デス・スマフォ | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 「もしもし?」



 「お前は既に死んでいる」


 何ですか?



 それ?


 これはっ!



 デス・スマフォやっ!

 電話を受けた人は応えると死んでしまうっ!

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               ギャンブル魂の真実


 「デス・ノート」って今から10年以上も前に始まった漫画やったんやね。



 原作大場つぐみ、作画小畑健で03年から連載が始まって06年で終了している。

 小畑健って「ひかるの碁」を描いた作者やね。



 絵のタッチが「デスノート」ではおどろおどろしい感じやったから、最初この作者が同じ人だとは思えんかった。



 
 この人って。



 デビューしたての頃ってギャグ漫画を描いてた。



 これの他にも「ボボボーボ・ボーボボ」というギャグ漫画を描いてたんやな。




 いや、とても同じ人が描いたとは思えんほどのギャグ漫画。



 なんかパチスロの「番長」シリーズに良く似たタッチやな。

 

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 「デスノート」は全12巻、発行部数は全世界で7000万部。



 アニメにもなっていて中国やロシアでも有名。
 
 当然、欧州でも人気になった。

 この漫画の影響で自殺してしまったり、殺人者が殺害した遺体に「WATASHI WA KIRA DESS」と書きこんだりする事件が起こった。

 
 そんな世界的に有名な「デスノート」やけど。



 あんたら、どれだけ「デスノート」について知ってる?

 「デスノート」は第一部と第二部からなってたけど、第二部は複雑になりすぎて「着いていけん」と思うた人が多くない?

 いろんな矛盾もあるやろけど、そこは漫画や。

 取りあえず、そのノートに名前を書けばその人が死ぬというのが「デスノート」や。

 そんなノートがあればええなと思うた人が多かったんちゃうか。

 この漫画の面白いところは、そのドラえもんの小道具のようなノートと、それをめぐる頭脳戦みたいなものがウケたと思う。

 もっと言うと、少年ジャンプって「友情」「努力」「勝利」のうちどれか一つを要素をして入れんとアカンのやけど、「デスノート」ってそうした要素がなかったから異質感があって、他の漫画との対比で面白かったのかもしれん。

 夜神月が「勝った」と、わざわざ言わんでもええセリフを言ったのも「勝利」の要素としてか?

 結局それが敗因になったわけやけど。


 

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 もし、夜神月が警察関係者やなかったら、ああもあっさりLに「犯人や」と疑われんかったんとちゃうの?と思うたそこの君。



 それも何でわざわざ自分のほうからLのほうに近づいていったの?と思うたそこの君。

 同感。

 しかし、それじゃあ、漫画の面白さがなくなる。

 それよりも「デスノート」のルールや。

 「デスノート」は顔と名前を知っていて、はじめて人を殺せる。

 名前だけや顔だけでは殺せんのやね。

 そこまでは誰もが知ってる。


 しかしやっ!



 4回名前を間違えられたら「デスノート」の効力がなくなるって知ってた?

 「デスノート」は本名でそれも外国人の場合、原文通りの綴りを書かないと効果がない。

 だから、例えばその人のことを思い浮かべて名前を書いたとしても、綴りが間違っていたりすると死ななくなるんや。

 例えばピカソの本名やけど、物凄く長い。

 パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シブリアーノ・センティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ。

 これを間違えず「デスノート」に書き込むのは至難の業や。

 まして原文通りに書ける人って日本人に出来るの?

 Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno María de los Remedios Crispiano de la Santísima Trinidadと続いてRuis y picassoとなる。

 大体、ヨーロッパ系の人ってミドルネームを持ってるやろ?

 そこまではメディアで報道されんと思うから、欧米系の人を殺すのって難しかったんとちゃうかな?


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 更に「デスノート」にはこんなルールもあった。



 「デスノート」に人の名前を書く時、複数のページにまたがって書いても効果は得られない。

 人間界単位で124歳以上および残りの寿命が12分以内、生後780日未満の人間を殺すことは出来ない。

 二冊以上の「デスノート」に名前を書かれ、その時間差が0.06秒以内の場合は同時と看做され、書かれた人間は死なない。

 所有権を放棄しても再び所有権を得ることは可能、ただし所有権を得ることで「デスノート」の記憶を取り戻せるのは最大6回まで。

 
 
 いや、そんなルールがあったなんて知らんかった。



 人間界に存在する「デスノート」は最大6冊まで、というルールもある。

 6にこだわるのは悪魔の数字だからと推測できる。


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 490日ルールというのもあった。

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 これは、デスノートを紛失または盗まれるなどした場合、490日以内に再びノートを手にしないと所有権を失う、というものや。

 しかし、こうしたルールは第一部では頭の中で整理出来たけど、第二部になるとあまりにもその世界が広がり過ぎてニアやメロの凄さってLに比べるとインパクトがなかったやろ?

 というか、Lの凄さも夜神月がおってはじめてわかるものやった。

 「私の考えと同じだ」「ここまで私のことを読むなんて」と、Lの言動によって夜神月の凄さがわかり、その凄い夜神と不利な状況にいながらも対等に渡り合ったところがLの凄さということになってるんやね。

 何となくドストエフスキーの「罪と罰」が根底にありつつ、将棋のように相手の心理を読むことがこの漫画の面白さだっと思う。

 でも、こんな複雑な「デスノート」って面倒臭いやろ?

 だからデス・スマフォや。

 この電話に出れば相手は死ぬ。

 簡単でええやろ?

 相手を殺すには相手の電話番号を知らんとアカンだけ。

 しかし、この発想も「着信あり」に似てる。

 デス・スマフォ欲しい?

 あったらええね。

 でも、使ったら「デスノート」同様、天国にも地獄にも行けん。

 人間の一生なんて短いんやから、天国や地獄があると仮定するなら使うだけ損や。

 精々人間なんて100年くらいしか生きれんわけやから。

 ほなな。




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