ホイホイと・・・③
:「2泊3日の旅も終わり・・今日は来た時とは違う道を通ってお家に帰ります」
:「ニセコ経由だね!おかあたん達は道の駅『ニセコビュープラザ』に寄って山
盛り野菜を買って帰るって!」
:「お昼は道の駅『くろまつない』で『ピザ』を食べるって・・サリーはダメ」
:「ここはニセコにある『有島武郎記念館』です」
:「教科書にも出てました。有島武郎の代表小説『生まれ出づる悩み』
かな?」
:「なんで悩んでいたの?サリーに言ってくれたら相談にのったのに
」
:「主人公のモデルは岩内町出身の画家『木田金次郎氏』らしんだけど・・・
読んでないからわからない・・・有島武郎記念館にも木田金次郎美術館の
リーフレットもありました」
:「悩みは誰にでもある( ^ω^)・・・ワンコはないか?・・・」
:「失礼な!あるワン!飼い主の性格とか
・・・ご飯とか・・
・」
:「えっと有島武郎氏の祖父は薩摩出身の下級武士・・・・・維新の時に
功績を・・・」
:「薩摩だからお父さんも北海道開発に許可を得やすかったんだよね・・・
きっと・・・ニセコの大地主になったんだ」
:「でも有島武郎氏は学習院・札幌農学校を経て留学・・その間にキリス
ト教や社会主義・無政府主義など思想を育んだのだワン」
:「だから農場を小作人全員の共有として無償開放したんだね!凄い!」
:「偉いわね・・・そう言えば農地改革の時、父方が農業していないために
二束三文で土地を取り上げられたって言ってました今あれば・・・」
:「有島3兄弟も有名・・・有島武郎・里見弴(とん・・ペンネーム)は小説家,
生馬は画家)」
:「あのね、有島武郎氏は不倫の末、婦人公論の編集者で波多野秋子
さんと心中したの・・・でもあの頃は作家さんの帰結は自殺も多かったね
・・・作品に行き詰ったか・・深い悩みの証明か・・流行ですね・・愛とは
おもえないワン」
:「今度この方の小説読んでみようかな?
でも戦前の文章は読みにくい
よね!」
:「おとうたんはイラストレーターの藤倉英幸氏の風景画が良いです。
この人も岩内出身だって・・・切り絵・貼り絵で四季折々の北海道風
景はすんばらしい!」
:「昭和時代を作品にしたものは懐かしいね・・・絵本にしたらいいね
」
:「サリーはここでおとやんとソフトクリーム食べました・・・コーヒー味なの
・・・ここの珈琲もきっと美味しいワン!ペロペロ」
:「この後は道の駅『ニセコビーユプラザ』で野菜買って道の駅『くろまつ
ない』でピザを食べて自宅へ向かうの」
:「 ジャガイモ1袋100円だって!レタスにワサビ菜・朝採りの野菜が沢山
ありました。夏にはメロンも美味しいワン・・安いので又買いに来ようワン」
:「運転のご褒美に森で『お刺身盛り合わせ』買ってくれました・・早く
飲んで寝ようと!ぐっう
ぐっう
」
:「ただいま・・・ニャンず! お迎えご苦労!
帰ってきたワン!
やっぱりお家はいいなぁ~くつろぐぅー」
:「サリーたん!お帰り!おみゃはどこ?
」
:「おみゃ~はサリーの笑顔ワン!
」
:「サリーのどケチ
ほな・・さいなら
」
:「①②③読んでくれてありがとうございます・・・今回の旅行はアイヌ民
族とキリスト教関連に縁がありました・・でも高齢者はすぐ忘れると思い
ます 若者にこそ沢山の旅を経験させたいですね
おやすみなさい」