生活学舎桃土(土佐山学舎・「5年間のウズラの飼育と観察記録から発見したこと」・その5・19032 | 生活学舎桃土

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高知県土佐山の小さなパン工房。
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 生活学舎桃土(土佐山学舎・「5年間のウズラの飼育と観察記録から発見したこと」・その5・190322)

 

 前回は、豊橋産ウズラが孵化しました。今回は、その続きで、新しい小屋を作るところです。

 

 13、「クロちゃんとキイちゃん」と「小ちゃん」の観察

 

 2016年4月26日(火)、晴、

4月8日に孵化した「クロちゃんとキイちゃん」を、4月21日に孵化した14羽がいる保温箱に移しました。

 

 

 

 「クロちゃんとキイちゃん」が、小さい14羽をこついたりすることもなく、一緒に餌を食べていました。

 スリコンボも入れているのですが、「クロちゃんとキイちゃん」がそれをこついて食べていると、おちびちゃん達もまねて食べていました。仲良くしています。

 

 

 

 

 

 ただ、「小ちゃん」のように、上手におちびちゃん達を自分の羽の中に入れて、包み込むことができません。

 

 今は、「小ちゃん」は、2羽のおちびちゃんの面倒をみています。

「小ちゃん」の性格がよいからだと思います。

 

 

 

 「クロちゃんとキイちゃん」の保温箱に、1月6日に孵化した「小ちゃん」を移しました。

 

 「クロちゃんとキイちゃん」は、「大ちゃん、中ちゃん、小ちゃん」の子供になる訳ですが、「小ちゃん」は、「クロちゃんとキイちゃん」を追いかけ始めました。

一緒の所での生活は難しいです。「小ちゃん」は、それから、6羽の「おちびちゃん達」を抱えて暮らしています。

 

 

 2016年5月2日(月)、晴、

 

 「小ちゃん」が、保温箱の中で、久しぶりに卵をうみました。首の後ろから背中にかけて、「中ちゃん」にコッカレて抜けていた毛も生え換わりました。

6羽の「おちびちゃん達」に囲まれて、暮らすことで、落ち着いたのでしよう。

 

 夜は、6羽を羽の下に囲いこんで寝ています。餌もよく食べ、葉っぱの食べ方も「おちびちゃん達」に教えています。

 

 

 2016年5月4日(水)、晴、

 

 「小ちゃん」が、保温箱の中で、久しぶりに卵をうみました。5月2日から、3日、4日と3日間つづけて毎日、夕方に卵を産んでいます。

 

 「小ちゃん」と同じ保温箱にいる「おちびちゃん達」も、ずいぶんと大きくなってきました。その場ジャンプで30センチはとびあがれます。

 

 

 14、新しいウズラの小屋づくり

 

 2016年5月4日(水)、晴、

 

 今までのウズラの小屋は、「大ちゃんと中ちゃん」の2羽が暮らしています。

2羽で「小ちゃん」の首筋から背中にかけてこついて、毛が抜けていました。

 

 そこで「小ちゃん」は、4月21日に孵化した「おちびちゃん達」と同じ保温箱のなかで暮らしています。

 すでに孵化から、2週間がたつと、身体も大きくなり、保温箱では、手狭になってきました。

 

 

 

 さらに、「大ちゃんと中ちゃん」が、朝がたになると「ショウチャン」、「ショウチャン」と甲高く鳴くと、「小ちゃん」は、「ココニイル、ココニイル」と鳴いて応える。

 

 多分、「大ちゃんと中ちゃん」の所に戻すと、コツカレルだろうから、2軒つづきの小屋を造ることにしました。

 

 

 

 小屋の骨組みになる柱の寸法切りをする。

丸ノコの使い方と危険なことを祖父から教わっています。

 

 コンセントを挿した状態で、決して丸刃やカバーも触らない。

刃の寸法調整や掃除は、コンセントを抜くことをくりかえすことなどです。

 

 

 

 柱になるタルキに下穴を開ける。

 

 このドリルは、祖母のお父さんが使っていたドリルです。大きくて重たいものですが、祖父がもらい受けました。

 

 祖父は、曾祖父さんから引き継いだドリルの話を僕にします。いろんな道具を持っていますので、使い方を習って、次は、僕がもらい受けるつもりです。

 

 ほぼ長方形になる骨組みを2組造る。この連休中は、忙しいです。

 

 明日は、朝から鏡地区のリオに行き、ダムの周りを走った後に、リオの温泉に入ると、子供は、かぶと虫の幼虫がもらえます。

 

 僕は、リオに行くことに決めています。そして、帰ってくると、ウズラの小屋作りのつづきがあります。

 

 

 2016年5月5日(木)、晴、

 

 35×35×200mmの杉材をできるだけ、ロスがでないように寸法切りすること。このポリシィーを僕にも引き継がせたいと祖父がウズラの小屋の図面を作ってくれました。

 

 

 

 

 そこで、背丈は高く、幅は狭い、2世帯住宅になりました。この作業もビデオ撮りしています。何時も、一緒に住んでいないパパに見せるためです。

 

 パパも夏休みには、一人で、40羽の鶏の小屋を作ったという話を聞いたことがあります。

丸ノコ、下穴開けドリル、ネジ締めドリル、使わない時は、作業台の下に置くこと。

1人での作業は、万力で固定しながら進めて行きます。

 

 

 

 骨組みも万力で固定しておいて、ビスをねじ込んで形に仕上げて行きます。僕は、一度この作業をしたことがあつたので、手順を思い出していました。

 

 

 

 つぎては、ボンドを利かし、ビスで固定して行きます。

寸法切りを間違えなければ、ほぼ直角に仕上がっていきます。

時々、マガネで確かめながら、歪みを直して、締めつけて行く作業が続きます。

 

 

 

 75×12×2000mmの杉板を床板に張り付けて行きます。

 

 ホームセンターで購入したセイタなのですが、単価が安くても持つとひび割れたり、折れそうになったりするものが、売られていました。そのようなものは、使えないと祖父は店の方に言っいました。

 

 2世帯住宅のお隣りとの間仕切りは、板でしました。

 

 金網という手もあつたのですが、開放的になる半面、お隣が気になって落ち着かないと考えました。

 

 今回のように、「大ちゃんと中ちゃん」そして「小ちゃん」とのようないじめる関係がある場合は、声は聞こえるが姿は見えない方が良いのではと考えました。

 

 僕のパパが、やはり小学4年生の時に、地鳥の小屋をひとりで作りました。今回のような丸ノコやビス止めのドリルがなかつたので、鋸と金づちを使って小屋を建てて作ったとパパは言っていました。