放生会について① | 堀田はりいと猫サリーのブログ


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サリーは、おきものにゃんことグースカピー。



NHKのローカルニュースを見ていたら、現在福岡の筥崎宮で行われている放生会(ほうじょうや)のことを「秋の収穫を願う祭り」と解説していた。


筥崎宮発行のパンフレットには、

「放生会のいわれ」
放生会は万物の生命をいつくしみ、殺生を戒める神事と記されている。



筥崎宮の放生会に行ったのは、子どもの頃。遠い昔の夢か幻のような、ぼんやりと断片的に映像として残っている。


当時、福岡市街地はまだチンチン電車(路面電車)が走っていた時代で、南区の自宅から西鉄電車に乗って、福岡駅(わたしの子ども時代の西鉄大牟田線は高架ではなかった。福岡駅の改札口を出たら岩田屋だった)に行って、天神からチンチン電車で貝塚行きに乗って、筥崎宮に行ったのだろうと思う。



時間帯はたいてい夕方だった。
覚えているのは、お面売り、金魚すくい、的当てなどの露店、お化け屋敷や何か怪しげなもの等など。
摩訶不思議な世界のように頭に残っている。


お面を被って兄や弟や友達と遊んでいたが、おそらく放生会で買ったお面だったのだろうと思う。
ちなみに古くは「被る」は「神が憑く」と同義。
「笠を被る」や「面を被る」は神が憑く状態を表す。
日本の祭りには被り物は欠かせない。韓国も同じ。


一度、放生会で迷子になったことがあった。わたしではなく、わたしの母が。一緒にいた叔母と探し回ったが、見つけられなかった。帰宅したら、家に母がいたので、ほっとしたことを今でも覚えている。



ご参考までに、ウィキペディアにはこう記されている。
放生会(ほうじょうえ)とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式である。仏教の戒律である「殺生戒」を元とし、日本では神仏習合によって神道にも取り入れられた。収穫祭・感謝祭の意味も含めて春または秋に全国の寺院や、宇佐神宮(大分県宇佐市)を初めとする全国の八幡宮(八幡神社)で催される。特に京都府の石清水八幡宮や福岡県の筥崎宮のもの(筥崎宮では「ほうじょうや」と呼ぶ)は、それぞれ三勅祭、博多三大祭として、多くの観光客を集める祭儀としても知られている。


筥崎宮放生会は9月18日まで。

(つづく)


「東遊伝」~第二十六幕:筑紫の国の都へ~伎楽の儀~より
「通事さま、この美しい大河の名は何と言うのです?」
「地元の人々は『ミカサ』と呼んでおります。意味は存じ上げませんが」
「『ミカサ』ですか。おそらく『神笠』と書くのではないでしょうか?であれば、神が憑くという意味ですから、この川自体が神さまなのでございましょう。この国の人々の信仰心の篤さがわかるような気がしますねえ、皆さま」
 ○○○は、今度は『ミカサ』の川に奉げる和歌を詠んだ・・・


祝、ホークス三連勝!!



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