座敷童子とカメラ | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 宮城県丸森町にある『金山城伊達・相馬鉄砲館』が入る屋敷の奥座敷には座敷童子が棲んでいる。

 

『金山城伊達・相馬鉄砲館』

 

 

座敷童子は、古い大きな家に棲み5、6歳くらいの童子の姿をしていることが多い。悪戯好きで小さな足跡を残したり,人間の子供と一緒に遊んだりすることもある可愛らしい妖怪だ。また座敷童子を見た者には,幸運が訪れ家に富をもたらすとも言われている。

 今日は珍しく小学五年生の男の子が見学に来た。とても利発な子で,1時間近くに渡り熱心に見学していた。私が声をかけると幾つかの質問をしてきたので,当館に棲む座敷童子のお話もしてあげた。すると男の子は奥座敷に向って祈りを捧げたから,私はカメラのシャッタを押した。

 しかしシャッタ―ボタンを何度おしてもシャッターが切れないのである。男の子のお母さんが「座敷童子の悪戯かしら。」と声を上げたから,私は腕に電気が走りザワッとした。少しすると急にカメラのシャッターが切れるようになった。私はその男の子にお願いし,もう一度祈っている姿を撮影させてもらった。

 (・人・)ナムナム

 

撮影とブログ掲載について保護者から許可を頂きました。

 

 その写真に何か不思議なものが写っているかもしれないと期待したが,そんなことは全くなかった。期待した分,大損をした様な気分である。犬も歩けば棒に当たるというが,うまい話はそう簡単には転がっていないようである。