● 「過去は一切関係ない」けれど、なぜ中田さんは現在や過去についてたくさん語るんですか?
どうも、中田です^^
コーチングでは「過去は一切関係ない!」のに「なぜ中田さんは現在や過去についてたくさん語るんですか?」というような質問をよく頂きます。
たぶん、講義でも3回くらいこの話をしています。
コーチングではないセッションの時でも、クライアント側が「過去は一切関係ないから!」と言ってきたこともあります。
ただ、「過去は一切関係ないから」といって、散財をしまくったり、他人を雑に扱ったり、法律を違反したり、未来のゴール達成への選択である習慣化や態度を改めることを蔑ろにするのは「過去は一切関係ない!」を誤読しているように思います。
⾃分のゴールをより抽象度の⾼いものに少しずつ変えて⾏きながら、それ とともに⽣み出されるアティトゥードやハビットを⾝につける、という世界観に変えていくということが⼤きなゴールにたどり着く最⼤の⽅法(いい習慣が脳を変えるp93 著 認知科学者 苫米地英人)
なかなか聞かれるのでよっぽど「過去は一切関係ない!」という言葉だけが浸透しているのかな~とも思います。
文脈情報がゴッソリ抜けて、言葉だけが伝わってしまっているのです^^;
そこで、過去は一切関係ないからといって、未来のゴールのための習慣化をないがしろにしていいみたいな発想や過去を否定する発想にむずびつくと危険だなあ、とも思います。
もちろん、エビデンスとはすべて過去の話ですが、科学的なエビデンスを否定する発想にむすびつくのも危険です。逆に、未来についてすべてエビデンスを示せ!という硬直的な発想も危険なのですが。未来においてはエビデンスがないものもあるので。
極端な例ですが、商売道具の「記憶」を適切に使わない人も出てきたりも。
守秘義務契約を結んだコーチングセッションでは、過去の話を扱うことはほぼありませんが、それ以外の時間では過去をガンガン話して、代理経験を積んでもらったり、メンバーの抽象度を上げる働きかけをしていきます。
コーチングだったらエフィカシーをあげたり、誰にでもあるスコトーマを外すことなどが仕事でもあります^^
例えば、超一流のコーチでも、大学生の頃などの過去の話を結構されています。コーチングの元祖ルータイスも過去のエピソードをたくさん残しています。フットボールコーチの頃のエピソードやオリンピック選手とのエピソード、ノーベル賞受賞者との会話など。
「過去は一切関係ない!」はずなのに、過去の話をしていてなぜ?矛盾しているじゃん!と思われることもあるでしょう。
また、過去は一切関係ない!はずなのに、学歴という最も過去のアイデンティティを使うのは矛盾しているじゃないか!と。今日から学歴を書籍に書くのはやめればいい!肩書きもすべて消せ!と思いますよね。未来の話だけを書け!と。
でも、書かれている。それはなぜでしょうか?
編集者がそうしているからはあるでしょう。何故ならば、マーケティング視点では過去を書くことが一般的だからです。
でも、講義で過去の話を普通にされます。
矛盾しているじゃないか!と思うことも無理はありません。
で、僕自身の解釈では、すべての教えは専門家から一般化される中で教えが簡略化されていきます。
その1つが「過去は一切関係ない」と考えています。
実際は、過去ではなく過去の自分のブリーフシステムが現状の外にゴールがないと未来を決めるということになります。ゴールを現状の外側に設定した人は更に未来のゴールが未来を決めます。コーチングでは現象の因果を情報空間に求めて、過去に縛られる人は出来事に求めます。
未来の情報空間に重きを置いているか、それとも過去の出来事に重きを置いているかの違いということです。
それによって、近未来の選択が変わります。
また、難しいのは、コーチングセッションでは過去について語らないのが良いとは思いますが、ヒーラーやその他の仕事では過去の話が仕事のネタになるということです。(マーケティング視点ですね。)
ブロガーなどもそうなのです。
過去は関係ないからといって、フィードバックやお客様の感想が1件もない、1記事もないブログは誰からも信用されません。さきほどのマーケティング視点です。
例えば、旅ブロガーさんが未来の話ばかりをしていたら地に足がつかないやべー奴になってしまいます。
ブログで、僕は明日●●に行こうと思う!3か月後には××に行く!3年後はこうする!、、、。
面白くないですよね。
どこかに旅に行った過去の面白い話を聞きたいわけで。笑
なので、コーチとしては、「過去は一切関係ない」という態度を取るのが正しいと思います。
しかし、ブロガーや教師、マーケティング、ヒーラー、筋トレ、過去は一切関係ない以外のコーチングスキルなど様々な視点から観るとそれが絶対に正しい(有効)というわけではないと考えています^^
過去は一切関係ないからといって、技術や勉強を学ぶことなどを蔑ろにしてはいけないように。
「過去は一切関係ない」けれど、なぜ中田さんは現在や過去についてたくさん語るんですか?への回答でした!
過去は一切関係ない!が語られたコンテクスト情報を得ると理解できると思うのですが!
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株式会社なかだ 代表取締役 中田真広