県内にある大きな水の分配装置「円筒分水槽」
を見に行って来た。先ずは大まかな概要。
我々の飲み水や田んぼの用水の水は先ず、このように
貯められたダムから分けて貰う。ここは剱岳への登山口
馬場島への途中にある上市川第一発電所だ。
写真の右横の水門辺りから取水されているようだ。
一部は飲料用の飲み水を作る施設へも送られている。
取水口から少し下った場所にあるミニダムだ。
此処でも地域・種類の分別がされているようだ。
分別された用水用の水は奥から手前へ
強めに付けられた勾配の水路で勢いを増している。
勢いを増した水は、この円形の施設の地下から中心に
吹き上がる。そして、外側のプールに均等に落ちる。
均等に落ちた水は左右の水路に公平に分けられる。
こんな物なんで作る必要があったのか!と思うが
色々な環境の地域に不公平無く水を分けるのには
此処までしないと問題が起きたようだ。
この地域にはもう一つ同じ設備が存在していた。
年季の入った大きな設備だった。
この流域は猫又谷から毛勝山・僧ケ岳辺りの谷と
見られるので水量も相当だろう。従ってこの古い施設は
流れ込む水量も半端ないものだった。それで富山平野
東側の水をまかなっているのだろう。
最後に県内で一番整備されていて「うるおい環境富山賞」
と言うのをH25年に受賞した「東山円筒分水槽」見に行った。
此処は剱岳の早月尾根の左岸の谷の水と言う事になるだろう。
仕組みを解説した案内板。観光客も多いので少々ビックリ。
綺麗な水が快い音と共に溢れていた。
細かな霧の発生。良い連休だった。