再び・副詞「二度と」の使い方 |  ときしらずのブログ◎迂闊な話         

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先日、中堅のお笑いタレントが、自分の物真似をした後輩に向かってちょっと照れくさそうに「二度とやめて」と言いました。こういう言い方をする人は結構いるのだろうな、と思われました〔 〕。

 〕副詞「二度と」については、某漫才師の発言に関して、

         2023/11/5 のブログで取り上げました。

 

〔以下、辞典を抜萃して引用させて頂きました。用例中の、見出し語を表す記号( ー )は、文字表記に変えさせて頂きました。=引用者〕

『明鏡国語辞典』第二版

にどと【二度と】

〔副〕

《下に禁止・打ち消しの語を伴って》決して二度は。その後は一度たりとも。

「二度と来るな」「その人とは二度と会わなかった」「二度とないチャンス」

以下は、用例のみの引用です。

『広辞苑』第七版

「二度とない機会」「二度と行くな」

『デジタル大辞泉』

「二度と行くものか」「二度とないチャンス」

『新明解国語辞典』

「二度とない機会」「二度と再び〔=『二度と』を強めて言う語〕お目にかかることはないでしょう」

 

副詞「二度と」は上掲辞典のように、《下に禁止・打ち消しの語を伴って》 と説明されています。つまり、冒頭の「二度とやめて」は、「二度とやるな」とか「やめて。二度とやらないで」のようになるのではないでしょうか。

 

下に打ち消しを伴う副詞の例は、けっこう存在するようです。幾つか挙げてみます。

「決して忘れない」

「さっぱり分からない」

「少しも寒くない」

「断じて許さない」

「全く分からない」…

 

以上、気になる副詞の用例を取り敢えず記録しておきたい、と考えた次第です。

 

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越生梅林 梅まつり

〔埼玉県入間郡越生(おごせ)町、2024/2/18〕

 

梅まつりの期間は、2/11(日)~3/17(日)です。

 

 

 

 

ミニSL乗車の順番をを待つ人たち。ミニSLの運行は、梅まつり期間中の土・日・祝日です。 

 

【ミニSL案内板の要旨】

このミニSLは、昭和40年代までJR八高線で活躍していた9600型の1/10の模型。実物と同様に石炭で走ります。線路は、全長250m、日本工業大学附属東京工業高等学校の実習教材として製作したものを、学校の厚意により、当園に設置したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さかど太鼓」〔埼玉県坂戸市〕の演奏がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない  宮沢賢治」

 

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