家のトビー(田中俊介)、不動産王のヘンリー(山路和弘)とウォルター(篠井英介)という2組のカップル。
ウォルターは「田舎の家をエリックに託す」と遺言して病死する。

一方、トビーの自伝的小説がブロードウェイで上演されることになる。
その主役に抜擢された青年アダム(新原泰佑)にトビーは心を奪われるもフられ、彼にそっくりのレオ(新原泰佑2役)を恋人にする。

またエリックとヘンリーの距離が近づき、エリックはウォルターに託された田舎の家が、エイズで死期が近い男たちの“看取りの家”になっていることを知った。

やがてエリックとヘンリーは結婚。

結婚式にトビーと共にやってきたレオを見てヘンリーは顔色を変える。
その後トビーは失踪、HIVに感染して路頭に迷うレオはエリックによって田舎の家にいざなわれる。

するとそこには男たちに寄り添い続けたマーガレット(麻実れい)がいて、そこで起きたことを語り始めたのだった。

(ネットより)





う〜ん、やっぱいきなり寝そうだった〜💦

前半は特に。
ストーリーと言うより世代に寄るHIVのとらえ方の違い。

例えば20代のアダムはチェコへ旅行にいった時サウナで多数の男たちと関係を持つ。
ホテルに帰ったらパンツが真っ赤に染まっていたことに気づき、あわててお金持ちのママに電話。
チェコの病院に手を回してPEP(HIVの予防薬)を用意してもらい、翌日速攻でアメリカに帰国した。
そして帰国の翌日には家族旅行に出かけている。

しばらくはHIV検査で不確定の判定が出ていたが今は陰性。
本人はすがすがしい表情でそれを語る。


しかし、1980代実際にHIVの驚異に晒されていた60代の人たちにとっては恐怖の記憶でしかない。

ゲイは徹底的に差別され、HIV感染者が出た家はそれを明記するよう義務づけられたそうだ。

心優しいウォルターは田舎の家をHIV感染者の終の棲家としたが、
「何故感染者を家に入れた!?」
とヘンリーは激昂する。




男性同士の話だけど、男と女の話と同じなんだよね。

例えばトビーってめっちゃクズなのよ(笑)
エリックという恋人がいながら若い役者のアダムに夢中になり呆気なくエリックを捨ててしまう。
だが、アダムにも相手にされずアダムそっくりの男娼レオを連れて遊び回り、レオはHIVに感染。
のちにトビーは自分の行いを悔いて反省するが、今更謝られてもね〜💦

エリックもトビーが反省したことは評価するが、当然ヨリを戻すことなくヘンリーと結婚する。
いやー、こうゆう男って一定数いるよなぁ。
エリックのようにきっぱりした態度を取るべき。捨てるべき。


しかし、エリックはヘンリーともすぐ破局してしまう。
というのもヘンリーとの間に夫婦生活がなかったから。 
「もう、そういうものは求めていない」
というヘンリーの言葉に納得していたが、結婚式の日ヘンリーが男娼を買っていたことが判明してしまう。

(しかもそれがレオだったりする)

ヘンリーの言い分としてはHIVが発生した時期を過ごしていたからパートナーに病気を感染したくない、というのがその理由。

いやいやいや💦

それは単なる
浮気ですから(^^;💦

しかし、これが1980年代を体験した者の思考なのか。
いや、ヘンリーの性格もあるだろうなぁ。
不動産王と言われるだけあってちょっと強引だよね。

それに引き換えウォルターはHIV患者が蔓延していた時代に感染者の世話をするほど優しい。
そしてエリックもHIVに感染し浮浪者のような生活をしていたレオを田舎の家に連れていく。




前半、篠井さん出ずっぱりなんですよ。
ずっとセリフがあるわけではないけど常に舞台上にいたので大変だったと思う。

熊林弘高氏の演出なんだけど、ストーリーに関係ない人も常に舞台上にいることでみんなの繋がりを示しているそう。
これは原作のマシュー・ロペスも高く評価していた。

また最後にヘンリーがウォルターに「許してくれ」というシーンは原作にはないらしく、ロペス氏も「何故自分はこのラストを思いつかなかったのか?」と語っている。

6時間半キツかったけど、まぁ見応えあったわ〜。

よく頑張った、私(^^;💦

そして演者の皆様もお疲れさまでした。




そして、山路和弘さんは声優としても活躍されているので舞台で拝見できるとはテンション上がる。

私は『PSYCHO-PATH』の雑賀譲治先生が好きだけど、『進撃の巨人』ではケニー・アッカーマン、『SPY×FAMILY』ではヘンリー・ヘンダーソン先生も担当してるんですよ。

あっ、こちらもヘンリーですね(笑)

もともと舞台出身の人なので若い頃は「エレガントぉ〜!」などと叫ぶとは思っていなかっただろうな(^^;💦



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『進撃の巨人』リヴァイ×ケニー まとめ。
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