#幽霊を信じるor信じない 鉄砲館と座敷童 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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公式ハッシュタグ 令和五年6月2日 骨董品ランキング3位幽霊を信じるor信じない

 私は,幽霊を信じはしないが,座敷童は絶対にいると確信している。座敷童は、古い大きな家に棲み5、6歳くらいの童子の姿をしていることが多い。悪戯好きで小さな足跡を残したり,人間の子供と一緒に遊んだりすることもある可愛らしい妖怪だ。また座敷童を見た者には,幸運が訪れ家に富をもたらすとも言われている。

 そんな座敷童が,宮城県丸森町にある『金山城伊達・相馬鉄砲館』が入る屋敷には棲んでいる。

 

『金山城伊達・相馬鉄砲館』メイン展示室

昨年10月中旬の鉄砲館。視線を感じるのは二階の窓の左側。

 

 私がこの屋敷の一部を私設博物館として昨年五月にお借りしてから,屋敷の二階からバキーンと材木が暴れて立てるような音が,毎日何回もするようになった。それだけではない。二階を走る子供の足音や本が崩れ落ちるような音が毎日のように聞こえ出したのである。また庭で草取りをしていると誰もいない二階の窓から鋭い視線を感じることがあり,その度に私の腕には鳥肌が立った。私は,遭難者の遺体を運び込んだ山小屋に一人で寝ても怖いとは思わない男だが,さすがに毎日こんなことがあると薄気味が悪いことおびただしい。極め付きは,去年の10月中旬のことだ。二日連続でゴロゴロと音を立てて,屋根から鳥が落ちてきたのである。最初の日に落ちてきたのは,スズメだった。二日目は,秋の鳥の代表格のモズである。

 

最初の日に落ちてきたスズメ

 

次の日に落ちてきたモズ

 

 不思議なことに屋根からの落鳥があってからは,二階でしていた不審な異音はピタリとしなくなった。二階からの不審な異音は,座敷童の仕業だったに違いないと私は思っている。この屋敷に棲む座敷童は,私のことをやっと認め,私が運営する博物館を気に入ったのだろう。だからお気に入りの印として,猫がやるのと同じように雀やモズを私に届けてきたのだと思う。

 それからは「金山城伊達・相馬鉄砲館」はいいこと続きで,火縄銃が10丁以上も支援者から届けられた。昨日も北海道の支援者Kさんから関流の長筒の寄託があった。

 

Kさん,この鉄砲の寄託番号は13番だよ。

         この度はありがとうございました。<m(__)m>     

 

寄託を受けた関流三匁五分筒

 

 

 

 

 

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