ボナパルトの初めての反論と発言
ボナパルトは気付いたら北柏に居た。ずっと歩道を走った。歩けば、悔しさが込み上げる!彼は電車を見たかった。快速は停まらない。快速と各駅の雄姿を見た。『何なんだよ…何だよアレは…』お姉、{貴方は大丈夫、馬鹿になりなさい、真剣すぎると疲れちゃうから。私?この業界八年。二年位フラフラしてたよ。貴方と同じ歳位。コラッ!女性に歳を聞かない!}『化粧はしないの?この時期だ。水着で来て!?冗談さ。正直に言うよ、〈唇が綺麗だよ、ノーメイクと言えどもね〉{そんな事言われるの初めてよ。}『MTだね、難しい?憧れだよ。』
ボナパルトの初めての発言
ボナパルトは辛い目線を浴びた。『僕はこの会社の為に、将来 の為に練習をしたに過ぎないんです!!貴方方はエンジン音にビビッてここに来たのでは?余は下手なりに御社に役立とうと訓練したんです。羨ましいから!余は軽トラ、貴殿はトラック。余は憧れてる!トナミの(工藤阪神に!!)あの時のあの娘に!!だからここに居るんだ、近づきたかったから!!!』ボナパルトの叫びは愚民の汚らわしい笑いとなった。僕は咳ごもり目線と口を尖らせ『どんな人か知ってんですか!?五本の指に入る英雄を』絶え切れなくなり、走ったんだ。
携帯電話
時々は息詰まって、苦しい。雨に降られてびしょ濡れ。そんな時僕は、会合と英雄と中村家を思い出す。一緒に歩き笑った事、誓い合った事『会いたい人が居る!!それだけが僕の希望。それだけが僕の誇り!それだけが僕と言う存在の証明。君が僕に勇気と青春を彩る』電話しようかな?そんな時に限り、留守電、不在。それだけじゃチョット伝わらない。たまに僕の携帯を鳴らしてくれる仲間にやっぱりありがとう!!『伝えたい人が居る!!それだけが僕の希望。それだけが僕の誇り!それだけが僕と言う存在の証明。君が僕に勇気と青春を彩る』
勲章はないけれど。
僕は、君に勲章をあげたい。ピカピカのを!でも、勲章は売ってないんだ。勲章は世界中から認められないと貰えないんだ。だから僕は、『英雄』と呼ぶ事にした。呼び名なら、世界中から認めなくてもいい。ナポレオンも勲章を持っているし、呼び名なら同じだ。僕はそう思う。
真浩上等兵の報告書。
MTの運転。それはボナパルトにとり不安だった。教習所以来、乗ってないからだ。ATならまだしも。実はボナパルトはAT車の走り屋だったのだ。そしてMTの運転を任務とされた。当然出来る筈もなく。{役立たず}と言われ悔しくなる。任務完了後ボナパルトは上官にMTの訓練を志願した。笑う輩も居た。コックピットに座るだけでゾクゾクする。坂道発進の訓練だ。まず初歩的な事からだ。半クラだ。この感覚だ。応用でサイブレなしで訓練だ!グッ、エンスト。南無妙法蓮華経!ヌッ、今、出来た?出来たよな!ボナパルトはハンコを自分で押したんだ
合同作戦
今日は新兵との合同作戦だった。新兵は僕よりも学歴、物覚えが早い。つまりは僕より頭がいいのだ!!ともかく仲間をみつけた。引き上げの時、新兵と話が噛み合えてよかった。走る風景の中から話題を作る。コイノボリ、菜の花、好きな歌手、飼っている動物。ドラえもんの道具が本当にあったら、こんな具合だ。渋滞はかえって好都合だった。イライラしないし退屈もしない。学会以外の人間と話がこんなに楽しいのは久しぶりだ。頭の中の言葉を選ばなくていいんだ。愛想笑いもいらない。重てぇ御書や任用試験の知識さえも。有りの儘でいんだ!
ナポレオン
二十代前半、ナポレオンは失業した。その時点で、僕のように普通に就職する道もあったろう。しかし、ナポレオンはコルシカに戻った時、祖国を売ろうとした事に怒りを覚えたに違いない。だから軍人の道を歩きたかった。フランスに取って彼は厄介だった。でも転機が来た。本部の人間が変わったから。作戦の適任者にナポレオンの名が挙がった。作戦報告書は天才的。幼少から本を読んだからな。イタリアでオーストリアを潰し、マントヴァを奪い、ウィーンを脅す。そしてフランスを勝利へ結ぶ事。大臣はこれを高く評価したんだ。素質ある人間。
第一章。小学の時代。
小学六年の時、圭介は運動会の時、真浩と合流した。駆けっこの時である。二人は共に一位であった。色分けでは敵同士だったが。人気者の圭介は沢山のファンに応援されていたのだ。圭介の方が真浩より走る順番が早かったが、うしろから真浩は、圭介なら余裕だろう。と踏んでいた。選手達は最初はみんな並んでるけど徐々にチリジリに離れてく。圭介のスタミナには誰も適わないのだ、先にゴールしたのは圭介だ。圭介は腕に一位の腕章みたいなものを付けてもらい、 自分達の応援席へ戻っていった。腕章は一位の人間が付けられる称号と言ってよい
楽しいねぇ!
ボナパルトは上官の目を盗み、M.Tの鍵を掻っ払うとクルマを盗み訓練した。野望の為である。教習所の糞ボケた馬鹿爺ィの文句を思い出せ。半クラだ。アクを少し踏む、と動いた!ボナパルトは天才である!レースでもしよう!シフトを五速までいれて百キロを越えるとハンドルが取られる。コーナリングだ!ボナパルトは天才である!さすがS14乗りだ!十分乗りこなせる様になった。坂道発進、バックでの坂道発進。音が変わったらアクを踏めばいい。出来るじゃねぇか!ボナパルトは天才である!やべぇ奴が叫んでる。怒るのがそうとう好きらしい。
あぁ?今度はどんな押し付けだ?
会社の態度のでかい事、声のでかい事、人の事を貶すのがうまい事ときたらここが宇宙一だ。ここでは若者の発言権や夢などには興味を持たない人間が全部だ。ここでの憧れの的と言えば出世と面倒を避ける、いわゆる押し付けである。奴は威張る事しか能のない腰抜け。小林は俺を馬鹿としか思ってない。様々な押し付けを用意してる。石原は朝っぱらから厄介事を持ってくるある意味‘運び屋’どの人間も困難は俺達新兵が被ってくれると勘違いしてる。俺にとっては冗談じゃない。一度に沢山の押し付けが回ってくる。対応出来なければ怒鳴るんだ。