今月末から来月下旬にかけ宮城県丸森町にある私設博物館『金山城伊達・相馬鉄砲館』には,ぞくぞくと火縄銃界のビッグネームが来館される。
来週早々には,中島流砲術八段師範の夏丸閣下ご夫妻が来館される。夏丸閣下は,日本で初めて火縄銃を用いたクレー射撃大会で20発中,17発を命中させた射撃の名手だ。
中島流砲術師範の夏丸閣下
夏丸閣下の雄姿をご覧あれ
射撃の腕も凄いが,武道としての古式砲術の礼儀作法を
忘れない射撃後の姿もまた素晴らしい。やはり前装銃の
チャンピオン経験者は,どこかのボンクラとは全く違う。
また来月初旬には一昨年の火縄銃射撃のチャンピオン(正確には全日本前装銃射撃競技選手権大会総合優勝者)のA殿下がいらっしゃる予定だ。
全日本前装銃射撃競技選手権大会
元総合優勝者のA殿下
夏丸閣下の御接待に当館所属の仙台藩丸森鉄砲隊の隊長と副隊長を動員しようとして声掛けしたら,あっさり断られたのは残念なことである。万やむを得ないので,私が,一人で対応することになった。
夏丸閣下の御接待を断った不埒者供
仙台藩丸森鉄砲隊の隊長と副隊長
また秋には京都亀岡市の丹波亀山鉄炮隊の皆さんが当館に見学にいらっしゃるという。丹波亀山鉄炮隊さんが見学に来るのなら休館日でも開館し,丸森鉄砲隊の隊長と副隊長に御接待させる所存です。
当館の見学者の人数は全然増えないけれども,見学者の質では全国有数になってきたようだ。何はともあれ,めでたいことである。