音楽劇『逃げろ!』〜モーツァルトの台本作家 ロレンツォ・ダ・ポンテ〜。〈新国立劇場 中劇場〉 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。
※めちゃめちゃ長いです。


篠井英介さんがサリエリをやるというので来ました。

なんと、男役ですよ!

まぁ、篠井さんが男役やったことない訳ではなく源実朝とか「トーチソング・トリロジー」のゲイの役とかあるし、まぁ映像ではフツーに男性を演じているのでいいんですが、

しかし、サリエリですか!  楽しみ!



聖職者でありながら、女好き、ギャンブル好きのダ・ポンテ(橋本良亮)は、ヴェネツィアを追われ、ウィーンに逃げ出す。


だが抜け目ないダ・ポンテはそのとき、オーストリアの宮廷作曲家サリエリ宛の紹介状を手に入れていた。

サリエリ(篠井英介)は、時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世(村井國夫)に篤い信頼を受けていた人物で、当時のウィーン・オペラ界随一の実力者であった。

ダ・ポンテはサリエリに取り入り、ひいてはヨーゼフ2世の庇護にも預かろうと考える。

ヨーゼフ2世はイタリア・オペラを好んでおり、サリエリもイタリア人。

 

サリエリはダ・ポンテの狙い通り親身になってダ・ポンテの面倒を見た。

そしてダ・ポンテは、ついにヨーゼフ2世の寵愛も勝ち取るのであった。そして、モーツァルト(佐藤流司)のオペラの台本を書くことになる。

 

最初にモーツァルトの『フィガロの結婚』が成功したことで、ダ・ポンテは名声を獲得。ダ・ポンテ自身も天才であると思い込んだ。

だが、本物の「天才」モーツァルトとの作業は、自分がいかに凡人であるかを思い知らされるものであった。

対照的なふたりがドタバタとぶつかり合いながらも、勢いに乗ったダ・ポンテは、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』を完成させ、この世の春を満喫するのであった。

 

だが、奢れるものは久しからず。ヨーゼフ2世の逝去と共に、人生の風向きが変わっていく…。

 

 

さぁ、ダ・ポンテ、”逃げろ”!

 


カサノヴァ:細見大輔
ココ:渡邉美穂
バレッラ:弓木大和
ラザロ:内河啓介

(ネットより)



サリエリって
イタリア人だったんだ!?

知らなかった。

まずこの舞台を観劇するにあたっては映画「アマデウス」とミュージカル「モーツァルト」を消さなければいけない。
しかし、まぁ、この2つが強烈でどうしても比較してしまうんだけどね。

そもそもロレンツォ・ダ・ポンテを知らない。
「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」の台本を書いた人らしいけど。
それならもっと有名でもよい気がするけどミュージカル版に出てたかなぁ?

シカネーダーはめっちゃ出てたけどな。

…とみんな思ってるからか前半カサノヴァ、ココ、バレッラによるダ・ポンテの説明が長いながい💦


ロレンツォ・ダ・ポンテ。

イタリア人と名乗っているが両親はユダヤ人。
父親がイタリア人と再婚したのをきっかけにカソリックに改宗した。
神学校に通っていたが博打と女遊びがひどすぎてイタリアを追放された。
だが、しっかり紹介状をもらっていて、ウイーンでヨーゼフ2世に取り入り儲けようと考えている。

…と聞くとめちゃめちゃチャラくていい加減な男のような気がするが、あんまりそんなカンジはしないんだよね〜。
むしろ将来のこときちんと考えてるような。

イタリアでの放蕩生活はホントだったのかな?

ものすごく記憶力がよく自分の知識をフル回転させて短い期間で台本を書き上げる。
そこがモーツァルトに気に入られてタッグを組むことになるが「コジ・ファン・フュッテ」を酷評されてしまう。


アマデウス・モーツァルト。

チャラいってこんなカンジじゃない?👆
まぁ、ここのモーツァルトはチャラいと言うよりゆるふわ系かな?  

お尻って2つあるじゃない?
右尻と左尻

出てきていきなりこんなカンジ(^^;💦
「うじり」って入れたらちゃんと変換されたので今自分でも驚いてる(笑)

でも、このゆるふわなモーツァルトが結構ハマってるんだよね。
佐藤流司って知らなかったけど、ものすごい数の2.5次元ミュージカルをこなしてきたらしい。
有名なのは「刀剣乱舞」の加州清光だが、「ナルト」のサスケとか「呪術廻戦」の虎杖悠仁とか。

虎杖やったのか!?
あのふわっとしたカンジ出せるのか?
いや、この人なら演じられそうな気がするな。



「アマデウス」でモーツァルトに嫉妬するサリエリだったが、こちらはふんわりとしたサリエリ。

イタリア風の発音では“サリーリ”というのが正式らしい。
オーストリアでは“サリエリ”または“ザリエリ”と呼ばれてしまうので、“サリーリ”と呼んでくれる同郷のダ・ポンテを大変気に入っている。

だが、真面目すぎてコメディがわからずダ・ポンテの台本にダメ出しし過ぎてしまう。
見かねたヨーゼフ2世に「モーツァルトと組んだらどうか?」と助言されたりするけど基本ダ・ポンテにもモーツァルトにも優しい。

これもねー、アマデウスの影響が強すぎてなかなか受け入れられずとりあえずWikipediaを読んでみた(笑)

すると「アマデウス」というのはサリエリがモーツァルトを毒殺した、という悪い噂を元に作られた映画だそう。

この時代ウイーンではイタリア派とドイツ派の争いがあり、長年宮廷楽長をしていたサリエリが標的になってしまったらしい。
ロッシーニなどはサリエリに面と向かって「モーツァルトを毒殺したのか?」と聞いている。
サリエリは毅然として否定したが、広まる噂に心を痛めわざわざ弟子にもそのことを伝えているが、それが逆に「モーツァルトを毒殺したに違いない」と火に油を注ぐ結果になってしまったそう。

なるほど。
演出・脚本の鈴木勝秀さんはその辺の真実を伝えたくてこれを作ったのかもしれないなぁ。

でも、アマデウスが強烈すぎるんだよ~(^-^;💦

あんなのさー、1985年の映画じゃない?
やっぱ人間て平和な真実よりも誰かを悪者にしたいんだな。
そしていつまでもアマデウスが頭から抜けない私もそうなのかもね。




狂言回しみたいなカサノヴァ、ココ、バレッラ。

バレッラなんてダ・ポンテに弟のように可愛がられていたのに最後落ちぶれたダ・ポンテをあっさり捨ててカサノヴァとイタリアに帰国してしまう。

その時「私は生まれた時から見知らぬ他人の親切にすがって生きてまいりました」と急にブランチの台詞をぶち込んでくるんだよね(^^;💦

確かに鈴木勝秀は「欲望という名の電車」をやっているのでちょっとした遊び?


あとラザロ、これジョーカーだよね?
ジャケットが赤だったらジョーカー(笑)


音楽劇ということでバンドも入ってにぎやかにやってたけど、いい人の話って難易度高いと思いました。

自称天才のダ・ポンテと本物の天才モーツァルト。

天才だと示すために目隠しをしてピアノを弾かされた
でも、あんなの訓練すればできるんだよね
だって盲目のピアニストっているじゃない?
子供だから金になった

とか言っていたけれど、モーツァルトは今も天才だと言われてる。

ダ・ポンテあんまり知らないけどウイーンではたくさんのオペラの台本を書いて成功したそうだ。
モーツァルトと何が違うかと言えば長生きしてしまったことかな?




ダイジェスト映像/音楽劇『逃げろ!』
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