公式ハッシュタグ 令和6年6月27日 骨董品ランキング1位
昨日は,宮城県丸森町にある火縄銃に特化した私設博物館『金山城伊達・相馬鉄砲館』へ中島流砲術八段師範の夏丸閣下御夫妻が来館された。
夏丸閣下は,日本で初めて火縄銃を用いたクレー射撃大会で20発中,17発を命中させた射撃の名手だ。大分以前のことだが,夏丸閣下は火縄銃射撃のチャンピオン(正確には全日本前装銃射撃競技選手権大会総合優勝者)になったこともあるそんな御方だ。
中島流砲術師範の夏丸閣下
近頃,夏丸閣下は健康を害され病院通いが多くなった。やれ味覚障害だ,脚が弱った,目が見えぬ,耳が聞こえぬなどとブログでボヤいてばかりなのである。閣下は御年85歳になられるから,あちこちに不具合が出るのはやむを得ないことだ。
ところが,昨日お会いした夏丸閣下は,かなりお元気そうだったので,すっかり驚かされた。悪いところなどどこにも見あたらない。千葉の館山から千里の路を遠しとせず,当館までいらっしゃったといえば大体のことは察していただけよう。夏丸閣下のブログは,御本人ではなくオオカミ少年が書いたものに違いなかろう。
夏丸閣下御夫妻
私は夏丸閣下を元気づけようと思い,子育て奮闘中の仙台藩丸森鉄砲の隊長を時給1000円とケーキ一箱で夏丸閣下の接待要員に雇った。さらに副隊長も動員しようとしたが,いくらラインや電話をしても応答がなかったのは残念なことだった。なにしろ日本一の男から話を聞ける機会は,そうはないからだ。
ラインや電話をしても応答のない副隊長
一番損をしたのは,この私である。健康を害したという夏丸閣下の言葉をまんまと信じ,そんな閣下を元気づけようとして接待要員に合計金6835円の費用が掛かってしまった。いまいましいので,夏丸閣下にその請求書を郵送しようと思ったが,それはやめることにした。そんなことをすれば夏丸閣下は,二人分の新幹線往復旅費や宿泊費を私に請求しようとするだろう。それではあまりにも間尺に合ぬ。