今夏の市場が閉幕し、一先ずは26-27シーズンに臨むメンバーが確定したため、今年も2つ以上の国籍を持つ若しくは他国にルーツがある選手たちについてのまとめ。

リバプール公式ウェブサイトに掲載されている選手たちと、加入が内定している選手たち44名を5回に分けて紹介します。

訂正や追加など、情報をお持ちの方はXやこの記事のコメント欄にて教えていただけたらと思います。

①〜④はこちら。









ルッカ・ブルフマンス(18歳/GK)

国籍:ベルギー、コンゴ


ベルギー人の母親とコンゴ民主共和国人の父親のもと、アントワープにて生まれた。

父親の母国であるコンゴ民主共和国代表も選択できるが、2023年のU-15代表デビュー以降、世代別代表は一貫してベルギーを選択。

リバプールは彼の獲得に総額€35mを支払うとされるが、これは2024年夏にゲンクからチェルシーに€20mで加入したマイク・ペンデルスの記録を塗り替え、10代のGK史上最高額と言われている。




ジェレミー・フリンポン(22歳/RSB)

国籍:オランダ、ガーナ、フランス
代表資格:イングランド


両親はガーナ出身とされているが、セルティック所属時に受けたスコットランドメディアのインタビューにて『両親はオランダ人とガーナ人』と語っていることから、どちらかがオランダ人若しくはオランダ在住中に市民権を取得した可能性も。

また、両親のルーツからフランス国籍も保有していると言われているものの詳細は不明。

7歳の頃に家族でイングランドに移住したのち、2010年から2019年までマンチェスター・シティ下部組織に所属するなど長く居住していたため、イングランド代表を選択することも出来た。




ジャフェット・ガラン(16歳/CB)

国籍:スペイン、イングランド
ルーツ:ナイジェリア


バックグラウンドに関する詳細は不明ながら、リバプール公式などによれば生まれはスペイン。

両親のどちらか由来のものか、アクリントン・スタンリー下部組織からの加入ということから居住歴によるものか、イングランド国籍も保有。

後述のラッキーと同じくナイジェリア出身の両親のもとにスペインで生まれたのか、若しくは祖父母の出自からか、ナイジェリア代表資格も保有している模様。




ウェリティ・ラッキー(20歳/CB)

国籍:スペイン、イングランド
ルーツ:ナイジェリア


ナイジェリア人の両親のもとにスペインのサラゴサで生まれ、地元の小さなクラブでのプレーを経てレアル・サラゴサの下部組織に加入。

11歳の時に両親の仕事の都合でイングランドに移住し、13歳でリバプールアカデミーに加入すると、2023年にプロ契約を結び、2025年10月のクリスタルパレスとのリーグカップ・ラウンド16でファーストチームデビュー。

U-15とU-16イングランド代表としてプレーした経験があるが、2023年1月にU-17スペイン代表に招集されたほか、両親の母国ナイジェリアの代表資格も保有。




アイザック・マバヤ(21歳/RSB)

国籍:イングランド
ルーツ:ジンバブエ


ジンバブエ人の両親のもと、ランカシャーのプレストンにて生まれ、6歳でリバプールのアカデミーへ。

ジンバブエ代表資格も保有しているが、U-15からU-19まで一貫してイングランド代表を選択しているほか、父デイヴィッドさんはジンバブエ代表を選ぶ可能性は低いと考えているようで、2022年にジンバブエメディアThe Heraldに対して下記の通りにコメント。

『彼は二重国籍ではない。ジンバブエ代表としてプレーするには諸々複雑過ぎる。パスポートの手続きや、面倒な手続きが多くあるからね。』









ダニエル・マジェコドゥンミ(17歳/AMF)

国籍:スコットランド、ナイジェリア
代表資格:イングランド


バックグラウンドに関する詳細は不明ながら、スコットランドの首都であるエディンバラに生まれ、両親のルーツからナイジェリア国籍も保有。

幼い頃にイングランドに移住していることから、イングランド代表を選択する資格もある。

なお、マジェコドゥンミという苗字は由緒正しきものであり、始祖であるオイェネイエ・マジェコドゥンミの母親は14世紀から20世紀までナイジェリア南西部を統治したオヨ王国の王女であったとされる。




カイル・ケリー(20歳/CMF)

国籍:セント・クリストファー・ネーヴィス、イングランド


イングランド中東部のノーサンプトンで生まれ、2018年にリバプールアカデミーに加入、2022年10月に初のプロ契約にサイン。

A代表は父方の祖父母の出身地であるセント・クリストファー・ネーヴィスを選択し、2024年3月にデビューすると現在までに8試合1ゴール。

本人曰く、代表入りまでの経緯は、セント・クリストファー・ネーヴィス代表関係者が彼のインスタグラムを見た際、出身地が同国であることに気付いて接触したという珍しいもの。




アレクサンデル・イサク(26歳/CF)

国籍:スウェーデン、エリトリア


1990年代後半、アフリカ大陸北東部の国エリトリアから難民としてスウェーデンに渡った両親のもとに生まれた。

エリトリア代表資格も保有しているが、独裁体制や人権侵害などマイナスな面が話題になる国であり、国際試合に出場した代表選手の亡命も多く、レベルやチャンスを考えてもスウェーデン代表を選択するのは必然だった。

ただ、エリトリアを訪問して子どもたちと交流したり、地元クラブを視察するなど、自身のルーツを忘れてはいない。




ルイス・クーマス(20歳/LWG)

国籍:ウェールズ、イングランド
ルーツ:キプロス


父ジェイソンはウェールズのレクサム生まれの元ウェールズ代表選手で、1997年まではリバプールアカデミーに所属し、ジェラードやオーウェンと共にレギュラーとしてプレー。

母親はイングランド出身であり、自身もイングランドのチェスターで生まれているため同国の代表資格も保有していた。

また、クーマスという苗字はギリシャ系キプロス人の父方の祖父に由来するものであり、その経歴からキプロス代表資格も保有していたが、父の後を継いで2024年5月にウェールズ代表デビューを果たした。


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