慢性蕁麻疹に対する鍼灸療法について。
研究論文はもちろん臨床報告すら非常に少ない。
なのになぜ当院で始めたか？
それはある主訴の患者さんに鍼灸施術を継続していたところ慢性蕁麻疹が良くなっていった経験があったから。
慢性蕁麻疹は主訴ではないし、私も良くなるなんて思っていなかったし、知識も全くなかった。
当然、主訴とは違うので患者さんも良くなるなんて思ってもいなかったでしょう。
さてこの患者さんの施術を見直してみると水滞というカテゴリーに対する施術になっていました。
また現在施術させていただいている患者さんも水滞への施術を加えてから非常に良くなってきました。
下記のブログではこれまで報告されている経穴を抜粋していますが、どうやらこれでうまくいく症例は少ないかもしれませんね。
先日はアトピー性皮膚炎の講演に参加してきましたが、うまく鍼灸するとアトピー性皮膚炎よりも良く効く疾患かもしれませんね。