● 気功技術が上手く使えない時、どうすればいい?神田昌典vs苫米地英人、力と利他の順番論
こんにちは。
プロ歴14年、最新の認知科学に基づく気功とコーチング、
そして10年後も使えるビジネス実務とアカデミアを超具体的なステップでマスターする
「なかだ塾」主宰の中田です。
最近、なかだ塾オンライン版セッションや週報会、ワークスなどで、毎週たくさんのご質問をいただいています^^
ハイレベルな質問に頭を悩ませたり、初心者の方の「そこで詰まるのか!」という発見があったり……どちらも、とても面白いです。
今日は、よくあるご質問の中から、2つピックアップしてお答えします。
Q1:「気功技術不動明王空海を使っているけど、上手く使えている気がしません…」
これはよくある質問です。
結論から言うと、うまく使えないケースは大きく分けて以下の2パターンに分類されます。
【1】情報場にアクセスできていない
これは、
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伝授が正しくできていない
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忙しすぎてリラックスできていない
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自分からのアクセスがズレている
といった理由が考えられます。
今回の場合は、僕が直接伝授していて、他のメンバーさん数十名は問題なく使えているので、
おそらくアクセスが一時的にズレているのかもしれません。
初心者で体感が薄かったりリラックスが甘かったり、抽象度が高い技術が苦手なメンバーさんの2名から分からないという相談を頂いたので。
その場合は、動画を何度か見返して、情報空間にチューニングし直すのがおすすめです。
また、ゆっくりお風呂に入る、軽く瞑想するなどでリラックス状態を作るとアクセスしやすくなりますよ^^
【2】フィードバックが取れていない
この場合、情報空間にはアクセスできているけれど、変化に気づけていないパターンです。
この状態では「使えていない」と思ってしまいがちですが、実は微細な変化に気づく観察力のトレーニングが必要です。
おすすめなのは、なかだ塾マスタークラス1でもやったヨガワークのような“気づきのトレーニング”。
腰回りだけで、3時間以上観察したなかなかヤバイセミナーでした。このレベルからすると、皆、観察やフィードバックが雑過ぎるんです。丁寧さが足りない。
これは一朝一夕ではなく、数年単位で育てていく力です。
興味があるようでしたら、なかだ塾マスタークラスもなかだ塾オンライン版修了後に参加できるようになりますので、良かったら^^
腰を3時間観察するだけでも、一生ものの体験のはず。(このレベルの観察は、ほとんどの人はできないんで。ヨガ行者レベルの人ならばできますが)
かなり人生変わります!
Q2:「“圧倒的な力”をつければ利他性に繋がる?それとも“利他的なゴール”から始めるべき?」
次に、質問者さんは神田昌典さんの書籍を読み込んでおられる方のようで、
こんなご質問をいただきました。
「圧倒的な力を身につければ、自然と利他性に繋がっていくのでしょうか?
それとも、最初から利他的なゴールを持つことが重要なのでしょうか?」
これはまさに、神田昌典さん的アプローチと、苫米地英人博士のアプローチの違いに関わる重要なテーマですね。
【神田昌典方式】
「まずは“力”を身につけよ。それが結果的に社会貢献に繋がる」
神田昌典さんの考え方を要約すると、こうなります。
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「圧倒的な実力(=人的資本)を身につけよ」
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「まずは自分自身が勝てる状態に身を置きなさい」
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「“稼げない善人”では、何も変えられない」
そして、
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「自己実現 → 社会貢献の順番でいい」
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「経済的自由を得てこそ、真の貢献が可能になる」
つまり、
まずは人的資本(スキル・知識・実績)を高め、
その延長線上に社会的資本や貢献が生まれる、というスタンスです。
この考え方は、特にビジネスエリートや起業家志望者にとって非常に響きやすい構造になっています。
◉例;聖書やヒーラー業界のアナロジー
実はこの「まず自分を整える」というアプローチは、
聖書の一節にも似た考えがあります。
「あなたの兄弟の目にあるちりを取る前に、自分の目にある梁(はり)を取り除きなさい」(マタイ7:5)
また、ヒーラーや気功師の世界でもよく言われますよね。
「まずは自分を癒してから、他人を癒しましょう」
これはある意味、神田方式と重なる哲学ともいえるでしょう。
ただし、落とし穴もある
神田方式は、「人的資本 → 社会的資本 → 金融資本」という、現代ビジネス社会の“王道”ルートです。
ですがこの流れだけに頼ると、以下のようなリスクもあります。
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自己実現や自己利益の追求が先行しすぎて、利他性が置き去りになる
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表面上は利他に見えて、実は自己都合の“偽装利他”に陥る
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結果として、**既存の権力構造(アプリオリ権力)**を再生産してしまう
特に現代の日本社会は、こうした「自己利益型のエリート」がリーダーになりやすい土壌があり、それが現状W1を強化する要因にもなっています。
【苫米地英人方式】
「圧倒的利他性・徹底した自己犠牲」
一方で、苫米地博士の考え方は根本的に逆です。
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「まず圧倒的な利他性・徹底した自己犠牲を持つことが出発点」
これは、大乗仏教的な発想に近く、
まず**“他者の幸福”をゴールに据えること**が重要という考え方です。
エゴは破壊されますが、マスタリーや人的資本という概念が抜けているために、スキルや人的資本が足りずに圧倒的な利他性・徹底した自己犠牲などの次世代リーダーシップを発揮できない場面も多いような気がしています。
なかだ塾的なスタンス
僕自身の立場としては、やはり先に“利他的なゴール”を設定することが大切だと考えています。
ただし、利他的なゴール“だけ”では場を動かせないのも事実。
だからこそ、それに見合った**マスタリー(圧倒的な実力)**を、
後からつけていく必要があるのです。
なぜ順番が大切なのか?
これは、ヨガや仏教、マインドフルネス瞑想の世界でも同じです。
小乗仏教ではまず「自己の悟り(や解脱)」を目指し、他者の救済はあくまで自分が悟ったあとに可能になることで、それは副次的な効果とされます。1人覚醒者がでれば、大勢の人が助かるわけです。
自利→利他の発想です。
大乗仏教では、まず「自分が悟るのは、すべての命あるものを救うため」とし、悟りはゴールではありません。悟った後に何をするのか?が大事になります。
利他→自利(利他といっても抽象度を上げれば自分の利益も入ってくる)
ざっくりといえばこんな思想体系の違いがあります。
例えば、
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「今ここ」に集中するだけでは、利他性は育たない
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そこで「慈悲の瞑想」がセットで語られる理由は、エゴの暴走を防ぐため
利他的な目的を先に持たずに力だけをつけると、
かえって「よりエゴが肥大化したモンスター」を生むこともあるんです。
YouTuberさんとか、社長さんとか、「よりエゴが肥大化した権力モンスター」の相談も良くいただくので、、、。汗
今の日本社会を観たり、経験していると、お金教も含めて、自己利益追求モンスターが増えていますので、利他の教育が急務に思います。
利他とか相手の利益、地域の社会の利益すら考えていない人いっぱいいます。
例えば、小さな例でいえば、地方自治体のゴミ出し問題とか、ゴミのポイ捨て問題とか、空港でスーツケースを捨てていく某国人問題とか、、、。
なかだ塾ではこの両者を統合し、「利他的ゴール × マスタリー」を実現できる仕組みを教えています。
神田方式:まず実力 → 成功 → 社会貢献(ただし偽装利他。W1強化のリスク)
苫米地方式:まず利他のゴール → 修行 → 本物の力(ただし、人的資本足りずに成果が出にくいことも)
なかだ塾では「圧倒的利他性・徹底した自己犠牲×マスタリー(人的資本)」の両輪を推奨しています。
両方が備わってこそ、次世代のヒーラーやリーダーになれるのです。
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