男性漫才コンビのテレビロケでのこと、女性ゲストを迎え入れたとき、ボケが「ようこそ！」と言いながら片目をパチパチしました。柄でもないとでも思ったのか、ツッコミが即座に叫びました。「キモい。二度とやめてほしい」
漫才の一つのパターン、と言えるかどうか。それはさておき、「二度とやめてほしい」という言い方は何か変だな、と思われました。多分、「二度と」の下に続く禁止・打ち消しの語がなかったからではないでしょうか。例えば、「キモい。二度とやらないで」のように。…
〔以下、抜萃して引用させて頂きました。用例中の、見出し語を表す記号（ ー ）は、文字表記に変えさせて頂きました。＝引用者〕
『明鏡国語辞典』
にどと【二度と】
〔副〕
《下に禁止・打ち消しの語を伴って》決して二度は、その後は一度たりとも。
「二度と来るな」「その人とは二度と会わなかった」「二度とないチャンス」
まず、「二度とやめてほしい」の「やめてほしい」は、「禁止・打ち消し」ではなく、「希望」「要望」ではないでしょうか。「禁止」なら、例えば、「二度とやるな」「二度とやらないで」でしょう。そして、何を「やめてほしい」のか。それは、例えば「気取った言動」とします。
そこで、国語辞典の用例に則れば、「キモい。やめてほしい。二度とやらないで」とか、前出のように簡単に「キモい。二度とやらないで」といったところでしょうか〔やめてほしいものとしての「気取った言動」「そういうこと」などの言葉は省略しています〕。
ちなみに、上掲の漫才コンビは、ボケが年上、ツッコミが年下です。年下が、年上に向かって「やるな」「やらないで」といった「禁止」の語を発するのは気が引けて省略してしまい、まずは「やめてほしい」という「希望」の語だけになったということは、…あると思われます。
そんな場合でも、「やめてほしい」という「希望」の語なら「二度と」という副詞の使用はあり得ない、ということではないでしょうか。…
なお、「キモい」は、言うまでもなく「気持ち悪い」のことです。「俗語」として国語辞典に取り上げられています。
『明鏡国語辞典』
きもい
〔形〕
〔俗〕気持ち悪い。
「いつもへらへらしていてきもい」
▼「気持ち（が）悪い」の略。若者ことば。
｜表記｜ 多く「キモい」と書く。
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10月の終わり
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〔国営武蔵丘陵森林公園、2023/10/28（土）〕
渓流広場
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◎セイタカアワダチソウ【背高泡立草】（キク科）。
黄葉が始まっています。
こもれび花畑
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◎コリウス【Coleus（ラテン）】(シソ科)。11/6、コリウスの抜き取りが始まるそうです。
カエデ園
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◎リンドウ【竜胆】（リンドウ科）。
植物園展示棟前
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◎ホトトギス【杜鵑草】（ユリ科）。
ハーブガーデン
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ハーブガーデンは、先日11月1日（水）より「カラーリーフガーデン～いろはの庭～」へ改称したようです。
ボーダー花壇
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◎ サルビア レウカンサ【Salvia leucantha】（シソ科） 。別名＝メキシカン ブッシュセージ。
◎ダリア【Dahlia（ラテン）】（キク科）。
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「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 宮沢賢治」