不妊の東洋医学的分類に傾向はあるか? | とよしま鍼灸院 鍼灸ブログ

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石川県能美市で妊活さんなどへの鍼灸を行なっている、とよしま鍼灸院 院長のブログです。日々の活動などの緩い記事はこちらで書いています。

当院は妊活さんを漢方的なカテゴリーに分類しています。

その割合については漢方薬を処方している施設などを中心として報告されています。

鍼灸の施設では明治国際医療大学の田口玲奈先生が報告しています。

 

不妊を主訴とした患者さんに対して、東洋医学的な診断法の一つである気血水スコア

https://www.o-athome.jp/img/outpatient09/気血水スコア.pdf

を用いて評価してみたところ、下記の順になったということでした。

 

1位 水滞 82.8%

2位 血虚 51.7%

3位 瘀血 41.4%

4位 気虚 27.6%

5位 気鬱 17.2%

6位 気逆 13.8%

 

また漢方施設での分類について調べてみるとある報告では、

 

気虚 30例

気滞 27例

瘀血 26例

血虚 12例

水滞 7例

(治療例/コントロール例合算)

としています。

 

その他のいくつかの報告を見ても施設ごと、治療者ごとでまちまちなようで一定の傾向は見られませんでした。

 

よくよく考えてみると、

カテゴリーに分類する過程(証決定)において治療者の主観が必ず入ることやその施設の場所(県)などでも違いがあるので仕方がないことかもしれませんね。

ちなみに上記の漢方施設は徳島県にあります。

水滞は少ないですね。

明治国際医療大学は京都で水滞が一番多いとなっています。

石川県も同様な傾向があるかもしれませんね。

 

本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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