雑文保管庫
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噛み合わない歯車と京葉線地下ホーム

上手くいかない日もある。

何をやっても上手くいかない日
というのがある。

今日は朝からそんな一日だった。ずっと良くないことが続くのではなく、良い方向に進んでるな、と思うと一転、思わぬ方向に行って行き詰まる。そんな一日だった。仕事でも遊びでも、流れみたいなものがある。行き詰まってると思いきや、ある瞬間、かちりと歯車が噛み合って前に進み出すことがある。回りはじめた歯車は、次の歯車に受け継がれ更に次の歯車を回しはじめる。最初の小さな力でどんどん前に進んでいく。調子の良い日だ。
しかし、今日はその反対だった。歯車が噛み合った!と思って気を許すと、数分でそれは不快な音をたてて固着し、前にも後ろにも戻れなくなる。そこで立ち止まりカバーを外し、ネジを緩めて歯車をバラバラにする。もう一度組み直してスイッチを入れる。動き出す。数分後また止まる。繰返し…。疲れとストレスが溜まり分解、組み立ての工程が粗くなる。悪循環。
それでも前には進んでる。ドタバタしながらだけど、一応前には進んでる。帰宅して今日一日を振り返る。京葉線を思い浮かべる。東京駅から京葉線地下ホームへ向かう道程。長い長い動く歩道に乗って前に進む。安心して他ごとを考えていると動く歩道が終わって、おっとっと、となる。足の裏の感触を取り戻し自分の足で歩きはじめる。すぐに動く歩道が現れ、おそるおそる流れに身を任せる。宙に浮いた様な違和感を感じながら進み、また、おっとっと…。
いろんな日がある。若い頃はそんな不自由な流れに無理に逆らおうと、必死に足掻いたこともある。少し大人になった今は、こんな日もあるさ、明日は自分の足で前に進むと良いな、と思う。夜はリラックスして本でも読もう、と思う。仕事帰りに本屋に立ち寄る。久しぶりに面白そうな本にめぐり合う。
上手くいかない日もある。
でも悪いことばかりじゃない。

明日のために歯車に油を注して、
準備万端、備えよう。
365分の1。
じたばたすることもないさ。

郭公からコンピュータ進化論

最近のNHKの番組は秀逸。さっきみた『NHKスペシャル ホットスポット最後の楽園』は面白かった。東アフリカ・神秘の古代湖で独自進化を遂げるサカナたちの話。番組中で、東アフリカの湖でガラパゴス進化したナマズが、他の種のナマズの巣に卵を産み付け育てさせる、といった『かっこう』のような生態を紹介していた。自分の子どもたちは生まれてすぐに全部食べられてしまっているのに、健気に他の種の子どもを必死に育てるナマズに、魚界の生存競争の厳しさを涙ながらに知る。それはそうと、『かっこう』と言えばそんな『託卵』が有名だが、そんな生態をモチーフにした昔読んだ小説を思い出した。
『カッコウはコンピュータに卵を産む』
カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉/クリフォード・ストール





まだ『インターネット』なんていう言葉が存在しない1980年代後半が舞台で、研究所のUNIXが何者かに不正アクセスされ管理者権限を奪われる。(今クラッカーとかハッカーとか呼ばれる者たちの走り)。その不正アクセスに気がついた主人公とクラッカーとの世界中の通信網を駆け巡る闘いを描いたノンフィクション小説。専門知識ばりばりだけれども、翻訳が良くて一気に読むことができる。もう時代遅れ的な背景だけれども、現在のネットワーク創生期の状況がわかってなかなか面白い。この時代は『インターネット』といわれるオープンな状況ではなく、また『常時接続』なんて夢の又夢、又三郎な時代。その後90年代後半に入って商用のネットワークが解放され、21世紀に入ってブロードバンドの世の中になる。たった20年そこらの話である。コンピュータ環境やネット文化は凄まじいスピードで進化していて、来年にはどんな世界が待ち受けているのか予想すら出来ない。自動車の歴史を紐解けば、最初の蒸気自動車が登場したのが1769年、18世紀!。T型フォードの登場でも1907年、まだ明治時代。改良に改良を重ねて100年も200年もかけて進化してきたとは言え、自動車は構造的にそう大きく変わっていない。しかしインターネット(と言うかネッワーク世界)は、たった20年で全く別のものに急速進化している。コンピュータと言えばあのでっかい移動不可能なものを指していたのはつい最近のことなのに、それがあんなちっぽけなものになって、更には携帯電話でネットが出来る時代になった。改めて考えると恐ろしい限りだ。僕らが小さい頃、今のパソコンの原型というかその走り『マイコン』だなんていう、今では恥ずかしくて口に出来ないような名前のものの登場に立会い、それと共に成長してきた。そうして僕らの世代は何とか今の流れの末端に食らいついてきた(既に脱落した者も多いが)。だが、もうあと5年や10年も経てば、全く未知のものに進化して、学校を出たばかりの子達に『そんなこともわからないんですか?おやじ(もしくは情報弱者)』なんて罵られる日がやってくるのだろう。しかもそう遠くない日に。何とか努力して這いつくばってでもその流れについて行きたいものだと思う。アンテナを立て続け、常に情報を更新して、周波数の変更に敏感に反応していきたい。
ちなみにその番組中で、東アフリカのとある湖では、独自進化を遂げた(しかも短期間で!)固有種の魚たちが、周辺の人間の食用にと投げ込まれた肉食の外来魚によって、一気に絶滅の路へと進んでおり、既に数百種の固有種が絶滅したと紹介されていた。
はて?どこかで似たような状況が。
日本という狭い島国で、急速に高機能化の独自進化を遂げた携帯電話(ガラパゴス携帯、ガラケー)は、近年、AppleのiPhoneやGoogleのアンドロイドOS搭載のスマートフォンの登場で一気にその圧倒的な国内シェアを失いつつある。果たして10年後、日本の携帯電話市場がどうなっているのか?コンピュータやネットワークの状況と同じく、楽しみでもあるし、そして今後の状況について行くことができるかが不安でもある。

そろそろ自炊しようかと思う

自炊をしよう…包丁と鍋とフライパンを駆使して自分ちで料理すること…ではなく、こちらの『自炊』。今まで頑なに書籍の電子化の波に抵抗してきたのだが、色んな人のブログを見ているうちに、そろそろウチも自炊しようかと思い立つ。そうすれば、あの産廃ゴミ埋立地(自分にとってはある意味、夢の島)の様な乱雑な書棚から解放されるし、本棚が空けばまた更に本が買える(うはっ!)。来るべき東海、東南海地震時にも、本で圧死するリスクがなくなる(イイね!)。

先日も仕事中に行方不明となった本を捜して右往左往。会社と自室を何往復もするが結局見つからず。『ねぇーねぇー、こんな本知らない?』とスタッフに尋ねるも、『知らん。しゃちょー、自分の本くらい自分でちゃんと管理してください』と怒られる始末。バツが悪いので『ねぇー、持ってる本が全部iPadに入ってて、チョイチョイって検索して探せたら便利だと思わないー?』と言ってITにも強いんだぞ的上司を演じてみたが、『そんなこと言ってるヒマがあれば、デスク周りの平積みされた本を片付けたら?』と返されあえなく撃沈。だが僕はめげないつよい子。全部電子化して、スマートにiPadを小脇に抱えて(体型はアレだが)、みんなを見返してやるよ、と密かに誓う(暗い)。

さて、そういう訳で蔵書を全部自炊して電子化してやるぜ計画を早速開始する。先ずは、書籍の電子化をしている先人たちの記録(ブログ)を読む。裁断機とスキャナを用意すればいいんだな、少々初期投資が必要だが、本を探す時間ロスを考えれば安いもんだ。要は、本をバラバラにしてスキャンして、PDF化すればいい訳だ。VERY EASY!それを会社のサーバーに保存すれば、会社でも自宅でもスタバでも、アクセスさえ出来ればいつでも読める。クラウド的スマートライフ、格好イイ!夢は膨らむ。早速iPadを購入せねば!…とひとり盛り上がる。

ま、ここまで読めばオチは容易に想像できるわけだが、ひとり盛り上がってる時は、往々にして肝心な事に気がつかない。

そう、誰がそれをするのだ。そんな時間がどこにあるのだ。小一時間考えて(考え過ぎ)、自分でそれをするのは無理だと悟る。大体、超にベリーがつく位の面倒くさがりがそんな単純作業に耐えられるわけもなく、途中で投げ出すことは、太陽が東から昇って西に沈むくらい明白だ。中途半端にやめると余計に探す手間が増えるだけだ。
目が覚めた、そして冷めた。紙でいいじゃないか。裁断後にゴミが増えるし、ムダな電力を使わなくて良い。ECOだ。最初から電子書籍を買うならまだしも、紙書籍を買って、すぐにバラバラにして棄てるなんて、地球に優しくない。やめた、紙ベースでいい。そんな暇があれば、料理本でも買って本当の『自炊』をする方が余程文化的生活だ。という訳でまた代わり映えのしないいつもの日常にもどる。
因みに、こんなサービスがあるらしい(こういうのは他炊と言うらしい)。ゴミ問題はともかくこれは魅力的かも。著作権云々は知らないが。


あ、iPad…。








(冗談です。頼んでません)

iPhoneからの投稿
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