こんにちは、野上徳子です。
先日、「怒り開放ワーク」のファシリテーターを務めました。

 

 

少しトラブルもありましたが、なんとか乗り切って、
参加者の皆さんと一緒に、「怒り」という感情と向き合いました。

 

 

怒りを感じたとき、どんな状況だったのか?
そのとき何を思い、何を感じていたのか?

 

 

そんな問いを丁寧に掘り下げながら、
実は私自身も、ワークに取り組んでいました。

 

 

思い返すと、最近私が感じた怒りは――
患者さんに対して、でした。

 

 

何度伝えても、
お酒をやめない。
お菓子をやめない。
運動もしない。

 

体を壊しているのに、
どうして自分を大切にしないの?
そんな気持ちがこみ上げてきました。

 

 

 

でも、その怒りの奥にあったのは、
「もっと自分を大切にしてほしい」
という、切なる願い。

 

それは、
私自身が私に向けているメッセージでもありました。

 

残り物ご飯

 

家族がいない日は、適当な食事で済ませていた自分。


「自分のために、ちゃんとご飯を作ろう」
そんな想いがふっと湧き上がってきました。

 

 

怒りは、ただの感情ではありません。


その奥には、自分の本音や、
本当に大切にしたいものが隠れている。

 

 

患者さんを通して、それに気づかせてもらいました。
お一人おひとりの顔が浮かびます。

 

気づかせてくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。