顧問CFO川井隆史のブログ -78ページ目

ヨーカ堂2割閉店ースピード感が疑問




セブン&アイホールディングスは2割の店舗を閉鎖することを


決めたと今朝の日本経済新聞に載っていました。第一四半期


の結果を見ると営業利益は818億円ですがそのうちコンビニが


661億、金融が115億でほとんどを占め、スーパーは60億を占め


るにすぎません。スーパーでもヨーカ堂の業績が悪く、既存店


売上は5四半期連続マイナスが続いています。いろいろな資料


を見るとヨーカ堂の対策としては本部一括の画一的な店舗づくり


ではなく、地域の個性にあった店づくりや品ぞろえに注力して


既存店の改装等もそれに応じて進めていくようです。その中で


不採算店などは閉鎖していく戦略に見えます。


  ただ、非常に理解できないのは2020年までに40店舗を少し


ずつ閉鎖していく点です。想像するに従業員を解雇ではなく配置


転換などで対応していくためだと思われます。しかし、当然閉鎖


候補の店舗は改装もしないでしょうから士気も低下、競合店は


攻勢をかけていくはずですから赤字の垂れ流しになるのは目に


見えています。このようなリストラクチャリングは現場で働いて


いる人たちにとって非常に無念だと思います。しかし、一気に


厳しい処分は行い、新たな気持ちで一から始めたほうが、短期


的には大きな混乱があるも長い目でみた場合好影響があるケ


ースが多いです。この5年間をかけてやるスピード感はリストラ


クチャリング戦略としては疑問です

ハイディ日高が最高益 -チョイ呑みはなぜ儲かる




イディ日高の2015年上半期の営業利益は前期比6%増の23億円


で最高益を達成したようです。その要因としてチョイ呑みが客単価


を上げているようです。確かに定食のみでしたら大体600円程度で


終わってしまいますが、チョイ呑みだと自分はどの程度飲食するか


考えてみました。生ビール1杯310円、枝豆170円、餃子210円、やっ


こ200円、〆のラーメン390円で合計1280円でした。ほぼ客単価が


2倍になります。ただ、2倍以上の時間滞在すると時間当たりの客


単価は通常の定食より低くなりますから逆に採算的には悪くなり


ます。しかし、基本的にはおひとり様であり誰も話し相手もいなけ


ればさほど長くいないと思われるので、通常の定食に比べ50%


増し程度の滞在時間の長さではないでしょうか。一方複数の顧客


で飲食する場合は回転数は下がりますが、その分比較的利益率


の高いとされるアルコールの消費量は増えると思われますので


その分でカバーできるという計算と推定されます。


サラリ―マン時代を思い出すと9時くらいまで残業して帰宅の際、


部下や同僚とちょっと食事と言ってもファストフードしかなく、かと


いって居酒屋に行くと2時間くらいは簡単に経ってしまうのでこま


った覚えはあります。そういう時、このようなチョイ呑みは非常に


ありがたいなぁと思いますね。したがって、ワタミなどの安い居酒


屋はその分の需要を奪われているのでしょうね。

山口組分裂をフランチャイズ的観点からみると




山口組から神戸山口組が分裂して抗争が勃発するのではないかと


特に実話系の雑誌などはにぎわっています。原因としては名古屋の


弘道会と神戸の山健組の主導権争いなどと言われていますが、この


ブログは暴力団をビジネスとして見て行きたいと思います。


広域暴力団はビジネス形態はフランチャイズ形態に近いです。基本


的には加盟店である下部(枝)の組織山口組系XX組はロイヤリティー


(上納金)をフランチャイズ本部(山口組本家)に支払います。このフラン


チャイズに参加することにより、XX組はブランドロゴ(代紋)を使用する


ことができます。やはり山口組のブランド力はこの世界では強いよう


なので競合他社(他の暴力団)とバッティングした際も無類の強さを


発揮します。したがってそのビジネスの売上(しのぎ)も群を抜いて


いるようです。いわゆるコンビニのフランチャイズでいえばセブンイ


レブンのようなものだったと言えるでしょう。しかし、暴対法やさまざ


まな警察の締め付けで売上(しのぎ)も苦しくなり、一方ロイヤリ


ティ(上納金)も直系の組で月100万でその他諸費用の負担もある


のでかなりフランチャイズ本部(本家)に対する不満があったと新聞


などは伝えています。コンビニなどでも、セブンイレブンの加盟店


が弁当の廃棄の負担で反乱を起こしたことは記憶に新しいかと


思われます。やはりフランチャイズ本部と加盟店の利益の配分


方法は古くて新しい問題です。


暴力団も任侠といった人間関係が重視される組織ではあるよう


ですが、やはり上納金(ロイヤリティ)としのぎ(売上)の経済原則


からは逃れられないようです。良くも悪くも組織が近代化してきた


ということでしょう。