月(つき)と申します。
思いがけず、カウンセリングルームでトラウマ治療を受けました。
自身の記録として、ブログに刻んでいます。
11度目のトラウマ治療が進んでいます。
先生はむせたりゴホゴホと咳をしたり、声を枯らしながら呪文を続けています。
区切りの時に、デパートでの一連を伝えます。
迷子になってうまくやったと思いきや、母親から激昂された話も一緒に。
先生はむせながら咳き込みながらも声をあげて笑います。
お辛そうな先生が心配なのと、堰を切ったように伝えまくりたい思いが交錯しています。
とにかく伝えきらなければ。
先生はゴホゴホと咳き込みながら、パソコンのキーボードを打ち続けます。
デパート食堂のメロンソーダを引き金に、ヴィジョンは移り変わります。
子供の頃に住んでいた実家近くの光景。
小学4年生のタイミングで引っ越しました。
それまでは会社の社宅みたいなところに住んでいました。
ご近所さんは全員、父親の職場の人達。
三井不動産が作った新しい街の一戸建て。
念願のマイホーム、といったところでしょうか。
この家での記憶は地獄絵図しか刻まれていません。
もうすっかり忘れ去っていたはずの、あの坂道。
住宅街にぽつんとあるちょっと良いスーパー。
同じ敷地内に併設されている、カットサロンや喫茶店。
ヴィジョンは続きます。