つい先日、名人戦で史上最短手での勝負がついたばかりなのに、更にそこから３９手も短い終局。
行方八段があっさり投げたことに対して批判の声が出てたのに、それよりももっと早く投げてしまった。
後味の悪い終わり方だった。
夜の１０時～１１時頃に終わるかと思ってたら。
お昼の１０時～１１時に終わってもうた。
強すぎる開発者ゆえプッシュ。→
Ｐデータ専門ページを作ってみた（新料金体系付き）。→お申込みはこちら
ＡＷＥＫＥが前哨戦で「勝てたら１００万円」という企画をやったんやな。
そこで一人の素人さんがコンピューターの弱点を突くような手を指して勝ったんや。
「嵌め手」と言うてもええんやけど、コンピューターはその弱点を修正出来ないルールやから、そのまま出てきたんやけど、阿久津八段も同じ手を誘ったんや。
巨瀬は「（ルール上直せなかったが、プロが）同じような手を指すとは思わなかった」と暗に事前ソフト貸出ルールを批判。
解説の藤井も「まともに戦っては勝てないと思ったから、こういう手を指したんでしょう」と苦しい解説。
もう一人の解説森内も「団体戦だし、プロは勝たないといけない」と必死のフォロー。
最早、将棋が強い弱いではなく、道義的な問題に焦点が移ってしまった。
阿久津八段もその手を指すのを悩んだと思うで。
人間相手では絶対に指さない手やから。
でも、「勝つため」には仕方のない選択やったと思う。
勝負なんやから相手の弱点を責めるのは当然。
しかし、開発者の巨瀬氏は自分のソフトに対しての怒りからか、終局直後のインタビューでは顔をそむけたまま答えるという気まずい雰囲気に。
ずっとＰＣ画面を睨んだままそもそも２１手で「投了」を告げたのはコンピューターの出した結果ではなく、巨瀬氏の判断。
ほぼ半日かけて対戦するという企画を全く無視して、午前中に「投了」。
自分に対してか、ソフトに対してか、阿久津八段に対してか、何に対してかわからんけど、檄怒（げきおこ）状態やった。
抗議の意味もあって２１手で投げたと思う。
でも、負けは負け。
これで３勝２敗でプロ棋士側の勝ち。
故・米長将棋連盟会長は「プロは魅せる将棋を指してナンボ」と言ったことがある。
そういう意味では阿久津八段の指した手は褒められたものではない。
しかし、プロは勝つ手があるのにそれを指さないというのはない。
何と言うか、人間対コンピューターの戦いの限界を見た感じがしたで。
出来れば巨瀬氏には、もうちょっと指してほしかった。
まあ、タダで角を取られれば戦意は喪失するやろけどね。
元奨励会員やし。
あまりにも早く勝負が着いてしまったので、急遽エキシビジョンマッチ。
それも第五局終局の局面（実際はその二手前＝「待った」と同じ）からＡＷＥＫＥの代わりに永瀬六段が指すという変則マッチ。
阿久津八段は同じ場面から指すから良いとして、永瀬六段にとっては何の益もない。
いや、阿久津八段にとっても負ければ恥だから、よく引き受けた。
この辺、ニコ生にお金払って見てる人もいるんやから、巨瀬の投了は暴挙ともいえる。
しかし、負け将棋を延々と指すというのも辛いから、巨瀬氏を責めるわけにもいかん。
大人気ないと言えば大人気ないけど、永瀬六段や阿久津八段、ドワンゴにとって大迷惑やったろうね。
阿久津八段はエキシビジョンにも勝って、一日２勝の快挙達成。
さすが元Ａ級棋士。
確かに人間有利のルールやで。
事前ソフト貸出とか、修正不可とか、容量制限とか。
でも、それを承知で出て来てるわけやから、負け筋になったんで投げるってどうやの？
ファイナルを楽しみにしてたファンも大勢いたわけやから、自分の思い通りにならなくて投了って子供か？
夕方からの会見でも巨瀬氏は「プロが嵌め手を使うとは思わなかった」（←しつこいほど言ってた）と負け惜しみ。
永瀬六段や阿久津八段が大人に見えた。
そら、奨励会でも勝てんわけや。
ソフト開発者の意地で投げたというのなら、人間対コンピューターも終わりやね。
元々、異種格闘技戦くらい差があるモノが戦ってるんやから、ルールに従えないならやめたほうがええわ。
人間は疲れるけど、コンピューターは疲れんわけやから、多少は人間有利のルールでやるのが当たり前。
それを承知出来んという開発者がおるから、コンピューター同士で戦ってればええ。
そうやろ？
ほなな。
気に入ったバナーを１プッシュ
４月業者紹介←見てね
プクッチがネタ、パクってる業者
プクッチメイン口座 森好二郎レポート あると便利 
-
