地球上の生き物にとっては無くてはならない水
でも、時には恐ろしい姿に豹変する。
まるで我々の昨今の営みを叱責するかのように
今年も厳しく全国の河川で暴れているようだ。
稲作には大量の水が欠かせない。必然的に
日本中の米農家は水を死守しなければならず、
必要な時期に不足する時には熾烈な争い事に発展したりしていた。
そんな争いを少しでも無くすのに、まずは平等に水を分ける、
と言う事を先人達はこのような方法で解決してきた。
普通に考えれば川幅を耕作地面積に応じて正しく取水口を
分割すれば良いかに思うが、川の流れはそんなに都合よく、
水量を分けてはくれない。堆積物などあり色々な不都合が生じる。
そこでこのような円筒分水槽が作られた。
県内には他、大小幾つかの施設があるようなので、年内の
訪問見学計画に入れよう。