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お久しぶりです。



本日のブログを担当させて頂きます

4年の今井月です。








インカレまであと、2日









最後のブログ

語る機会なんてそんなにないので

今までの気持ち、今の想い、素直に書きます。







あっという間に最後のインカレ。







1年目のインカレをまだ鮮明に覚えているのに

もう大学水泳が終わるのか、と

そんな気持ちです。










“この大学に入って一度も後悔した日はない”










去年卒業された先輩がブログで書いていたのを

覚えています。








でも私には、そんな模範的な解答は

胸張って言えないのが本音です。







私の中で

“楽しい水泳” というのは多分中学生までで、

泳ぐ事が仕事というか、責任というか...


気負いすぎ、楽しみなよって

思うかもしれないけど、そうじゃない、


楽しいと思うのは結果が出た時だけで

早咲きだった私にとっては結果を出す事が

使命だと早い段階で思ってました。


宿命なんだろうなって。






側から見ても高校生までの私は、

オリンピック、世界水泳の代表に入って、

順風満帆な競技生活を送ってきてたと思います。






でも大学に入って数年間は、

全くと言っていいほど思い描いていた

水泳人生とはかけ離れていて、

こうしたい、ああしたいって気持ちがあるのに、

その理想に対して身体がついてこない事が、

ただただ苦しかった。

ひたすら辛かった。






私にとって初めて親の意見を聞かず

自分の意思で決めた事が大学選択でした。



そんな自分の選択が

本当に正しいものだったのか

自信が持てない時もあったし、

全然結果を出せない事に対して

何度自分に嫌気が刺したことか。



家族にも、先生方にも、スポンサーさんにも

トレーナーさんにも、多くの人に

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。







レベルも意識も高いこの大学に入学した事を

誇りに思う気持ちもあれば、

劣等感や生きにくい感覚もずっとありました。


自分は努力のできない人間なのか?

って思わされてる気もして

きっと人生で一番悩んで、泣いて、

もがいた時間だったと思います。







よく、

“結果よりそれまでの過程” とか

“努力は必ず報われる” って言葉を聞きます。



正直、こういう言葉に何度イライラしたことか

わからないくらい、私の性格は捻くれているのか

そんな言葉はただの綺麗事で、

結果が出なければ過程を見てもらえることなんて

ほとんどないし、努力しても報われないことの方が圧倒的に多いと思ってます。


勝負の世界にいる以上、

負ける人の方が多いのは当たり前で、

勝った人しか見てもらえないのが現実であって、

この残酷な世界にいる事がどれだけしんどいか、

何度も逃げたいと思ってました。







“水泳ができる今井月”

“水泳ができない今井月” とでは

きっと周りは全く違う。


このまま自分から水泳がなくなってしまったら

どうなってしまうのかって、

誰もいなくなってしまうんじゃないかって、


尋常じゃない不安と孤独さで

何度も壊れそうでした。






それでも変わらず支えてくれた人がいて、

その人たちの励ましの声に、言葉に、

どれだけ救われたかわかりません。





自分は幸せものだなって思えた。







だからこそ、どれだけ時間がかかっても

こんな私の水泳に期待してくれて、

応援してくれている人に

結果を出して認めてもらいたかったし

水泳で恩返しするのが私の使命であって、

この3年半、逃げたくて仕方なかった時でも

耐えて耐えて、耐え抜いて、

どうすれば良くなるのかを考えて、

自分なりに乗り越えてきたつもりです。









そして、その時どんな結果であろうが

いつも心の片隅に、

自分はこんなもんじゃないって気持ちがあって、

誰よりも自分の可能性は自分が一番信じてきたし、

この世界で生きていく選択をした自分にも、

これまでの水泳人生にも、

これからの水泳人生にも、

プライドと責任を持っているつもりです。









この3年半はきっと東洋大学じゃなかったら

自分のことすらまともに知れなかっただろうし、

良くも悪くも見ることのできなかった景色や

経験できなかったことばかりで、

辛い事も、嬉しかった事も、

全てに意味があったんだなと、

4年になった今、思えていることが幸せです。








先生方


大学3年半以上に、中学生の時から

沢山指導して頂きありがとうございました。

「平井先生の自慢の選手になる」

「東洋が誇る選手になる」

事が私の理想で、この大学に入学しました。

わがままをたくさん言って

その度に困らせてしまいましたが、

私自身が成長する機会を与えてくださり、

感謝しています。

これから東洋大学OGとして、

恥じないような水泳選手、

そしてひとりの人間として立派になれるよう

努力します。

本当にありがとうございました。








同期


3年半ありがとう!

去年のインカレが終わってから、

練習拠点を変えたいと言った時、

「月の水泳人生だから決めた事は応援する」

と言ってくれて、最上級生がこの選択をする事に

きっと自分勝手だと思ったと思う。

それでも背中を押してくれてありがとう。

任せてばかりで4年生らしいことなんて

何もできなかったけど、

あの時の選択が間違ってなかったっていうのを

このインカレで証明したいし、

なにより、最後みんなの水泳が、

悔いなく終われますように。

4日間、一緒に闘い抜こう!








後輩


本当に可愛くて素直で、こんな私に

「月さ〜ん」ってきてくれる後輩達を見てると、

みんなの日頃の頑張りが報われてほしいし、

少しでもその力になりたいって思います。

インカレって闘えないと面白くないし、

どんな試合にも代えられない特別な試合だから

どうか恐ることなく、強気で

おもいっきりぶつかって欲しい。




りんか


私なんかに憧れて高校大学とついてきてくれて

ありがとう。

初めて会った時、「私月さんのファンです!」って照れながら言ってきたのを今でも覚えてる🤣

本当可愛いんだよな〜。

この一年、一緒に練習できなくてりんかにはすごい申し訳なかったし、りんかにとってきっとうまくいかない事も多かった一年だったと思うけど、逞しくなったりんかと今年こそは一緒の舞台で泳げる事を楽しみにしてる❤️








そして

花梨ちゃん



何から話せばいいんでしょうか...


大袈裟とかじゃなく、

花梨ちゃんがいなかったら辞めてたと思う。

お互い中学生の頃からトップにいたからこそ

うまくいかない時間が長くて、キツくて

2人してメンタルボロボロになって、

カラオケで一緒に号泣した事もあったな🤣

でも花梨ちゃんがいたから、

今日も練習行こうって思えてた。

最後の一年は別々の場所で頑張ってきて

もちろん寂しい気持ちはあったけど

全てはこのインカレでいい思いをする為だと思ってるので、最後、絶対笑って終わろうな🌈

もってるパワー全部あげたいくらい、

応援してる。出会えてよかった😉❤️‍🔥










東洋大学に入って一番最初に立てた

インカレでの目標は










“5冠×4年間 インカレ20冠”








でした。





東洋じゃなきゃできない

私にしかできない目標を達成したかったけど

3年目でこの目標は絶たれたし

こうなったらただ勝つだけでなく

内容にこだわって勝ちたい。



正直インカレなんて、勝てればいいし

日本選手権や代表の試合に比べたら

大したことないって思ってた。

けど、4年生として迎えるこのインカレ、

何が起こるかわからないからこそ

めっちゃ気合い入ってます。



あとこの一年、普段から何かを与えるような

先輩になれなかった分、

このインカレでみんなの記憶に残るようなレースがしたい。



それくらいしかできないと思ってます。








去年までとは違う、強くなった自分で

チーム東洋としての誇りとプライドを持って

去年のインカレの借りはインカレで

返したいと思います。









そして最後に






“この大学に入ってよかった”








って言って終われるように。








あと2日...








〜貫徹〜

Toyo University