先日、更年期障害の心の問題について書きました。 

 

女性は子どもの成長に合わせて生活が変化し、母親としての役割を果たすことに一生懸命になります。

気がつけば若い頃の自分とは容姿も変わり、女性としての在り方を見失ってしまうことがあります。

 

結婚前や出産前には、毎日お化粧をし、洋服を楽しみながら過ごしていたのに、子育てに追われ、

いつのまにか薄化粧で体型を隠す洋服ばかり選んでしまう。

 

夫婦関係もぎくしゃくし、男女の営みがなくなってしまう方も少なくありません。 

 

 

そんな時、心の中では

「もう女として見てもらえない」

「魅力がなくなった」

「私は終わったのだろうか」

といった思いが湧いてきます。

 

 

老けてしまった、体型が崩れた、誰からも必要とされていない──。

そんな感覚に襲われることもあります。 

「おしゃれをしても意味がない」

「私は女性として終わった」

と感じたり、

 

「母親や妻としては存在しても、ひとりの女性としての輝きは失われてしまった」

と思い込んでしまったり。 

 

 

実は私自身も、夫との会話が減り、子どもの教育方針の違いに悩み、離婚の危機に陥ったことがあります。あの頃は、「夫から愛されていない」と思ってしまったこともありました。

 

 

大切なのは、“母” や “妻” といった役割を超えて、

ひとりの女性としてどう生きたいかを見直すことです。 

 

 

更年期は決して終わりの時期ではなく、 

自分を再発見し、人生を新しくデザインし直すチャンス でもあるのです。 

 

 

たまには、ご主人と二人でデートをしてみてください。

昔よく行ったレストランに行ってみる、映画を観に行く、夜の散歩をする──

 

そんな時間が「ひとりの女性」としての自分を思い出すきっかけになるはずです。

 

 

 

 

 

毎朝6:30–6:50、オープンチャットで心と体の繋がり、心の在り方などお話しています。

オープンチャット「野上徳子の“病は氣から”」

https://line.me/ti/g2/bNG6nB-1n79vRK7MJWfoksVv1gLhXCyRJxzDJQ?utm_source=invitation&utm_mediu

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。