今夏の市場が閉幕し、一先ずは26-27シーズンに臨むメンバーが確定したため、今年も2つ以上の国籍を持つ若しくは他国にルーツがある選手たちについてのまとめ。

リバプール公式ウェブサイトに掲載されている選手たちと、加入が内定している選手たち44名を5回に分けて紹介します。

訂正や追加など、情報をお持ちの方はXやこの記事のコメント欄にて教えていただけたらと思います。

その①、その②はこちら。








ペーチ・アールミン

国籍:ハンガリー
ルーツ:オーストリア


オーストリア東部ハインブルク・アン・デア・ドナウにて、ハンガリー人の両親のもとに生まれた。

幼少期はオーストリアで過ごしたが、13歳の頃からハンガリーのプスカシュ・アカデミーアの下部組織に所属し、19歳だった24-25シーズンにはファーストチームの正GKとなり36試合に出場して11回のグリーンシートを記録。

出生地であるオーストリア代表の資格も有していたが、世代別代表から一貫してハンガリーを選択し、2026年6月のカザフスタン戦でA代表デビュー。




フィルジル・ファン・ダイク

国籍:オランダ、スリナム
ルーツ:中国


17世紀から1975年までオランダ領であった南米の国スリナム出身の母親と、オランダ人の父親のもとに生まれた。

母ヘレンさんのフルネームはヘレン・チン・フォー・シーウだが、これは1920年代に中国広東省からスリナムに移住した陳火秀氏の名前を引き継いだもので、同氏は曽祖父にあたる。

父は幼い頃に家族を残して家を出ており、その父との確執もあってユニフォームの名前をファン・ダイクではなくフィルジルにしていると言われている(オランダでは親の離婚後も出生時の名前は変わらないため、法的な名前はフィルジル・ファン・ダイクのまま)。




ノア・アデコヤ

国籍:イングランド、ナイジェリア


マージーサイド生まれであり、イングランドの国籍も保有しているが、父親の母国であるナイジェリア国籍も保有。

U-20ナイジェリア代表のトレーニングに参加した経験があると報じているナイジェリアメディアも存在するが、現時点で世代別代表を含めどちらも招集歴なし。

幼い頃からリバプールを応援して育ち、2018年にトライアルを受けたが怪我で断念した過去があったが、2026年1月に念願叶ってリバプールへ。




DJエスデイル

国籍:イングランド、セント・クリストファー・ネーヴィス


マージーサイド生まれのスカウサーであり、幼い頃から応援しているリバプールにはU-10チームから所属している。

家族についての詳細は不明ながら、セント・クリストファー・ネーヴィス国籍も保有していることから、両親のどちらか若しくは双方が同国出身と思われる。

U-16時点ではイングランド代表を選択しているほか、現在も明言はしていないものの、カイル・ケリーと同様にA代表はセント・クリストファー・ネーヴィスを選択する可能性も否定していないと言われている。




アマラ・ナロ

国籍:イングランド、シエラレオネ


ロンドン生まれ、ロンドン育ちながら、両親の母国であるシエラレオネの国籍も保有。

かつては本人がシエラレオネ代表入りに前向きだったとの情報もあるが、同国協会の対応の遅れもあり、2024年のU-18代表招集以降、現時点まで世代別代表はイングランドを選択している。

リバプール公式のインタビューなどで家族の存在に大切さについて何度も言及し、スマホの待ち受けは幼い頃の自分と兄弟の写真、宝物はリバプールと契約した際に皆んなで撮った写真と語るなど、家族想いの一面が知られている。









ライアン・フラーフェンベルフ

国籍:オランダ、スリナム


かつてはオランダ領であった南米スリナム出身の両親のもと、アムステルダムに生まれる。

先祖であるアドルフ・フレデリックはオランダ領だったスリナムのプランテーションで奴隷として生まれたが、とても優秀だった彼の才能を認めた外科医の助手として働き始め、奴隷解放後は同国初の黒人医師となった偉大な人物。

ハンセン病の権威であったフラーフェンホルスト博士のもとで働き始めたアドルフ・フレデリックは、奴隷という立場からの解放の手助けをしてくれた博士に敬意を表し、フラーフェンベルフという姓を名乗るようになった。




アフォラミ・オナヌガ

国籍:イングランド、ナイジェリア


ナイジェリア人の両親のもとにロンドンで生まれたのち、マンチェスターのグラスルーツフットボールでの活躍がリバプールのスカウトに見出された。

信憑性は不明ながら、とあるナイジェリア系メディアは、本人に近しい人物からの情報として将来的にはナイジェリア代表を目指す意向であり、招集を強く望んでいると報じた。

『彼の意思は変わっていない。だが、今はリバプールのファーストチーム入りに集中している。』




ウーゴ・エキティケ

国籍:フランス、カメルーン


フランスに移住したカメルーン人の父親とフランス人の母親のもと、フランス北部ランスに生まれた。

2023年10月、カメルーン協会のエトオ会長がカメルーン代表入りを打診したと報じられたが、本人がフランス代表入りを目指すと強く主張したとされる。

ムスリムであることも知られており、リバプール公式のラマダンを祝う動画にて信仰心について語ったことも。




ジェイデン・ダンズ

国籍:イングランド
ルーツ:ガイアナ


マージーサイドに生まれたスカウサーであり、8歳からリバプールのアカデミーに所属しているほか、世代別代表は一貫してイングランドを選択。

父方の祖父の血筋からガイアナ代表でプレーしたニール・ダンズが父親であり、彼はレスター・シティやボルトンなどでプレーし、一時は練習生としてリバプールに所属した。

多才な家系であり、ジェイデンと父ニールはフットボールのプロ選手、祖父ニール・シニアはユーロビジョンのイギリス代表のコーラスを務めたうえにスケートボードのヨーロッパ王者でもあった。


にほんブログ村 サッカーブログ リバプールへ
にほんブログ村