● 運動したいけれど、運動しない人にどうやって運動させるか~ナッジやシャヴと社会的コミットメント
どうも、中田です。
引っ越しをしてから476回目の新しいジムでの今日の有酸素運動と筋トレをする前に、ハーバード大学人類進化生物学部教授のダニエル・E・リバーマンの「運動の神話」を読んでいました。ちなみに、上下巻で死ぬほど長いです。
あと、サウナも150回以上は超えたと思います。
心拍数を図らないサウナーは初心者。キリッ
・サ道も極めていきましょう!!!
面白かったところをシェアしようと思います^^
座りすぎは喫煙よりも悪いとかは僕のブログ読者さんならお馴染みだと思いますが、アメリカでは運動不足で年間30万人が死んでおり、世界中では530万人が運動不足で死んでいる。
座りすぎと喫煙での死亡率は一緒。運動不足によるうっ血性心不全やⅡ型糖尿病などは交通事故での死亡と違って、ひっそりと病室で死ぬので話題にならないなどなかなか残酷な真実が出てきます。
・WHO SDGsより
第11章の「動くべきか、動かぬべきかーどうやって運動させるか」では、そんな運動しなけれならない人や、運動したいけれど、運動できない人にどうやって運動させるのかという方法論が出てきました。
僕自身もクライアントから健康診断の結果でこのままいくとマジで死ぬから何としてでも運動しないといけないけれど、なかなか運動できないというクライアントのクライアントの相談を聞いたことがあります^^(色々な方法を試したけれど瘦せなかったと。)
必要性がなく、楽しくない運動は、進化人類学的観点からは身体運動を避けるように脳が囁いてきます。
運動を習慣づけようと様々な努力をしたけれど、どうしても続けることができない人が溢れている、と。
また、運動することに困難を抱えている人のほとんどが、実際には運動したいと思っているジレンマがあるわけです。
そこでは、やはり合意に基づくナッジやシャヴ(押し付け)が有効なようです。
・ナッジといえば、誰でしたか?^^覚えていますか?
合意に基づくナッジやシャヴで強制しよう
ナッジは僕のブログやセミナーではおなじみですが、強制したり、選択肢を制限したり、経済的なインセンティブを変えたりすることなく、人々の行動に影響を与える方法です。
例えば、デフォルトの選択肢を変更することが有名です。
コーヒーショップのドーナッツの手前にサラダをデフォルトで置いておくと手前のものを取りやすいので健康に良くなる。臓器提供者になることをデフォルトにしておいて嫌ならば拒否することを選択する手間を設けるなどです。
これから運動をしようとする人の多くには、運動を選択することをデフォルトにして、簡単で煩わしくないようにするために、様々なナッジを試すことが必要とリバーマンは言います。
・運動する前に運動着を揃えておくor運動着のまま寝る
・運動する日を決めて、それをデフォルトにする
・友人やアプリを使って、運動する予定を思い出す
・エレベータやエスカレータではなく、階段を使った方が便利になるように設計する
ちな、僕は運動する日と大会に出る日を決めていますね~^^
これらはナッジですが、シャヴ(押し付け)はより思い切った合意に基づく強制になります。
・週末はなかだ塾1か月目後編です!
例えば、弁護士や知人に1000ドルを預けておいて、運動の日は報告し、1日サボると25ドルを嫌いな団体に強制的に寄付するようにしたところ1日もサボらずに1年以上運動が続いたそうです。
・1000ドルを預けて、サボると25ドルを嫌いな団体に寄付されるようにする
・トレーニングを必要とするイベントに先に申し込んでお金を払っておくことで強制する。
・友人や身内、尊敬している人、恐れている人に依頼して、自分の進捗状態をチェックしてもらう
などで飴と鞭を使い分けると良いそうです。
これらの方法に共通する重要な要素として、「社会的コミットメント」があるようで、友人やクラス、オンラインで運動したり、報告することで、他人に約束することになり、その見返りとして、励ましや支援という形で「ニンジン(飴)」を。恥や避難で「鞭」を手にすることになります。
お金を払って試験や単位を落とすと卒業できない高校や大学なども大人の高度な社会的コミットメント契約になります。
やりたいけれど、続かない場合は、ナッジやシャヴ、そして、社会的コミットメントを試してみると良いと思います^^
とはいえ、残酷なことをいうと、前述のように、アメリカでは運動不足で年間30万人が死んでおり、世界中では530万人が運動不足で死んでいるのように、おとなには不健康な決断を下す権利もあったり、それでも運動が続かない人は出てくると思います。
運動は必要かつ楽しめるものに
中強度の有酸素運動を週150分以上を中心に、週2回のウェイトトレーニング
運動は、しないよりしたほうがいい
年齢を重ねても続けよう
運動以外にも応用可能!
運動の文脈でしたが、その他にも応用が可能です^^
want toだけれど、なかなか続かない時は合意のもとで、ナッジやシャヴで社会的コミットメントの強制力を使ってみると良いとおもいます~。
【2016年から配信!】10日間で学べる初心者でもできる認知科学に基づく気功教室とは?
【参考書籍】
原宿・北参道・新宿・渋谷・恵比寿・表参道・池袋・六本木・東京・世田谷などからお越しいただいています。
●中田真広実績 はじめまして、中田真広と申します。 2012年から開催しているセミナーには、 台湾、東京、大阪、広島、福岡、北海道から沖縄まで、全国からお越しいただいております。 ヒーラー養成講座では、気功がはじめてわかった方や、サラリーマンを辞めて、独立起業し、サラリーマンの年収を超えた方や、ガンが改善した方や腰痛が改善された方やひきこもりが家を出た方や小顔になった方など多数。 コーチングやコンサルでは、現状の外側のゴールを設定されて、会社を設立された方や起業された方や有料セッションでお客様がいらした方やブログ記事を2年以上書き続けられている方やピアノのコンクールで久しぶりに1位を取り県知事賞賞金50万円を貰った方などが多数。 パーソナルトレーニングでは、はじめて腹筋下部が分かったり、三角筋などの筋肉が意識できた方が多数。2019年ラスベガスでミスターオリンピア観覧。2019年ベニスのゴールドジム1号店に行く。 お客様の感想600件を突破。 バーチャル講座100本突破。 ブログ記事3000記事突破。 起業して3年目で会社を設立と同時に年商1000万円を突破。2000万円も!(現8年目) 書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。 認知科学に基づく気功、コーチング。ビジネス、筋トレの著者であり、プロコーチ、経営コンサル、ヒーラー、トレーナー、セミナー講師をしています。 株式会社なかだ 代表取締役 中田真広