わたくしはコンサルタント起業して、約20年間、110億円以上売上げました。
自分が起業した同じくらいの時期に起業した他の方々は、ほとんど残っていません。10年以上、事業を継続できるのは1割、残りの9割は廃業や倒産していくという統計があります。
おかげ様で、仲良くさせてもらっている起業家の数人は、ずっと事業を続けられております。
うまくコンサルタント業を続けている人たちの共通点を絞り込みました。
事業の継続は、結局のところ、資金繰りさえ出来ていれば良い訳ですから、
長くコンサルタント業を続けている人たちは、「資金繰りの達人」と言えるかも知れません。
コンサルタント起業家として成功するためには、多くの要素が必要ですが、その中でも特に重要なのが資金繰りです。
資金繰りとは、
事業を運営するために必要な現金の流れを管理することです。
資金繰りが上手なコンサルタントは、収入と支出の状態を常に把握し、計画的に資金を確保し、無駄な出費を抑えることができます。
一方、
資金繰りが下手コンサルタントは、収入が不安定で支出が増えることに対応できず、資金ショートを引き起こします。資金ショートとは、必要な時に現金が足りなくなることで、これが起こると事業の継続が危ぶまれるだけでなく、信用や評判も失います。
したがって、
資金繰りが上手で資金ショートを引き起こさないのが成功するコンサルタントの一つの条件と言えます。
資金ショートは、急に起こるものではありません。通常は、数カ月前から把握できる事態ですし、資金ショートの原因は自分で作っているものです。支出が伴う何かをやるのは自分だからです。資金ショートは、支出が収入や手持ち資金を上回ることですが、数カ月も前から事前に判明するので、その対策をします。
・もっと売上げる
・借り入れる
・支払いを遅らせる
などです。
長期間、経営をしていると資金ショートの危機は大きなビジネスをやっている起業家ほど直面しますし、初期費用が少なく事前をスタートさせた場合は、キャッシュフローが安定するまでのはじめの数年間は、何度も資金ショートの危機が訪れるものです。
キャッシュフローを安定化させる方策は、
・売上げを増やす
・支出、固定費を抑制する
・借り入れる
売上げを拡大させるためには、それなりにお金を使う、事業投資も増やさなくてはいけません。だから、手持ち資金だけでキャッシュフローをまわしていくのはジリ貧で、取引先の不払いやコロナなどの感染症、自分の体調不良などが起これば、とにかく簡単に、資金繰りは悪化してしまいます。今、うまくいっていても来月や来年もうまくいくとは考えていないのが、長く経営をうまくいかせるコンサルタントです。
だから、いつもいつも集客してセールスしますし、毎年ののように新しいメニューや事業を考え出しています。
経営は、キャッシュフローです。
キャッシュフローを良くする活動の筆頭は、セールス、営業です。マーケティングはセールスするための前段階です。目の前のクライアントのコンサル指導を頑張るのは、来月や来年の売上げのためです。