今月も、保健所の親の会に参加させていただいた。
同じメンバーが、同じように、ひとりづつ現在の状況を語る。
「こちらに3年通ってますが、まったく変化はありません」
などと、皆さん変化のない方ばかりが10人ほど。
おひとりは、保健師さんの訪問により、外に出られるようになったと。
ここでは「外に出る」という行動がとてつもなく、大きな進歩なのだ。
そんな中、ひとりのお母さんの発言が気になった
「家の息子はおかしい。どこかで鍛えなおしてほしい・・・」
ひきこもりの親になり、強く感じることがある。
それは、親はすべてを捨てて子どもと向き合う覚悟が必要だということ
子どもは、常識では考えられないような発言をして自分を正当化する。
私も日々、そんな息子の発言に苦しむ。常識から考えれば、生活すべて
を親に養ってもらって、何故自分をここまで正当化出来るのか?と思う。
しかし、斎藤先生は言う「子どもの話が正しいかどうかは関係ない。
たとえ間違っていたとしても、苦しんでいるということを理解し、一緒に
苦しんでほしい」と。
親は、今まで生きてきた価値観も努力もプライドもすべてを捨てて
貯金も果し、ひきこもりの息子と接する覚悟が必要なのかもしれない
そして、今の私には、覚悟が足りない。
正義や常識を前面に出して子どもと向き合ってはいけない
長期ひきこもりの親にはすべてを捨てる覚悟がいる。
長い長いトンネルから抜け出せずにいる
親の会に出ると、「もう一生このままだろう。その中で楽しく生きよう」
とひきこもりのままを許容する親御さんも多い
しかし、私は許容出来ない
多くのリスクがあるかもしれない。それでも息子には社会にでてほしい
このまま、一生このゴミ部屋で過ごしてほしくない!
私の挑戦はまだまだ続きそうだ・・・