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どうも、中田です!
行動経済学を学んだ学生さんは認知バイアスについて知っているのでその他の人々よりも客観性を保ちやすい、データを読み違えにくい、自己省察ができるというデータがあるように、クリティカルシンキング(批判的思考)を学ぶことで「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」を身に付けることができます。
一言でいうと、「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」を身に付けることで、「研究の消費者」の中でも一歩抜きんでることができるということです^^
影響力の科学の「社会的証明」でいうところのみんな大好きな他人と一緒でありたいけれど、他人よりも一歩抜きんでたい!ができるのです。素晴らしいことですね。ドヤ顔ができます^^

ドヤ顔もできますが、それは冗談で、つまり、「客観的に正しい判断がしやすくなる」ということです。
ただし、学問的にはクリティカルシンキング(批判的思考)は真理に肉薄するために必須のスキルなのですが、僕たちの場合は、研究をするわけではなく「研究を消費する側」となるわけで、論文が査読されていたとしても実験の妥当性が怪しい、結論が怪しい、デザインが怪しいものなどがあり、鵜呑みにしないためにも、この「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」を身に付ける必要があるということです。
「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」というのは、クリティカルシンキング(批判的思考)を一言で表した僕の造語になります。
まあ、オープンな心、懐疑的思考、スキャナーと出てくるので、その感覚を一言で表すと「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」となっただけです。笑
もちろん、言葉の表面だけを捉えても何の意味もないというか、人生は変わりませんし、読解力も鍛えられませんので、後程、練習問題を紹介しますね。
再度「研究を消費する側」の僕たちも何故学ばないといけないのでしょうか?
知識の生成、知識の普及、知識の応用について、どれくらいの時間学生を教育し訓練するかは、さまざまな学問領域の間でも、またある学問領域の中でも異なる。しかし、いずれにしても、誰もが研究の消費者であるということは、どの学問領域やそのかい専門領域の人にも共通している。心理学やその関連領域の基本は、理論と、その理論を支持する、研究に基づくデータから構成されている。学問領域を知りたいという望む人や、その進歩に遅れないようについていきたいと思う人は、誰でも必然的に研究の消費者である。それゆえに、彼らは研究をクリティカルに評価できるようにならなければならない。これには、科学的な方法と研究計画の原理を十分理解し、何を探求すべきかを知ることがとても有益である。クリティカルシンキング研究論文編p3序論 著者 J・メルツォフ
学問領域を知りたいと望む人や、その進歩に遅れないようについていきたいと思う人も、誰でも必然的に研究の消費者であって、それゆえに、研究をクリティカルに評価できるようにならない。科学的方法と研究計画の原理を十分理解し、何を探求するべきかを知ることがとても有益であるとはその通りだと思います。
また、影響力の科学でいう「権威」があると実績と重みがある研究者さんだったら間違えないだろう、、、と思って無批判で信じてしまうこともありますが、査読済みの論文でさえ、誤っていることが多々ありますし、専門家の間同士で意見が一致しないなんて場合もザラにあります。コロナ問題みたいなものですね。
アインシュタインが1932年に「核エネルギーが得られることを示す微候は微塵もない。そのためには、原子は思いのままに粉々にされなければならないのだ。」と言ったり、1956年にイギリスの天文学者のリーダーであったリチャード・バン・デル・リート・ウーリーは「宇宙旅行などまったくのたわごとだ」と誤った言明をしてきたことを思い出して欲しいです。
ということで、クリティカルな読み方を一切指導しないままで、まずは論文の一部を読んでみましょう!
この論文は一部ですが、致命的な欠落があります。
何が誤っているのかをメールでくださったり、コメントに書いてくださってもおkです。
50歳男性の中年期危機
50歳の男性30名が、中年に達したことについての気持ちを引き出すための面接を受けた。面接から明らかになった上位10位のテーマが順位づけられ、議論された。主要な問題は、身体的健康とウェルビーイングへの懸念、メンタルヘルスの問題、年老いた両親の健康と依存要求についての懸念、子供の問題、仕事と昇進の問題、経済的な心配、人生における最終目標達成の問題そして将来の保障についての不安であった。
中年期危機について、またそれがうつと関連したり、重篤な精神病をもたらすことについて、多くのことが書かれている。(jamison,1995;McNulty.1995:Stritch.1985)。身体的、社会的、経済的、性的、対人的要因は、そのすべてが中年危機の中心的なものとして引用されている(Silverman&Green1990)。中年期の始まりはある人によっては、早く怒るかもしれないし、他の人にとっては、遅く起こるかもしれないが、50歳という年は多くの人々にとって分岐点と認識されている。50歳という年は通常到達できないであろう100歳という年の中間地点であり、人びとの人生はそれから長いくだり坂を下り始める。50歳は成熟の新たな段階を象徴する目印なのである。seldrake(1982)が観察するように、それは人を「年寄り」へと入れてしまう。
このような身分になったとたんに、この人たちの存在はアメリカ退職者協会によって突然発見されう。ビンのふた開け器から簡易式便器までに及ぶ健康補助器を宣伝するあらゆる種類のカタログが彼らの郵便箱に散乱し始める。50歳の人は突然、毛染め、はげ、関節炎、入れ歯、尿漏れ、下痢、活力回復薬のコマーシャルが彼らに投げかけられていることに気が付き、内緒でそれらを取り入れ始める。健康保険業者は50歳を過ぎると契約を拒絶しはじめ、生命保険業者は平均余命が短くなるにつれて保険料を値上げする。およそ半世紀の使用・乱用によって、体はいうことを聞かなくなってきているので、医学的な問題は山積みである(Aurelio.1987)
自ら選んで進んだ道で「神童」としてみられるような機会は永遠に失われる。実際、雇用者はこの人たちをおそらく「この仕事をするには歳を取りすぎている(Carney1993)と考え、そして何か他の業種のために再訓練するにも年老いていると考え始める。10~15年の間に悪化してきた夫婦の問題は頂点に達する(Sanders.1993)。年老いた両親、気難しい子供たち、膨大な額の住宅ローン、増え続けるクレジットカードの負債といったすべての問題が警笛を鳴らし始める。Liebowitz(1995)が述べたように、50歳ともなると、自らの過去50年間の乱れた生活を整理しなおし、不透明な将来への旬部をするための時間は10年前と違ってもう無限ではないという思いから、心配と憂鬱は悪化する。
中年期に近づいているクライエントの問題を予測し、専門的ガイダンスを与えるには、彼らの最も不安となっている主要なテーマは何かを把握することが重要である。この質的な研究は、彼らの不安の直接の源を探り、それが何かを明らかにすることを目的としている。
方法
この研究の参加者は、50歳に達している男性30名である。彼らは、このプロジェクトへの参加時点の11か月以前で50歳の誕生日を迎えていた人々である。参加者は、3人の研究者の人間関係ないのサンプルである。それぞれの研究者は、積極的に参加を表明してくれた数名の知り合いから始めた。彼らは、これらの人々に、対象年齢範囲の他の男性への参加の依頼をしてもらった。各共同研究者は、この方法で10名を誘った。50歳であることに加えて、参加者は、研究目的のための専門的面接に十分に明瞭で内省的で進んで自分自身を開示しなければならない。守秘義務が参加者のために確保され、彼ら全員はこの参加の見返りとして無料のカウンセリングセッションを提供された。最終的な研究サンプルの人口統計的特徴は票に示されている。この背景情報は面接より記入された質問紙によって得られた。
どこに欠落があるか分かりましたか?
アカデミー上半期3では、「オープンマインド且つ懐疑的スキャナー」の技術があるので、こういった時のポイントなどを指導していきますね^^
【参考書籍】
・あまりにも入門すぎるので高校生くらいまでなら使えると思いますが、レベルが上がっているうちの読者さんの場合は、この書籍はオススメできないかなあ、と思います。
・こちらがオススメです!もちろん、なかだアカデミーだけしかやるお金や時間がないという方もいらっしゃるでしょうし、いつも通り、買うかどうかは自由ですが。
原宿・北参道・新宿・渋谷・恵比寿・表参道・池袋・六本木・東京・世田谷などからお越しいただいています。
●中田真広実績
はじめまして、中田真広と申します。
2012年から開催しているセミナーには、
台湾、東京、大阪、広島、福岡、北海道から沖縄まで、全国からお越しいただいております。
ヒーラー養成講座では、気功がはじめてわかった方や、サラリーマンを辞めて、独立起業し、サラリーマンの年収を超えた方や、ガンが改善した方や腰痛が改善された方やひきこもりが家を出た方や小顔になった方など多数。
コーチングやコンサルでは、現状の外側のゴールを設定されて、会社を設立された方や起業された方や有料セッションでお客様がいらした方やブログ記事を2年以上書き続けられている方やピアノのコンクールで久しぶりに1位を取り県知事賞賞金50万円を貰った方などが多数。
パーソナルトレーニングでは、はじめて腹筋下部が分かったり、三角筋などの筋肉が意識できた方が多数。2019年ラスベガスでミスターオリンピア観覧。2019年ベニスのゴールドジム1号店に行く。
お客様の感想450件を突破。
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書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。
認知科学に基づく気功、コーチング。ビジネス、筋トレの著者であり、プロコーチ、経営コンサル、ヒーラー、トレーナー、セミナー講師をしています。
株式会社なかだ 代表取締役 中田真広