HOUSE OF GUCCI。 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。

※めちゃめちゃ長いです!



①自転車に始まり自転車に終わる

②コンニチハ❗

③笑って自転車に乗るより泣いてもロールスロイスに乗れ

④サルマ・ハエック現CEOの嫁

⑤初代グッチの失策

⑥Baby Can I Hold You Tonight 

〈追記〉呪われた船




私ブランド全然わからないんですよ。


ニューヨークに行った時連れが「ティファニーに行きたい」と言うのでついて行ったら、店内日本人ばかりで驚いたり。


ミラノ行った時はブランド店に行列を作る日本人に驚いたり。


ハワイに行った子がバッグいっぱい買ったという話を聞いても???って感じだし。


「これ、グッチだよ。高いんだよ」

と言われても、はぁ…(^^;💦としか返せないし。

(まぁ、高いのでしょうけれども)



月収15~6万の小娘が無理してヴィトン買っても意味ないんじゃない?



だいたい何十万するブランド買う金があるなら海外旅行いきたいわ。


そう、私がブランド好きだったらこんなに海外行けなかったよね~(^^;💦


ブランド好きじゃなくてよかった~😀✌️



それなのにこの映画見に来てしまったのは予告編のガガ様の迫力に押されたから?(笑)


ガガ様って役者やりたかったんだー。

アリー/スター誕生は歌あるから出演したとばかり思ってたけど。





自転車に始まり自転車に終わる

事件に興味があってYoutubeやネットで散々調べたから、
もう映画見なくていいんじゃない!?
と思ったけどガガ様の演技は見ないとね。


この事件でパトリツィア(レディー・ガガ)は悪女と言われているけど、あんまりそうは思わなかったな。

確かに草食系マウリツィオ(アダム・ドライバー)に積極的にせまってはいるけど、まさかマウリツィオが家を捨ててくるなんて思わなかったはず。

この時マウリツィオは
「親に勘当された。自分は学生で金もないが娘さんと結婚したい」
とカッコよく(?)言ってるけど、後ろに豪華な車とドライバーが控えてるんだよね。
いや、タクシーで来いよ🤣

斯くしてグッチ家の御曹司はつなぎを着てトラックを洗い始める。
そして、マウリツィオの父ロドルフォ(ジェレミー・アイアンズ)は雑誌の記事で息子の結婚を知るハメになる。

ここでマウリツィオに声をかけるのが叔父のアルド(アル・パチーノ)。
アルドは無能な3人の息子に愛想を尽かしており、真面目なマウリツィオを気に入っていた。

そしてマウリツィオはグッチ家に戻ることになるが、このことも偶然でパトリツィアが画策したワケではないし。
背中は押したけどね。

ただこの頃に父ロドルフォが亡くなってしまいパトリツィアが暴走し始めた気がする。
もし、ロドルフォが生きていたらパトリツィアの暴走も押さえられたのでは?と思う。


パトリツィアが初めてグッチ家を訪れた時にクリムトの絵を見て「ピカソ?」と言ってしまい墓穴を掘った。
そのあと「お高いんでしょうね?」と言って更に墓穴を掘る……という出来事があった。

そしてロドルフォはパトリツィアの父が運送業をしていると知り、財産目当てだと激しく結婚に反対する。
このあたり“職業差別”という人もいるけど、フツーに考えてセレブと庶民の結婚なんて無理だよね。

日本だってそうだよね?

のちにロドルフォの判断は正しいと証明される訳だし。



コンニチハ❗

マウリツィオの叔父アルドはニューヨークや日本に店をオープンし、売り上げに大いに貢献した。

アルド登場のシーンでは「コンニチハ❗ サイキンドウ❓️」と言ってかなり陽気に登場する。
当時の日本はバブル時代。
御殿場にモールをオープンすることになり日本語を勉強しているという。

一方アルドの息子パオロ(ジャレッド・レト)は親しみやすいデザインを目指していて、格調高いグッチのイメージには合わないと非難されている。

マウリツィオの父ロドルフォにも売り込みに行っているが、
「私の作ったスカーフを見ろ。ブラウンもパステルも使っていない」
と強く拒絶される。


このパオロ役ジャレッド・レトって誰だっけ?と思ったけど“スーサイド・スクワット”でジョーカーを演じていた。

めっちゃイケメンなのに6時間もかけた特殊メイクであんなイケてないおっさんに。
何故!?
いくらでもいるじゃん、あんなおっさん(^^;💦

普段のジャレッド·レトはこんな感じ👇️


笑って自転車に乗るより泣いてもロールスロイスに乗れ

アルドが邪魔になったパトリツィアはアルドを脱税で告訴し刑務所送りにしたり、パオロと組むフリをして著作権法違反で通報したりするが、すべてマウリツィオのためと信じて疑わない。

齢70くらいで実刑を食らうアルド。

いや、親族でなくてもちょっとかわいそう💦
マウリツィオは親族をそんな酷い目に遭わせたくないのは当然なんだけど、パトリツィアは全然理解していない。 

そもそも事業の才能なんてないんだもの。
思い込みだけでやってるから。

アルドに「女は口を挟むな!」と怒鳴られて女性蔑視という人がいるけど仕方がないと思う。
(まぁ、アルドの言い方は悪いけど)
しかし、アルドやパオロを切るにしても、自分が悪者にならないようなやり方だってあると思うのに。

結果マウリツィオの気持ちは離れてゆきパトリツィアは離婚を突きつけられる。


ここ事実と映画はちがうんだけど、実際はマウリツィオが「出張に行く」と言って出ていったが、のちに離婚請求が届いたそう。 
パトリツィアにとってはまさに青天の霹靂。

映画ではサンモリッツの別荘でマウリツィオが昔の友達に再会して不倫が始まる。

パトリツィアが不器用だなぁ、と思うのはそのあとのストーカーのような電話攻撃。
そして夜マウリツィオに会いに行き、娘の写真のか見せて「私のためでなくてもいいから娘のために戻って」と訴えるが、

君を憎んではいない
でも、もう愛していない

というマウリツィオの言葉にパトリツィアは一縷の望みを断ち切られる。




サルマ・ハエック現CEOの嫁

事業の才能ないんだから勉強するとか、詳しい人間を味方にするとかすればいいのにパトリツィアが頼ったのは占い師。

いや、ダメでしょ(^^;💦

占い師ピーナを演じているのはサルマ・ハエック。
あ~、“デスペラード”とか“フリーダ・カーロ”に出てた人ね。
テレビドラマ“アグリー・ベティ”の監修もいているらしい。
そーなんだ?
まぁ、あれってヒスパニックの女の子が主人公だもんなー。

…とか呑気に思っていたら彼女は今、グッチを吸収したケリングCEOの嫁らしい。

マジで😱⁉️

この映画に関してグッチは全面的に協力しているそうで、そのおかげで70~90年代の華麗なファッションを見ることができるのだけど、
(まぁ、私、全然わかんないけど)
どさくさに紛れて嫁をキャスティングするのか(^^;💦


しかし、パトリツィアの依頼で呪文かけたりしてたらしいけど全く効果なく(当たり前)、ついには殺し屋を紹介する。

占い師ってそんなこともやるの(^^;💦?

結局捕まってるし大金もらったってリスクあるじゃん…。



初代グッチの失策

いろいろ感想とか考察見てたら、

そもそも初代グッチがアルドとロドルフォに50%ずつ株を渡したのがダメ
意見割れたら先に進まないじゃない

と書いてる人がいて、「あ~、なるほど~」って思った。

何でそういうことになったかと言うと初代グッチがロドルフォを溺愛していたからなのだそうだ。

ダメじゃん、家族経営💦

ロドルフォは厳格な性格でガンガン売るよりグレース・ケリーに称賛されるような名誉を重んじる性格。
妻がドイツ人であったことは偶然ではないような気がする。
また、こんなに高い地位にありながら再婚していないのもイタリア人ぽくない。

そのためマウリツィオは厳しく育てたらしい。
映画ではそのあたり描いてないけど、結婚反対されてマウリツィオが速効で出ていったのも厳しくし過ぎたのが原因かも。

でも、ロドルフォの見立ては間違っていなかったから、もう少し長生きしてたらグッチ家もこんな悲惨なことにはならなかったかも…。



ただ現実のパトリツィアは本当~に酷かったみたい。
才能ないのに自分でバッグをデザインして全く売れなかったり。
とにかくこんなもんじゃないらしい。

試写を見たトム・フォードが
「私がいた頃はこんなに笑える出来事はなかった」
と言ったとか言わないとか(^^;💦

アル・パチーノの演技もジャレッド・レトの演技も大袈裟すぎてちょっと拒絶反応あったらしい。


まぁ、一応“事実に基づいた話”と言うことになっているし、「パトリツィアはマウリツィオを心から愛していた」という設定で作られてるみたいだから。

あとパトリツィアは18年の実刑を食らってるけど、実は保釈金積めば出られたらしい。
離婚の時いっぱいお金もらったから持ってはいるんだよねー。
でも、釈放されたら奉仕活動をしなければいけなくて、それがイヤで保釈を拒んだらしい。

そーゆーとこだよね
アンタが嫌われるのは(^^;💦

そして、刑務所の中でフェレットを飼い日光浴できるくらいの特別待遇。
日本じゃあり得ないわ~(^^;💦




Baby Can I Hold You 

みんなブロンディの“Heart of Glass”のことばかり言うけど、自分は“Sweet Dreams”版の予告編のほうが好き。

まぁ、単に私がEurythmics好きだからかもしれないけど。

今歌詞を見ると映画の内容とめちゃめちゃ合っててびっくりする。
いや、怖いくらい。
劇中では“Here Comes The Rain Again”も使われているけどね。

「そえまつ映画館」という考察を見ていたら、エンドロールにトレーシー・チャップマンの“Baby Can I Hold You”という曲が使われているが、パヴァロッティとのデュエット版が採用されている。
なんで?
イタリアだから?

みたいのがあった。

コメント欄見ても理由わからなかったけど、この映画は洋楽だけでなくオペラもちょいちょい出てくる。
椿姫とかリゴレットとか夜の女王のアリア、あとオペラじゃないけどベートーベンの運命とか。

途中マウリツィオが
今のグッチは三流オペレッタ
と貶される場面があるんだけど、つまり「グッチ=貴族」みたいな位置付け?

(いや、しかし初対面の人にこんなこと言われるんだ?  イタリア人キツイ💦
あいつら皮3枚かぶってるらしいからな)

理由わかる人がいたら私も知りたい。




最後グダグダですが、参考にしたYoutube貼っておきます。
「グッチvsルイ・ヴィトン」は面白い!
映画とは関係ないですが、LVMHの会長ベルナール・アルノーの話とか興味深い。

カシミヤを着た狼😆

ベルナール・アルノー、息子が5人いて全員優秀だそうですが、誰が時期CEOになるのか是非見守りたいです。
(或いは娘が継ぐんじゃないかとか言われてますが)

ブランドに興味なくても興味が湧いてくるお話です。



HOUSE OF GUCCI 予告。〈Sweet Dreams編〉
 👇️👇️👇️👇️👇️



HOUSE OF GUCCI 予告。〈Heart of Glass編〉
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グッチvsルイ・ヴィトン。
ケンカになるとバッグを投げる
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追記

映画では一切出てこないですが、マウリツィオはスウェーデン製の船を買っていたそうです。
それは持ち主に不幸をもたらす“呪われた船”と呼ばれていたそうですが、マウリツィオは全然気にせず使っていたらしい。

殺されたことを考えると無関係とは言えないかも。

またパトリツィアがインタビューで
「笑って自転車に乗るより泣いてもロールスロイスに乗れ」
と言っているところも収録されています。(7:33)

英語versionなので興味のある方に。