子どもだからこそできる
テレビ番組などでスーパーキッズが特集されていることがあります。
先日、3歳でスノーボードが上手に滑れる子どもが紹介されていました。
これに対して、多くの方は凄いと感じます。
大人でもできないのに凄い!
実はこれ、子どもだからこそ上手にできることもあるのです。
別にひがんで言っているわけではありません。
ひねくれているわけでもありません 笑
実際、凄かったですからね。
臨床経験から、感じることがあるのです。
もちろん、スーパーなことができる子どもたちは才能が飛び抜けているのだと思います。
ただ、大人でもできないのに・・・、子どもなのに・・・という表現は間違っているように感じるのです。
むしろ、子どもだからできるといった方が分かりやすいかもしれません。
これは、先入観がなく、恐怖心も少ない、悪く言えば何も知らないからこその能力かと思います。
スノーボードの滑走であれば、余計なことを考えず単純に滑るという行為に対して一番効率の良い身体の使い方をしていると思われます。
頭で考えるのではなく、転ばないように滑ろうとして勝手に滑っているといったところです。
つまり、本能で滑っているということです。
筋肉量の少ない赤ちゃんが高速でハイハイができるのは、筋肉を主動させているのではなく重心移動をうまくしているからです。
本能で重心を移動させて動いているのです。
これからは、成長していろいろな経験をしていくうちに頭で考えるようになります。
これが、時には効率よく滑ることに対して邪魔をすることになるのです。
来院されている方の中にも多く見られる傾向です。
分かりやすく言えば、力が抜けないのです。
余計な力が入っています。
無意識下でも命令が勝手に出てしまっています。
そうすると力が抜けず、今までの自身のバランスをなかなか変えられません。
経験は悪い事ではありませんが、経験が邪魔をしています。
例えば、正しい姿勢で立つようアドバイスをしても立てません。
正しい状態とのギャップが大きくなっています。
ピュアである子どもは、みんな天才です。
子どもたちのとっては、興味があるかないか、環境があるかないかではないかと感じます。
その先にステップは、経験や頭で考えることが重要なのは間違いないでしょう。
そこをどう伸ばしていくか?
でも、それが無理やりなら意味はありません。
ちゃんと導いて上げられるといいですよね。
では、ピュアでなく余計な情報を取り入れすぎてしまった大人はどうすればいいのか?
それは訓練と学習です。
矛盾しているとうに聞こえると思いますが、意識と少しの努力が必要です。
本来の自然で安定した姿に戻れるよう、できるだけ力を抜いて意識をしてみるのです。
豊洲カイロは、そのお手伝いをさせていただきます。
頭でっかちになったことで、バランスを崩した大人の皆さん、正しい状態を取り戻しましょう!
伊藤 友円
※院内およびスタッフは、感染予防対策をとっています。
ブログ:新型コロナウイルス対策
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