デスノート(ドラマ) 第8話 さらば正義の探偵…ノートに書かれた名前は、L・ローライト | 怠け者のつぶやき

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 火口をキラ容疑で逮捕したと伝える報道が行われた。これを見た魅上はこのニュースに注視していた。

 L達は、対策本部に戻りデスノートに書いてあるルールを確認していた。名前を書いたものは死ぬ、と言う信じられないルールが有るほか、Lが気にしていたのは「このノートに名前を書いたものは、13日以内に再度名前を書かなければ死ぬ」というものであった。これを信じるならば、キラ容疑で逮捕したライトとミサが完全に白になってしまう。試す事ができず、その他のルールは想像していた物と同様であったため、書いてある内容を信じることとし、ライトとミサのキラ容疑を100%白であると宣言した。ミサは自宅へ帰る事を許されたが、ライトには引き続きキラ事件を追うために残る事になった。
 ホテルから出て行こうとするミサを呼びとめて抱きしめる。そして耳元で、ライトが森へ埋めたもう1冊のデスノートを取り戻すように指示をする。監視カメラでこれを観察するLであったが、模木に止められる。

 ライトの計画では、ミサがノートを掘り出しに行き、一度見たLの名前を覚えていればそれも良い。覚えていなくてもノートを交換しておいた事からミサにつく死神はリュークなので、ミサはきっと死神の目の取引を行うだろうと考えていた。
 ミサが死神の目を持つであろう事を予想してLを食事に誘う。キラ容疑が晴れたところで、改めて友人として食事をしようと言うのだ。ミサを抱きしめた事から、Lはライトに付き合い始めた理由を思い出したのかと尋ねるが、ライトは分からないふりをする。そこにLへ電話が来たためこれを受けると、ミサが暴漢に襲われた事がわかり食事は中止となる。

 ライトは、デスノートの事を心配してミサの所へすぐに向かう。病院でミサは警察に状況を尋ねられていた。ライトが入ってきて、警察に話をして2人きりにしてもらう。ミサに聞くと、デスノートは他の人間に奪われた事が分かった。
デスノートは魅上にわたっていた。魅上はミサの事を第2のキラと疑っていたため、探偵崩れの油田川と言う男にミサを尾行させ、決定的な証拠となりそうな今回の行動に際してキラに関わる物を取ろうとしていたのである。結果として手に入れたのは、キラからミサに向けての手紙であった。

 そしてデスノートを手に入れた魅上は、法で裁けない悪人を裁いていた。1日1ページと言う几帳面な性格で、犯罪者に対して「削除」と言いながら裁きを行う。

 デスノートの使用の仕方から、現在ノートの所持者は、キラの信者の犯行ではないかと言う事を聞いたのを機に、外でミサに付きまとっていた検事を思い出す。そしてミサを傷つけた犯人を捕まえるため、という理由をつけて捜査をしたいと申し出る。総一郎に一度止められるが、松田がフォローをするという事で、捜査ができる事になる。Lは情報を集め、すぐに油田川の身元をつかむ。大家に部屋を空けて中を捜査していると、本人が帰ってくる。中にいるのが警察だと分かると油田川は逃げてしまう。途中ライトが油田川に追いつくが、砂を掛けられて目つぶしをされている間に取り逃がしてしまう。しかしライトが「缶を見かけなかったか」という問いに動揺した事から、油田川が犯人であることを確信するライト。夜に油田川の家に入り込んで魅上の名刺を発見し、回収する。

 魅上の連絡先を得たライトは、人には分からないようメッセージとしてリュークの好きなリンゴをダンボールに入れて送り、到着したころを見計らって魅上へ電話をかける。そして自分がキラであることが分かる様に話をして、魅上とコンタクトを取る。
ニアとLはデスノートについて話をするが、結局は13日のルールが引っかかってしまい、これがなければライトとミサがキラで間違いないと考えていた。そこでニアは、手掛かりとなりそうな油田川の所へ向かい、情報を聞き出そうとする。しかし油田川に殴られてしまい、メロの人格が出てきて油田川を殺してしまう。油田川を雇ったのが堅持である事までは分かったのだが、それ以上は分からなかった。
魅上はライトにいわれ、Lの所にある火口が使っていたデスノートを押収しに行く。その時Lからライトに電話がかかってきて、対策本部ではなく外で会いたいと言われる。三上はノートを押収する時にLを発見し、死神の目で名前を見る予定であったが、外出により見付ける事ができなかった。

 計画が失敗した事に落胆する魅上であったが、その時テレビのモニターにライトとLが映し出された。Lはライトを呼び出し、キラがライトであるという推理を再度披露する。13日のルールについては、嘘のルールであるという考えをしていたが、ライトからそれでは自分をキラに仕立てたい様だと言われてしまう。その後Lは、2人きりで話がしたいからと取り付けていたカメラの線を抜いてしまい、他の人に見られる心配はなくなる。そこで、ライトにキラだと認めろと何度も言う。Lは、始めて人と言うものに興味がわいた、ライトは友人であるから、と話、もし認めない場合はデスノートにライトの名前を書くと言う。始めは嘘だと高をくくっていたライトであったが、Lは13日のルールを自分の死で確かめればよいと言い、実際にLが名前を書き始めたため、力づくでノートを奪いに行く。一進一退の攻防の末、ライトはLを倒しノートを手に入れる。そこにラインで魅上からLの名前が送られてくる。監視カメラの映像を対策本部へ飛ばしている時に、魅上がLを見て名前を記憶していた。ライトはデスノートに名前を書いてLの死を待つ。40秒後、Lの死を確認しようと振り向くと、Lは死んでいなかった。

感想
 オリジナルストーリーがてんこ盛りの今回。ミサが森にデスノートを取りに行くところまでは同様なのだが、原作と違いこれが失敗してしまう。Lとニアを同時に出してしまい、魅上も早い段階で出してしまった事で、これをつなぎ合わせるためのストーリーが必要となった。しかし簡単にバレそうな事が山ほどですね。魅上は油田川を雇った段階で足が着きやすいし、さらには本名の名刺まで渡してしまっている。対策室へのセキュリティは甘い等、稚拙な点は後を絶たない。ミサはこれほどの短期間に2回も暴漢に遭遇しており、だれか見張りを付けても良い気がする。ニアはなぜか油田川を殺すと言う暴挙に。でもそれはやりすぎだから、タイミング良く魅上が油田川を殺したんじゃないのか?とも思える。そして最後のLの説得。リスクが高すぎて世界最高の探偵にはどうも見えない。まあLも死んでいないしたぶんあのノートは偽物だとおもっています。最終的には、魅上に殺されるのでしょうか?でも、あんな風に堂々とデスノートを押収しに行ったら、そこにいた検事は確実にキラ容疑にリストアップされるよなぁ。おまけにあそこでLが死んだらライトは怪しすぎるし。やはり展開に無理があるようでならない。それから、ニアとメロの二重人格はちょっとイヤになってきた。話をひっかきまわし始めたし、メロは口が悪いだけでほとんど役に立ってない。そして模木役の佐藤二朗さんの演じ方もあまり好きじゃない。松田をバカにしながら、世話してやっている感を出し過ぎている感じである。彼自体が嫌いなのではないのだが、ドラマの模木のキャラクターも改悪の一つだと感じる。オリジナルの展開で、なんとか最後盛り返してもらいたい。