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戦後昭和民生食堂流よりどり小皿の竹輪汁定食

 

no1319

2022.11.7

 

 輝かしい戦果で、名を残す名将ほど、「戦場の主役は、無数無名の兵」と、語を

残す。物事の「実」は、無名にこそあるという、「名」と「実」を明妙に表す話だ。

 日々繰り返す食生活の、大半は、ご飯とおかず、汁と香の物の、無数の組み合

わせ、無名定食達による、膨大な累積事実なのである。

無名定食軒

<28>

戦後昭和民生食堂流

よりどり小皿の竹輪汁定食

 煮魚やめざしや鯵の開き、ぬか漬け沢庵白菜漬け、煮豆佃煮味付け海苔、お浸しもろきゅう冷奴、網棚の向こうには、ぐつぐつ煮える具だくさんの味噌汁。ハエ除けの網戸越しに狙いを付けた小皿小鉢を、勝手に取り出し、「先に湯飲みに冷やで半合」と、酒を頼む。竹輪汁と飯は頼まなくても出てくる。肉が高価だった当時、豚汁がポピュラーな時代には、まだ数年とどかない。

 「最近メシの盛りが悪い」などとケチをつけて、大将と大喧嘩しても、ちゃっかり翌日に行けば、老女将がニコニコと茶を出す。昭和40年ごろ、バス停ごとにこんな店が1軒はあった。ごはんの友を少量ずつ盛り合わせた伴皿、魚や煮物の小皿小鉢を数点選べば、酒もメシも間に合ってしまうし、何よりも値段が安かった。そんな思い出に浸りながらの秋の夜長も、悪くない…

お茶:静岡産粉茶

刻み沢庵:紀州沢庵、黒胡麻、一味唐辛子

 

ごはん:黒胡麻添え

 

伴皿:梅干、紅白なます、塩昆布、きんぴら皮大根

茶碗酒:清酒1/2合

 

小鉢:本鮪血合い志ぐれ煮、刻み青葱、一味唐辛子添え

 

ぶり塩:鳥取県産天然鰤の塩焼、おろし大根、ポン酢、紅生姜添え

 

覗き(豆鉢):シメジの軸の甘煮

 

竹輪汁:竹輪、刻み大根(皮)、白菜、春菊入り味噌汁、刻み青葱、一味唐辛子、柚子皮添え

などの、

無名膳。

 

 

では、また次回にバイバイ

 

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鳥   2022.11.7.きょう朝:11野菜3キノコの餅粥

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K朝

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今日の朝食*11野菜3キノコの餅粥

11野菜3キノコの餅粥で朝ごはん

 

 べつにやけくそで委細構わず入れて炊いたわけではない、野菜棚保管のじゃが芋玉葱以外、冷蔵庫の野菜槽の中身を点検しながら、朝粥の具材を用意したら、11野菜3キノコになってしまった。いつもより4~6品目多いのに、1種類の量をいつも通りにしたのが悪かった。土鍋の中は、後乗せで半生に蒸された葱と葉物と茄子が、とろけた南瓜まみれで粥に絡んで、騎馬戦の終盤の様なカオス模様を呈している。見た目の異常事態にはひるまずに、薬味と伴皿アイテムを添えて食ったら、なんとお味はベリーナイス、とろけた南瓜がルウのようにトロミになって、コックリと全体をまとめ上げている。味わって見直すと、カオスも美しい。

 

餅粥←:(キャベツ、白菜、茄子、南瓜、小松菜、春菊、長葱、大根、ごぼう、人参、キヌサヤ、シメジ、エノキ、椎茸、焼餅入り)、

伴皿:(梅干し、紀州沢庵、紅白なます、きんぴら皮大根、塩昆布、シメジの軸の甘煮←)、

薬味:(刻み青葱、刻み柚子皮)、

 

お茶:(粉茶)、

…でした。

ではまた~パー

 

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