「16」念願のマイホーム。 | もしかして、人生が変わる日。

もしかして、人生が変わる日。

トラウマ治療についての、あれこれを。

 

月(つき)と申します。

 

思いがけず、カウンセリングルームでトラウマ治療を受けました。

 

自身の記録として、ブログに刻んでいます。

 

 

 

 

11度目のトラウマ治療が進んでいます。

 

先生はむせたりゴホゴホと咳をしたり、声を枯らしながら呪文を続けています。

 

区切りの時に、デパートでの一連を伝えます。

 

迷子になってうまくやったと思いきや、母親から激昂された話も一緒に。

 

 

先生はむせながら咳き込みながらも声をあげて笑います。

 

お辛そうな先生が心配なのと、堰を切ったように伝えまくりたい思いが交錯しています。

 

とにかく伝えきらなければ。

 

先生はゴホゴホと咳き込みながら、パソコンのキーボードを打ち続けます。

 

デパート食堂のメロンソーダを引き金に、ヴィジョンは移り変わります。

 

子供の頃に住んでいた実家近くの光景。

 

小学4年生のタイミングで引っ越しました。

 

それまでは会社の社宅みたいなところに住んでいました。

 

ご近所さんは全員、父親の職場の人達。

 

三井不動産が作った新しい街の一戸建て。

 

念願のマイホーム、といったところでしょうか。

 

この家での記憶は地獄絵図しか刻まれていません。

 

もうすっかり忘れ去っていたはずの、あの坂道。

 

住宅街にぽつんとあるちょっと良いスーパー。

 

同じ敷地内に併設されている、カットサロンや喫茶店。

 

ヴィジョンは続きます。