生活学舎桃土(「5年間のウズラの飼育と観察記録から発見したこと」・その4・190320) | 生活学舎桃土

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高知県土佐山の小さなパン工房。
自家栽培の野菜や山の様子をお伝えします。

 

 

 生活学舎桃土(土佐山学舎・「5年間のウズラの飼育と観察記録から発見したこと」・その4・190320)

 

 前回は、大ちゃん、中ちゃん、小ちゃんからキイちゃんクロちゃんが産まれたところまででした。今回は、その続きです。

 

 2016年4月9日(土)、晴、

 昨日孵化した頭の毛が黄色い「キイちゃん」と黒い「クロちゃん」はともに元気です。

昨晩は、30℃の保温器のなかで、寝付くまでは走りまわっていました。お腹も空いたのか、雛用のエサを入れていた容器から、つついて食べていました。

 

 

 

 手前を向いている雛が、クロちゃんで、後ろ姿が、キイちゃんです。クロちゃんが、キイちゃんに比べて活発です。2羽とも食欲があるので安心です。

 

 

 

 「キイちゃん」はさびしがり屋で「クロちゃん」のあとを追っかけて付きまとっています。

 

 11日に孵化の予定だった1羽は、今日(13日)までに孵化せず。その卵を割ると中で孵化寸前まで成長していた雛が死んでいました。

 

 8、愛知県豊橋産のウズラの卵を孵卵器に入れる

 2016年4月5日(火)、晴、愛知県豊橋産のウズラの卵、30個を孵卵器に入れました。

 

 9、豊橋産ウズラの孵化

 2016年4月21日(木)、雨、朝、6時30分の時に、卵をなかからコツイテいたウズラ達が、昼には6羽、孵っていました。

 

 

 

籾殻を敷いた保温器に移しました。生まれたてのウミガメのあかちゃんが海に向かって走るように這いずっていました。このあとも次々に卵が中からコツイテいます

 

 10、孵化の観察

 

 

 まわるく割った卵のあいだから雛が頭をだしました。

 

 

 首まで出すのにそれほど時間はかかりませんでした。

 

 

 はい出すように胸が見えてきました。ウンショという感じです。

 

 

 カラの縁に足をひっかけて身体を殻から乗り出そうとしています。

 

 

 卵の中で曲げていた背筋を、ウウート伸ばして身体の半分以上がでてきました。

 

 

 がんばって卵から雛が孵りました。夕方までに9羽が孵って、15羽になりました。

 

 11、ウズラの雛の成長記録

 

 2016年4月22日(金)、晴、

朝、6時30分の時に、ウズラの雛たちを観ました。

 

 

 昨晩までに、15羽の雛が孵っていましたが、身体が小さくて弱っていた1羽が死んでいました。

14羽は、温熱箱の端に固まり集まっていました。

 

 

 1羽が動くと他のものも付いて動いて固まりになります。魚のゴンズイが群れているようです。

 

 

 夕方、粒と粉の餌を混ぜたものを2カ所、練り餌を1カ所かまえていました。

ストローで、それぞれの餌をついばむように、音を立てますと、集まって来て、食べ始めました。

 

 12、「小ちゃん」と「おちびちゃん」の観察

 

 2016年4月25日(月)、晴、

 

 1月6日に孵化した「大ちゃん、中ちゃん、小ちゃん」の3羽が同居している小屋で、最近「小ちゃん」が、「大ちゃん、中ちゃん」にこつかれています。

その為に、「小ちゃん」の首筋と背中の毛が抜け落ちています。

 

 そこで4月8日に孵化した「クロちゃんとキイちゃん」を、4月21日に孵化した14羽がいる保温箱に移しました。

 

 「クロちゃんとキイちゃん」がいた保温箱に「小ちゃん」を避難させました。さらに、その「小ちゃん」の保温箱に、14羽の中で、餌を食べるのが悪く、弱っていた1羽・「おちびちゃん」を同居させました。

 

 

 

 弱っていた1羽・「おちびちゃん」は、「小ちゃん」に付いて歩き、おなじ餌箱から餌を一緒に食べ、水も飲むようになりました。

 

 

 「おちびちゃん」は、「小ちゃん」の羽の下に潜り込んで、『ここでは、胴体の左下』暖をとってくつろぐようにもなりました。

 

 勿論、「小ちゃん」は、嫌がりもせずに、羽の下に「おちびちゃん」を抱えています。

「小ちゃん」は、「おちびちゃん」を抱えたまま、自分の毛ヅクロイをしたり、うたたねをしたりしています。

 

 僕には「小ちゃんが、少し毛が生えてきたみたい。」に見えてきました。

「小ちゃん」も虐められる心配がなく、安心して暮らしているようです。

 

 

 「小ちゃん」と「おちびちゃん」は、どちらも身体が小さくて、弱いところがありました。まるで、親子のようになついています。

                             つづく