みなさまこんにちは。
前回の記事から続きます。
マカオの料理は
東洋と西洋料理の
フュージョンという
感じがしました。
元々あった中華料理に
15~17世紀の大航海時代
ヨーロッパから来た人達が
作った料理と組み合わせた
ような歴史を感じさせるものです。
長崎のグラバー邸で
もてなされた和洋折衷の料理や
日本の洋食にも似ているような
料理もあります。
マカオの名物料理の代表格は
アフリカンチキンです。
ココナッツミルク
とスパイスが効いた
鶏肉料理です。
一口食べた時
焼き鳥と香りが同じだ
と思いました。
それもそうと
炭火で焼いた鶏肉だった
からです。
グリルチキンを、ポルトガル料理
に欠かせないパプリカやニンニク
スパイス貿易の要である
インドのコショウやクミン、
東南アジアの食生活に欠かせない
ココナッツミルクのソースで
味付けしたソース
がかかっています。
これらの食材は、大航海時代の
冒険家達の寄港地に
関連しているそうです。
ポルトガルを出発した冒険家達は
インド洋からアフリカ東部にある
モザンビーク、インド南部のゴア、
マレーシア南部のマラッカ
を訪れていました。
そして、これら寄港地から
運ばれた産物がマカオに集結する
ことになるのです。と
ある記事に書かれていました。
なんともロマンのある
お料理でしょうか!
アフリカンチキンは
お店によってソースに特徴があり
食べ比べのYoutubeチャンネル
もよく目にします。
こちらはポルトガル料理店
Galoのアフリカンチキンです。
ポテトもカリカリに
揚がっていて、
さすが、シェフの一品でした。
この店はこの旅で唯一
気に入ったポルトガル料理店
でした。
他のお料理も
とても美味しかったです。
あさりのワイン蒸し
も美味しく素晴らしい
ボリュームでした。
ヨーロッパでは通常
イタリアンパセリを入れますが
ここではなんとパクチーでした!
以外な組み合わせが
驚かせてくれて良かったです!
バカリャウコロッケ
は、外はサクサク
中は鱈の風味が抜群でした!
少し思ったのは
ヨーロッパ産ではない
小ぶりの干し鱈が
使われていたのか
時々小骨があるの
を感じました。
ヨーロッパのバカラは
とても肉厚なので
身がたっぷりついています。
だからこそ、小さいバカラ
から身を削ぐのに手が
かかっているのだと
思いました。
オリーブは瓶詰めの味
がしました。
言うまでもなく、
マカオにオリーブ
の実はならないでしょう。
温野菜のキャベツは1/2個
じゃがいもは丸々1個
というボリューム感
たっぷりでした。
店内の雰囲気も
とても気に入りました。
マカオの有名なスイーツの代表は
エッグタルトです。
ポルトガル式と広東式の
2つのタイプがあるようで
サクサクのパイ生地が
ポルトガル式であるのに対し
しっとりクッキー生地タイプ
が広東式、
マカオ名物となっているのは
ポルトガル式エッグタルト
のようです。
ザヴェネチアンにある
有名な店、
Lord Stow’s Bakery
に行きました。
いつもは長蛇の列が出来ている
そうですが、運良くほぼ並ぶ
ことなく買うことが出来ました。
何層にもなった
サクサクの生地に
クリーミーなフィリングが
入っています。
一口目感じたのは
レモンかオレンジ
の皮の風味でした。
これは素晴らしい!
と思いました。
店内にはガラス越しに
ベーカーが作っている
様子も観ることが
出来ました。
ガラスに張り付いて
観ていましたが
生地がわりとさらさら
でした。
英語でいうところの
Runnyという状態でした。
こちらのサンドイッチ
などもとても美味しそうで
マカオで唯一買いたいと
思うサンドイッチでした。
一方、こちらも有名な
Margaret's Cafe e Nataの
エッグタルトは
サクサク感と柑橘系の香り
はあまり感じられず
フィリングの
クリーミーな香りが
強いと思いました。
店内は写真NO!
言われ、ちょっと残念な
雰囲気でした。
セナド広場とリスボアの
間という最高の立地条件
にあり、観光客でいっぱいで
忙しすぎるのかもしれません。
わたしがエッグタルトより
気に入ったのは
アーモンドクッキーでした。
この下の写真のお菓子は
別のお菓子です。
お店から厨房が
見えるのが良いです。
マカオの路面のレストランは
ほとんどが小さくて
10~20人が座ることが
出来る程度です。
どこも看板を掲げているので
どこに入れば良いか迷います。
典型的なプレートは
お肉と蒸したジャスミンライス
に目玉焼きを載せるスタイルです。
そして、蒸し野菜を食べます。
観光初日目の夜
タイパで、ダンボにも
ピノキオも諦めて
入ったレストランで食べた
2品はこちらです。
メニューを読んでも
わからず(googleレンズの
翻訳が荒かった。)
当てずっぽうで頼みました。
鶏肉のソテー
(とメニューに書いて
あっても揚げていました。)
グリルしたソーセージ。
ソースは甘いポークチョップ
のソースのような味でした。
牛肉じゃがいもの炒め物
肉じゃがのような感じでした。
たぶん、マカオ名物のミンチーに
近いものだと思います。
両方とも味付けは
甘かったのですが
素材の味がちゃんとして
美味しいお料理だと
思いました。
中国人はお肉料理に
必ず蒸し野菜を
頼んでいたので
わたし達も彼らに習って
隣のテーブルにあったの
を指差して頼んでみました。
お肉の付け合わせに
するのは、バランスが
良くていいことだ
と感心しました。
もう一つマカオ料理の代表に
カレーおでんがあります。
街中でよく見かけました。
フィッシュボールに
お肉の臓物なども入れて
煮込んであるような
感じでした。
惣菜も売られています。
漢方薬局の店頭では
陳皮が作られていました。
マカオでは、食べるのには
ちょっと苦労しました。
予め調べていた情報からは
店舗が変わっていたり
メニューの内容が
変わっていたりしたからです。
1時間ぐらい探し回っても
行けなかった
お店もありました。
行くことが出来る
お店とはきっとご縁が
あるのでしょう。
初日から連日行った
お店がありました。
小さいお店で
こちらは下調べをして
いなかったら絶対に
入ることのないような
お店でした。
しかし、味は最高で
2日も行ってしまった
ほどでした。
左は、おすすめの海老の卵入りの老麺
焼きそばです。
右は牛肉のカレー煮込みの
老麺のカレー焼きそばです。
海老の卵はカラスミ
のような感じで濃厚です。
2日目は
上が牛肉の煮込みに老麺の焼きそばです。
スープが付いていて
このスープは
干し海老の出汁でした。
麺が固まってくると
スープをレンゲでかけながら
食べます。
下は海老ワンタン麺です。
老麺もワンタンも絶品でした。
日本へ帰って調べたら
老麺とは伝統の生地で、
少し生地を残しておいて
新しい生地に足して
発酵させるという工程
を繰り返す、
中国版サワードウのようです。
この店の老麺には
強いコシと風味が
感じられました。
この工程ですから
さすがのミシュラン星付き
に納得です!
それも2017年から毎年です。
周りにはこんなお店がありました。
かと思いきや
こんな路地もありました。
マカオは東洋と西洋がみごとに
合わさったとても魅力的な街でした!
旅行記を読んで頂き
ありがとうございました。
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