リーダーシップについて
mixiを見ていたら、マイミクの日記に「リーダーシップ」云々の話が出ていた。mixi内でコメントしようかとも思ったけれども「まじめに答えるな」、とか言われそうなので、こちらに書くことにする。
本屋に行くと「リーダーシップ」云々とかのHOWTO本的なものが、これでもかとばかりに溢れている。手にしたことは無いのだけれども、大体内容の想像はつく。
そして、これらの本を読んで「リーダーシップ」を「身につけよう」などと考える経営者や管理職が多い。
そして往々にして間違った解釈で、社員や部下に迷惑をかける。
「リーダーシップ」とは何か?ドラッカーが「現代の経営」の中で言及している説明が端的で解りやすい。
「リーダーシップとは人を引きつけることではない。 そのようなものは煽動的資質にすぎない。仲間をつくり、人に影響を与えることでもない。そのようなものはセールスマンシップにすぎない」
殆どの自称「リーダーシップのある経営者(上司)」はこのパターンになる。だから周りにはYesマンしか集まらない、若しくはYesマンのみを周りに集める。その無能な取り巻きにおだてられ、担ぎ上げられて、裸の王様的な状態に陥る。そして、下からの率直な意見を聞かない、無視する。
何故なら自分は、「リーダーシップを備えた優れた経営者(上司)である」と本気で信じて疑わないから。 自分が絶対と信じ他からの進言を必要無いと誤解する。軽薄なリーダーシップ論(←セールスマンシップ論だが)に踊らされて、やがて組織は崩壊へと突き進む。
「リーダーたることの第一の要件は、 リーダーシップを仕事と見ることである」
そう認識し、自ら目標を定めそれに向かって「仕事」することが本来の「リーダー」の姿であり、その采配や結果が「リーダーシップ」となる。安易なHOWTO本や宗教じみたセミナーで「リーダーシップ」と「セールスマンシップ」とを混同して、経営者ごっこをしている暇があれば、とにかく経営者(上司)は「仕事」をしろ、と言いたい。
「リーダーシップ」は「資質」ではなく「仕事」なのである。
※余談だけれども、
「リーダーシップ」のみならず「セールスマンシップ」すら持ち合わせない、某首相は問題外である。