サッカー=ドイツ7得点で圧勝、W杯予選サンマリノ戦
[10日 ロイター] - サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選は10日、各地で試合を行い、C組のドイツはホームでサンマリノに7─0で圧勝した。ドイツのサンドロ・ワグナーが代表初ゴールを含むハットトリックの活躍を見せた。ドイツはボール支配率77%をマーク。枠内シュート数でも18本に対し、サンマリノは0本と、一方的な展開だった。このほかC組では、北アイルランドがアゼルバイジャンに1─0で勝利。ノルウェーとチェコは1─1で引き分けた。6試合を終えて、ドイツが勝ち点18で首位。北アイルランドが同13で2位。チェコは同9で3位、アゼルバイジャンは同7で4位、ノルウェーは同4の5位。

サッカー=W杯予選でポーランド快勝、レバンドフスキ3得点
[10日 ロイター] - サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選は10日、各地で試合を行い、E組のポーランドはホームでルーマニアに3─1で快勝した。ロベルト・レバンドフスキがPK2本を含むハットトリックを達成した。このほか、モンテネグロはアルメニアに4─1で勝利。デンマークはカザフスタンを3─1で下した。E組では6試合を終えてポーランドが勝ち点16で首位。モンテネグロとデンマークが同10で続き、ルーマニアとアルメニアがともに同6。カザフスタンは同2の6位。

サッカー=W杯予選でイングランド引き分け、ケインが同点ゴール
[グラスゴー 10日 ロイター] - サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選は10日、各地で試合を行い、F組のイングランドは敵地でスコットランドと2─2で引き分けた。イングランドは後半25分にアレックス・オクスレード・チェンバレンのゴールで先制。この後、逆転されたが、終了間際にハリー・ケインが至近距離から同点ゴールを決めた。このほか、スロベニアはマルタに2─0で勝利。スロバキアはリトアニアを2─1で下した。F組では6試合を終えて、イングランドが勝ち点14でトップ。スロバキアが同12で2位。スロベニアは同11で3位。スコットランドは同8で4位。リトアニアは同5の5位。

【サッカー】スウェーデン、仏破りA組首位に W杯欧州予選
 サッカーのワールドカップ(W杯)欧州予選は9日、各地で行われ、A組はスウェーデンがフランスを2-1で破り、勝ち点13で首位に浮上した。初黒星のフランスは得失点差で2位に後退。ルクセンブルクに5-0と大勝したオランダが同10の3位に浮上した。B組のスイスはフェロー諸島を2-0で退け、無傷の6連勝で首位堅持。ポルトガルはロナルドの2点などでラトビアを3-0で下し、勝ち点3差の2位をキープした。H組は首位ベルギーがエストニアに2-0で勝ち、勝ち点16に伸ばした。(共同)

サッカー=ロベルトカルロス氏、薬物使用疑惑を否定
[サンパウロ 11日 ロイター] - サッカーの元ブラジル代表DFロベルトカルロス氏は10日、ドイツの放送局が報じた薬物使用疑惑を否定。法的措置を辞さない構えを見せている。独公共放送ARDが放送したドキュメンタリー番組によると、2015年にブラジルの反ドーピング機関がサンパウロの検察庁に提出した書類にロベルトカルロス氏の名前があったという。ロベルトカルロス氏は、違法な興奮剤を使用したとする疑惑は「極めてあいまいだ」と主張。ロイターへの声明で「ARDによる無責任な訴えを強く否定する。他の選手よりも有利になるための手段を取ったことはない」と反論した。さらに同氏は「20年以上にわたる現役生活で、運動能力向上の効果がある薬物に陽性反応を示したことはない」とも述べた。同氏は現役時代、レアル・マドリード(スペイン)などで活躍。現在は同チームのディレクターを務めている。







テニス=決勝はバブリンカ対ナダル、全仏OP男子シングルス
[パリ 9日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは9日、パリで男子シングルス準決勝を行い、第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)と第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が決勝に進んだ。2015年大会の王者バブリンカは第1シードのアンディ・マリー(英国)にフルセットで勝利。ナダルは第6シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を6─3、6─4、6─0で下し、同大会10回目の優勝まであと1勝とした。バブリンカとナダルは全仏オープンでは過去に1回だけ対戦。2013年大会の準々決勝でナダルがストレート勝ちを収めた。ナダルは報道陣に対し「最後はタフな相手との戦い。彼(バブリンカ)は厳しい試合を制したので、自信に満ちた状態で決勝を迎えるはず」とコメント。「彼はとても強いショットが打てる危険な選手。彼に対して積極的なプレーをしなければ、大きなトラブルに陥る」と警戒を高めた。

MLB=イチローが代打で適時打、上原は1回無失点
[9日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は9日、各地で試合を行い、マーリンズのイチロー外野手は、敵地で行われたパイレーツ戦の6回に代打で登場。適時打を放ち、1打数1安打、1打点1得点の成績だった。マーリンズは12─7で勝利。カブスの上原浩治投手は、地元でのロッキーズ戦の8回から登板。1回を1安打、無四球、2三振、無失点の内容だった。カブスは3─5で敗れた。アストロズの青木宣親外野手は地元でのエンゼルス戦に8番・左翼で先発出場。3打数無安打1打点の成績だった。アストロズは4─9で敗れた。

F1=ライコネンが最速、カナダGPフリー走行
[モントリオール 9日 ロイター] - 自動車レースF1の今季第7戦、カナダ・グランプリ(GP)は9日、モントリオールでフリー走行2回を行い、キミ・ライコネン(フィンランド、フェラーリ)が最速タイムを記録した。総合2位のルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)が2位。総合首位のセバスチャン・フェテル(ドイツ、フェラーリ)が3位、バルテリ・ボッタス(フィンランド、メルセデス)が4位だった。2回目でマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ(スペイン)は7位。ストフェル・バンドーン(ベルギー)は19位のタイムだった。

ゴルフ=米男子ツアーで岩田予選落ち、シュワーツェルら首位
[9日 ロイター] - 米男子ゴルフのフェデックス・セントジュード・クラシックは9日、テネシー州メンフィスのTPCサウスウインド(パー70)で第2ラウンドを行い、岩田寛は69で回り、通算6オーバーの146で予選通過を果たせなかった。ことしのマスターズ・トーナメントで3位に入ったシャール・シュワーツェル(南アフリカ)と、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)、チェズ・リービー(米国)の3人が通算9アンダーで首位に並んだ。世界ランク9位のリッキー・ファウラー(米国)は通算4オーバーで決勝ラウンドに進めなかった。

陸上=ボルト、引退後は地元で「後継選手の育成に貢献したい」
[キングストン(ジャマイカ) 9日 ロイター] - 陸上競技男子短距離の五輪金メダリスト、ウサイン・ボルト(30、ジャマイカ)は、母国での最後のレースを10日に控え、引退後は後継選手の育成に貢献したいと意欲を示した。8月の世界選手権を最後に現役を引退すると表明しているボルトは、その後はチャリティ活動を行いつつ、レーサーズ・トラック・クラブの一員として指導に当たることをグレン・ミルズ・コーチに約束したと述べた。ボルトはロイターに対し、「コーチを引き継ぐよう言われたがそれはない。しかしクラブとミルズ・コーチが好きなので可能な限り力になりたい」とコメントした。政界進出の可能性については「もう何年も政治には興味がないと言ってきた。政治からはできる限り遠いところにいたい」と、きっぱり否定した。









NBA=昨季王者キャバリアーズ、地元で1勝目
[9日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は9日、オハイオ州クリーブランドでファイナル(7回戦制)第4戦を行い、昨季王者で東カンファレンスを制したキャバリアーズが西の覇者ウォリアーズを137─116で制し、1勝目(3敗)を挙げた。キャバリアーズのカイリー・アービングは7本のスリーポイントシュートを成功させて40得点、7リバウンドをマークし、レブロン・ジェームズも31得点、10リバウンド、11アシストを記録。ケビン・ラブはスリーポイントシュートを6本沈めて23得点を加えた。第5戦は12日、ウォリアーズの本拠地で行う。

サッカー=スウェーデンがフランスに劇的勝利、W杯欧州予選
[ストックホルム 9日 ロイター] - サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選は9日、各地で試合を行い、A組ではスウェーデンがホームでフランスに2─1の逆転勝ちを収めた。スウェーデンは前半37分にフランスのオリビエ・ジルーに先制ゴールを決められたが、同43分にジミー・ドゥルマズが同点ゴール。試合終了間際にフランスのGKウーゴ・ロリスのミスからオラ・トイボネンが決勝点を奪った。このほかA組ではオランダがルクセンブルクに5─0で圧勝。ベラルーシはブルガリアに2─1で勝利した。6試合を終えてスウェーデンとフランスが勝ち点13でトップ。オランダは同10で3位、ブルガリアは同9で4位、ベラルーシは同5の5位となった。

【なでしこ】 日本、オランダに1-0で勝利 横山久美が決勝点 国際親善試合
 サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」は9日、国際親善試合でオランダと対戦し、1-0で勝った。後半から途中出場のFW横山(長野)がゴールを決め、リードを守り切った。(共同)

【サッカー日本代表】 右FWで戦う浅野拓磨、本田圭佑から定位置奪った久保裕也に挑戦
 【テヘラン=小川寛太】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選B組のイラク戦(13日)が行われるテヘランに入り、調整を進めている日本代表。本田(ACミラン)から右FWの定位置を奪った久保(ヘント)の新たな好敵手に名乗りを上げたのが浅野(シュツットガルト)だ。「自分の特長を出すことに集中している」と持ち味のスピードを生かして、同年代のライバルに挑戦する。7日のシリア戦に後半18分から出場した浅野は、右FWとしてプレー。印象を残せず、「右でやる難しさは感じながらやっている。最後の精度をあげていかないといけない」。反省点が浮き彫りになった。前半、右FWを務めたのは1歳年上の久保。最も勢いのあるライバルに打ち勝つための武器はやはり、速さ。「(久保との)違いは意識していない。タイミングよく前へ抜け出せれば」。持ち味を最大限に出す考えだ。右アキレス腱に不安を抱えているが、「次も出るならたぶん右FW。常に考えてやりたい」。今度こそ、結果で応えるつもりだ。

サッカー=マンU、イブラヒモビッチとは契約更新せず
[9日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグは9日、各チームの放出選手リストを発表。マンチェスター・ユナイテッド(マンU)はFWズラタン・イブラヒモビッチ(35)との契約を更新しないことが明らかになった。イブラヒモビッチはマンUとの契約が6月30日で切れる。同選手は5月にひざを手術。復帰は来年になる可能性がある。BBCはイブラヒモビッチが今後もマンUの練習施設でリハビリを続けると報道。また、イブラヒモビッチの代理人は先週、同選手がマンU残留に向けてクラブ側と話し合う予定であると述べていた。イブラヒモビッチは2016─17年シーズンの前に、1年契約でパリ・サンジェルマン(フランス)からマンUに加入。46試合で28得点を挙げて、イングランド・リーグカップと欧州リーグでの優勝に貢献した。プレミアリーグはウェブサイト上に掲載した情報は5月29日時点のものであり、選手の状況はその後、変わった可能性もあるとしている。









サッカー=W杯予選、オーストラリアがサウジアラビア破る
[8日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選は8日、日本の入るB組の1試合を行い、ホームのオーストラリアがサウジアラビアに3─2で勝利した。オーストラリアは前半にトミ・ユリッチが2ゴールを挙げたものの、サウジアラビアも2点を奪い同点で終えた。迎えた後半19分、オーストラリアのトム・ロギッチが決勝ゴールを奪って1点差の勝利を収めた。この結果、日本、オーストラリア、サウジアラビアの3チームが勝ち点16で並び、得失点差で日本が首位を守った。また、5位のイラクは敗退が決定した。1試合消化の少ない日本は、13日に中立地イランでイラクと対戦する。

サッカー=W杯欧州予選、フランス代表が首位攻防戦へ
[ストックホルム 8日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)欧州予選A組で、スウェーデン代表と対戦するフランス代表のディディエ・デシャン監督(48)は8日、試合前日の記者会見で「我々は謙虚であるべき」と述べた。フランスは6チームで争われる予選の前半5試合を終え勝ち点13で首位に立ち、同10で追う2位のスウェーデンと敵地での首位攻防戦を迎える。昨年11月の対戦は、ホームのフランスが2─1で勝利した。デシャン監督は「私はいつも慎重で注意深い」とした上で「我々は冷静であるけれども、特に11月の対戦を踏まえても謙虚であるべきだ。我々は、全てが終了したと信じることなどできない」と慎重な姿勢を強調した。フランスの入るA組では、ブルガリアが勝ち点9で3位、強豪オランダが勝ち点7の4位に続いている。欧州予選は全9組のそれぞれ1位と、2位の上位8チームによるプレーオフを勝利した4チームの合計13チームがW杯への出場権を得る。

【サッカー日本代表】 チームはテヘランに到着 13日にW杯アジア最終予選イラク戦
 サッカー日本代表は9日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選B組のイラク戦が行われるイランの首都テヘランに到着した。7日に国会議事堂などで同時テロが起きたが空港に特別な警備が敷かれた様子はなく、ハリルホジッチ監督や選手は落ち着いた様子でバスに乗り込んだ。チームは夕方にテヘランでの初練習を予定している。試合はイラクの政情不安により中立地で開催され、13日午後4時55分(日本時間同9時25分)にキックオフする。(共同)

サッカー=日本はシリアと引き分け、国際親善試合
[7日 ロイター] - サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは7日、東京・味の素スタジアムで試合を行い、日本はシリアと1─1のドローに終わった。立ち上がりに香川真司が負傷交代した日本は、後半3分に先制点を献上。同13分に今野泰幸のゴールで同点としたものの、逆転するには至らなかった。2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選でB組首位に立つ日本は、13日にテヘランでイラクと対戦する。

サッカー=国際親善試合、ベルギーがチェコに競り勝つ
[5日 ロイター] - サッカーの国際親善試合で5日、ベルギーとチェコが対戦し、ホームのベルギーが2─1で勝利した。ベルギーは前半25分にミシー・バチュアイのゴールで先制。4分後にミスから同点ゴールを許したが、後半7分にマルアン・フェライニのゴールで勝ち越した。チェコはシュート2本がゴールポストに当たる不運もあった。

サッカー=国際親善試合、ドイツはデンマークとドロー
[6日 ロイター] - サッカーの国際親善試合が6日に各地で行われ、ドイツ代表はデンマーク代表と1─1で引き分けた。デンマークが1992年欧州選手権決勝でドイツを2─0で下して優勝してから25周年ということで行われた記念試合。ドイツは6選手が代表デビューを飾るなど、ロシアで今月末に行われるコンフェデレーションズカップや、来年行われるワールドカップを見据えたテストを行った。ドイツは普段のようにハイテンポな戦いができずに先制点を許したが、試合終盤にジョシュア・キミッヒがオーバーヘッドシュートを決め、引き分けに持ち込んだ。ドイツは10日に行われるワールドカップ予選でサンマリノ、デンマークはカザフスタンと対戦する。

サッカー=レアルがCL連覇、ロナルド2得点
[カーディフ 3日 ロイター] - サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝が3日、カーディフで行われ、レアル・マドリード(スペイン)がユベントス(イタリア)に4─1で快勝。現行方式となったCLでは初の連覇を果たした。レアルは前半20分にクリスティアノ・ロナルドのゴールで先制。同27分にユベントスのマリオ・マンジュキッチに同点ゴールを決められたが、後半にカゼミロ、ロナルドの2点目とマルコ・アセンシオのゴールで突き放した。レアルは過去4年間で3回目のCL優勝。同大会の最多優勝回数を12に伸ばした。ユベントスは通算9回目の決勝で7回目の準優勝に終わった。ロナルドはCLでは3回の決勝で得点。キャリア通算600得点とした。











テニス=全仏OP、20歳のオスタペンコが決勝進出
[パリ 8日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは8日、女子シングルスの準決勝を行い20歳のエレナ・オスタペンコがラトビア人選手として初の四大大会での決勝進出を果たした。第30シードのティメア・バシンスキー(スイス)と対戦したオスタペンコは、第1セットを7─6で奪うと、第2セットを3─6で落としたものの、最終セットを6─3で奪って競り勝った。ノーシードの選手が決勝に進出するのは、1983年のミマ・ヤウソベッツ以来。この日が20歳の誕生日だったオスタペンコは、試合後に「第3セットは積極的なプレーをし続けようとした。誕生日を祝う最高のものになった」と喜びを語った。また、準決勝のもう1試合は第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第2シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)に6─4、3─6、6─3で勝利。決勝戦は10日に行われる。

テニス=錦織は全仏初の4強ならず、マリーに逆転負け
[パリ 7日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは7日、パリで試合を行い、男子シングルス準々決勝で第8シードの錦織圭は世界ランク1位で第1シードのアンディ・マリー(英国)に6─2、1─6、6─7、1─6で敗れ、全仏で自身初の4強入りは果たせなかった。錦織は第1セットでマリーのサービスゲームを2つブレーク。調子が定まらなかったマリーだが、第2セットに2回目となるサービスでのタイムバイオレーションを取られてから一変。一気に形勢を逆転してセットカウントをイーブンに戻すと、タイブレークに及んだ第3セットも奪取。第4セットになると錦織に巻き返す力は残っていなかった。試合後マリーは、「試合の入りはひどいものだった」とコメント。「すばらしいテニスをした気はしないが、最高の調子でない時の勝利はより印象に残る」と述べた。一方錦織は、敗因が自分にあったとし、タイブレークに悔いが残ると語った。マリーは準決勝で第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)と対戦する。

テニス=全仏で昨年の王者ジョコビッチが敗退、ナダル4強
[7日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは7日、男子シングルス準々決勝の試合を行い、昨年の王者で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第6シードのドミニク・ティエム(オーストリア)に6─7、3─6、0─6で敗れた。全仏で通算10回目の優勝をめざす第4シードのラファエル・ナダルは、パブロ・カレノブスタ(ともにスペイン)と対戦。カレノブスタが第2セット途中で棄権したため準決勝に進んだ。第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)は第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)にストレート勝ちを収め、ナダルとティエム同様ここまで1セットも落とすことなく4強入りを果たした。準決勝ではティエムがナダルと、バブリンカは第1シードのアンディ・マリー(英国)と対戦する。

テニス=プリスコバ、全仏準決勝で勝てば世界ランク1位に
[パリ 7日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは7日、女子シングルス準々決勝を行い、世界ランク3位で第2シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)はキャロリン・ガルシア(フランス)を7─6、6─4で下し、準決勝に進んだ。プリスコバが全仏で2回戦を突破したのはことしが初めて。第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と戦う準決勝に勝てば、アンゲリク・ケルバー(ドイツ)を抜いて世界ランク1位に浮上することになる。なお、ハレプとのこれまでの対戦成績は1勝4敗。大会の開幕前から、決勝に進めば世界1位だと聞かされていたというプリスコバだが、その可能性はないと考えていたという。「準決勝の相手は難敵の一人であり、ただで決勝の切符はもらえない。(世界1位は)近いようで遠い」と語った。

テニス=仏テニス連盟会長、自国男子選手の成績に苦言
[8日 ロイター] - フランステニス連盟のベルナール・ジウディセリ会長は8日、自国男子選手の全仏オープンでの成績について苦言を呈した。同大会では、国内首位のジョーウィルフリード・ツォンガを含むフランス男子勢は3回戦で全滅した。ジウディセリ会長は地元ラジオで「フランス選手が勝ち上がるために何が欠けているのか。それは不屈の精神である」と話し、体力面とメンタル面の両方で強化する必要があると述べた。1983年の全仏を制したヤニック・ノア以来、男子フランス勢は優勝から遠ざかっているが、女子についてはクリスティナ・ムラデノビッチとカロリーヌ・ガルシアが1994年以来のベスト8入りを果たすなど好成績を残した。









NBA=レブロン・ジェームス、3連敗からの逆襲誓う
[クリーブランド 8日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)、キャバリアーズ所属のレブロン・ジェームズは8日、ウォリアーズに3連敗を喫しているNBAファイナル(7回戦制)でまだ負けを認めるつもりはないと明かした。キャバリアーズは昨年のNBAファイナルで1勝3敗から史上初の逆転優勝を成し遂げたが、3連敗からの逆転勝利は前例がない。黒星を喫した第3戦で両チーム最多の39得点を挙げたジェームズは「毎試合、勝利する気持ちで望んでいる。明日は私にとっても、チームにとってもシリーズを継続するための大事な試合である。何が起きるかは分からないが、現時点でチームは逆転が狙えるくらい良い状態にいる」と話した。第4戦は、9日にキャバリアーズの本拠地で行われる。

NBA=ウォリアーズ王手、デュラントが値千金のスリー
[7日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は7日、オハイオ州クリーブランドでファイナル(7回戦制)第3戦を行い、西カンファレンス王者ウォリアーズは東カンファレンスを制したキャバリアーズに118─113で勝ち、シリーズ3連勝として2年ぶりの王座に王手をかけた。ウォリアーズのケビン・デュラントは31得点、8リバウンドをマーク。残り45秒で逆転のスリーポイントシュートを成功させた。クレイ・トンプソンが30得点を加え、ステフェン・カリーは26得点、13リバウンド、6アシストだった。キャバリアーズではレブロン・ジェームズが39得点、11リバウンド、9アシスト。カイリー・アービングが38得点で続いたが、及ばなかった。第4戦は9日にクリーブランドで行う。

陸上=ボルト、母国ジャマイカでのラストレースへ
[キングストン 8日 ロイター] - 陸上で五輪3連覇を達成し、今年8月の世界選手権ロンドン大会を現役最後のレースと宣言したウサイン・ボルト(30)は、10日にジャマイカで行われるレーサーズ・グランプリ100メートルで、母国でのラストレースを迎える。ボルトは、サッカー界のペレ(ブラジル)やボクシング界のモハメド・アリのように陸上界で超越した存在であり、母国では国の宝と位置づけられている。同じくジャマイカ出身で1976年に五輪金メダルを獲得したドン・クォーリー氏はロイターの取材で「彼は陸上に大きな喜びをもたらした。記録だけでなく、彼のパーソナリティは本物で、人々はそれを愛した。その人の良さは人々の心をつかみ、そのおかげで今は世界中の人がジャマイカがどこにあるのか、そしてウサイン・ボルトがどのような人であるのかを知っている」と賞賛した。ボルトはラストレースで、世界記録保持者のウェイド・バンニーキルクやデービッド・ルディシャ、2度世界チャンピオンに輝いたモハメド・ファラーらと対戦する。

【陸上】 桐生祥秀また9秒台届かず 10秒18で6位 ダイヤモンドリーグ第4戦男子100メートル
 陸上のダイヤモンドリーグ第4戦、ゴールデンガラは8日、ローマで行われ、男子100メートルの桐生祥秀(東洋大)は向かい風0.2メートルの条件下で10秒18の6位だった。23歳のチジンドゥ・ウジャ(英国)が10秒02で1位。ジミー・ビコ(フランス)が10秒05で2位に入り、同タイムの3位はロニー・ベーカー(米国)だった。男子3000メートル障害はリオデジャネイロ五輪金メダリストのコンセスラス・キプルト(ケニア)が8分4秒63で制した。女子5000メートルはヘレン・オビリ(ケニア)が世界歴代5位となる14分18秒37の好タイムで快勝した。同100メートルはダフネ・スキッパーズが10秒99で、同1500メートルはシファン・ハッサン(ともにオランダ)が大会新の3分56秒22で優勝した。(共同)
■桐生祥秀の話「こういう(レベルの高い)メンバーで走っても、力まずいけた。(10秒)1台で走れたのは大きいし、もうちょっとの部分もある。条件が整えば9秒台にいける自信はある」(共同)

MLB=青木1安打、日米通算2000安打まであと2本に
[8日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は8日、各地で試合を行い、アストロズの青木宣親外野手は、敵地でのロイヤルズ戦に9番・左翼で先発出場。3打数1安打、1三振、1得点の成績だった。これにより日米通算2000本安打まであと2本となった。試合はアストロズが6─1で勝った。

MLB=ダルビッシュ、8回途中3失点で勝敗つかず
[7日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は7日、各地で試合を行い、レンジャーズのダルビッシュ有投手は、地元でのメッツ戦に先発登板。7回1/3を3安打、2四死球、9三振、3失点の成績で、勝敗はつかなかった。レンジャーズは3─4で負けた。マーリンズのイチロー外野手は、敵地でのカブス戦の7回に代打で出場。空振り三振に倒れ、1打数無安打に終わった。マーリンズは6─5で勝った。

MLB=ヤンキース田中5連敗、青木が1安打
[6日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は6日、各地で試合を行い、ヤンキースの田中将大投手は地元でのレッドソックス戦に先発登板。3本塁打を浴びるなど、5回を5安打、1四球、2三振、5失点の内容で5連敗、今季6敗目(5勝)を喫した。ヤンキースは4─5で敗れた。マーリンズのイチロー外野手は、敵地でのカブス戦の7回に代打で出場。空振り三振に倒れ、1打数無安打だった。マーリンズは2─10で敗戦。アストロズの青木宣親外野手は、敵地でのロイヤルズ戦に9番・左翼で先発出場。4打数1安打の成績だった。アストロズは7─9で負けた。









NBA=ファイナル開幕、ウォリアーズが圧倒
[1日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は1日、3年連続で同じ顔合わせとなったファイナルが開幕し、西カンファレンス1位のウォリアーズが東2位のキャバリアーズに113─90と圧勝した。ウォリアーズはターンオーバーがわずか4本とミスが少なく、チームとしてアシストをキャバリアーズの2倍以上となる31本を記録。ケビン・デュラントが38得点8アシスト8リバウンドとけん引し、ステフェン・カリーも6本のスリーポイントシュートを決めるなど28得点10アシストと活躍した。キャバリアーズはレブロン・ジェームズが28得点8アシスト15リバウンドをマークしたが、8本のターンオーバーを許し、チーム合計でも20を数え、2ポイントシュート成功率が35%を割るなどミスが目立った。

NBA=スパーズのパーカー、腱断裂からの復帰は1月の見込み
[31日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)、スパーズの司令塔で、プレーオフの西カンファレンス準決勝で四頭筋腱断裂の重傷を負ったトニー・パーカーは、2018年1月に復帰を見込んでいることが明らかになった。NBA公式ウェブサイトが報じた。パーカーはフランスのスポーツ紙レキップに対し、6─8カ月後にはチームに復帰する見込みだと述べた。負傷については非常に残念だったとし、「とても好調だったし、最後まで戦ってタイトルを獲得するチャンスがあった」と悔しさをにじませた。なお、やはりプレーオフ中に負傷離脱したカワイ・レナードについては、2017─18年シーズンの開幕に間に合う見込みであることも報じられた。

陸上=ガトリン、リオ銀の100mで世界選手権出場へ意欲
[31日 ロイター] - 陸上短距離の五輪銀メダリスト、ジャスティン・ガトリン(35、米国)は31日、全米選手権(6月22日開幕)の男子100メートル優勝に向けて意気込みを示した。ガトリンはロイターの電話インタビューで、8月にロンドンで開催される世界選手権への代表選考も兼ねる全米選手権について「自分は優勝候補と考えている」とコメント。選考会や選手権が迫ると調子が上がる、と自信を示した。ガトリンは同大会の100メートルで通算4回王座に就いた実績を持つ。現在の世界ランクで上位20名から漏れているガトリンは、不調の原因が度重なる負傷の「連鎖反応」と分析。2週間半─3週間にわたって練習できない時期を繰り返したと明かし、「今季はおそらく最も心身の強さが試されるシーズン」と自らを奮い立たせた。現在は健康な状態を取り戻しつつあるというガトリンだが、再発防止のため、全米選手権までレースには参加しない方針だと述べた。

【欧州女子サッカー】 熊谷紗希のリヨンが2連覇 PK戦でパリSG破る 欧州CL決勝
 サッカー女子の欧州チャンピオンズリーグ(CL)は1日、英国のカーディフで決勝が行われ、熊谷紗希のリヨンがパリ・サンジェルマンとのフランス勢対決を制し、2季連続4度目の優勝を飾った。延長戦までを終えて0-0からのPK戦を7-6で制した。熊谷は守備的MFでフル出場。PK戦では後蹴りの5人目に登場し、GKの動きをよく見て中央やや右に冷静に決めた。(共同)

【世界卓球】 平野美宇、女子シングルスでストレート勝ち 日本勢として48年ぶりのメダル確定
 卓球の世界選手権個人戦第5日は2日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、女子シングルス準々決勝で平野美宇(エリートアカデミー)がフェン・ティアンウェイ(シンガポール)にストレートで勝ち、ベスト4入りした。日本勢として同種目48年ぶりのメダルが確定した。

【陸上】 日本人初の9秒台へ桐生祥秀「いい条件で走れれば」 欧州で2戦に出場
 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台突入が期待される桐生祥秀(東洋大)が2日、欧州遠征への出発前に成田空港で取材に応じ、「いいコンディションの中で走れれば。(重要な大会が控える)夏も近づいているし、強い選手と走って力を出したい」と意気込んだ。桐生は5日(日本時間6日未明)にプラハ国際、8日(同9日未明)にダイヤモンドリーグ第4戦、ゴールデンガラ(ローマ)に出場する。予想される強豪との対決では硬さが出る懸念もあるが、「最近はほぼ大丈夫」と自信を見せる。屈指の観光地を巡る遠征へ「ヨーロッパを楽しめたら」と肩の力を抜いて臨む。









テニス=全仏オープン、錦織が3回戦進出
[1日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは1日、パリのローランギャロスで男子シングルス2回戦を行い、世界ランキング9位で第8シードの錦織圭はジェレミー・シャルディー(フランス)を6─3、6─0、7─6のストレートで下した。錦織は第1セット途中から、第3セット第3ゲームまで12ゲームを連取。直後にメディカルタイムアウト取った。その後、相手に2度のブレークを許してタイブレークとなったが、最初のマッチポイントを制して勝利した。3回戦では鄭現(韓国)と対戦する。そのほか、世界ランク1位で第1シードのアンディ・マリー(英国)、第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)らもそれぞれ勝ち上がった。
 女子ダブルス1回戦で青山修子(近藤乳業)楊●(=刊の干を金に)●(=火へんに宣)(中国)組はアーラ・クドゥリャフツェワ、アレクサンドラ・パノワ組(ロシア)に6-7、4-6で敗れた。腹筋を痛めていた土居美咲(ミキハウス)と荘佳容(台湾)のペアは中国ペアと対戦し、第1セット途中で棄権した。(共同)

【全仏テニス】日比野組は大逆転勝ち 「次は最初からエンジン全開」
 女子ダブルス1回戦で日比野、ロソルスカ組は第1セットを0-6で失ったが、第2、最終セットをタイブレークの接戦でものにした。日比野は「気持ちが引くことは不思議となかった」と大逆転勝ちを誇った。第2セットの第10ゲームではマッチポイントのピンチを切り抜けたが、「そうだったんですか。ダブルスは前向きにプレーしているからかな」と笑う。「久しぶりに組むと少しぎくしゃくするが、次は最初からエンジン全開でいける」と快進撃を期した。(共同)

【全仏テニス】A・マリーらが3回戦進出 第5日
 テニスの四大大会第2戦、全仏オープン第5日は1日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス2回戦で第1シードのアンディ・マリー(英国)はマルティン・クリザン(スロバキア)に6-7、6-2、6-2、7-6で逆転勝ちし、3回戦に進んだ。第3シードで2015年覇者のスタン・バブリンカ(スイス)はストレート勝ちした。女子シングルスで第2シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)と第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)も順当に2回戦を突破した。(共同)

テニス=ナダルら3回戦へ、ダニエル敗退 全仏オープン
[パリ 31日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは31日、パリで試合を行い、男子シングルス2回戦でダニエル太郎は第20シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン)に5─7、4─6、4─6、0─6で敗れた。第4シードで同大会優勝9回の実績を持つラファエル・ナダル(スペイン)は、ロビン・ハース(オランダ)にストレート勝ちを収めて3回戦進出を決めた。そのほか第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、第6シードのドミニク・ティエム(オーストリア)らも勝ち上がった。

テニス=奈良が2回戦でビーナスに敗退、全仏オープン女子
[パリ 31日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは31日、パリで試合を行い、女子シングルス2回戦で奈良くるみは第10シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)に3─6、1─6で敗れた。そのほか第4シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)はフルセットの戦いの末に3回戦に進んだ。第6シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)は敗退。第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)は勝ち進んだ。









ゴルフ=メモリアル・トーナメント、松山は13位
[1日 ロイター] - 米男子ゴルフのメモリアル・トーナメントは1日、オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGC(パー72)で第1ラウンドを行い、松山英樹は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、2アンダーの13位タイで初日を終えた。石川遼は73で回り、1オーバーの48位タイ。池田勇太は78で6オーバーの109位タイだった。首位はダビド・リングメルト(スウェーデン)とジェーソン・ダフナー(米国)が7アンダーで肩を並べた。世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)は6オーバーで終え、池田と同じく109位タイで出遅れた。
■松山英樹の話「(前半は)うまくいかなかった。後半の11番でティーショットが木に当たってフェアウエーに戻るラッキーもあって、なんとかスコアを伸ばすことができた。スコア的にはそんなに出遅れなかったのは良かった。2日目からも粘り強くプレーしたい」
■石川遼の話「1番ではティーショット(のスイング)で全然リズムが合わずにOBにしてしまった。(その後)いいパーパットを入れてずっとしのいでいたのに、最後の2ホールはパットが入らなかった。ボギー、ボギーにして終えたのが悔しい」
■池田勇太の話「ひどかった。前半でパットが入らず、流れがうまくつくれなかった。だんだんとアンラッキーも増えて、何をやってもうまくいかない一日だった。2日目はやれる限りのことをやろうと思う」(共同)

ゴルフ=松山、2014年優勝の米ツアー大会で復調めざす
[31日 ロイター] - 男子ゴルフの世界ランク4位、松山英樹(25)は、2014年に米ツアー初優勝した経験を持つメモリアル・トーナメント(米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC、6月1日開幕)での復調をめざす。今シーズンの松山はHSBCチャンピオンズやヒーロー・ワールドチャレンジで優勝し、2月のフェニックス・オープンで連覇を遂げたが、それ以降はマスターズ・トーナメントでの11位タイが最上位と不振に陥っている。練習ラウンドが行われたこの日、松山は取材に対して「調子が上向くことを願うが、正直、自分が望むスイングの状態ではなく、パットもあまり良くない」とスランプを認めながらも、「ミュアフィールドビレッジに戻ってくると、特別な気持ちになり、もっといいプレーをしようという励みになる」と述べた。メモリアル・トーナメントはジャック・ニクラウスが自身の設計によるコースで主催する大会。松山は優勝した3年前は「いかに大きな大会か気づいていなかった」が、今ではその重要度を理解しており、自分にとってはこれからもずっと特別なイベントになると位置付けた。

ゴルフ=コ、84週守った世界1位から後退へ
[2日 ロイター] - 女子ゴルフのリディア・コ(ニュージーランド)が、84週に渡って守ってきた世界ランク1位の座を4日に失うことが決定的となった。コは今週米ニュージャージー州で行われるショップライト・クラシックを欠場することにより、アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)か柳簫然(韓国)に抜かれると米女子ゴルフツアー側が明かした。ジュタヌガーンもショップライト・クラシックを欠場するため、柳が同大会で優勝すれば確定、2位や3位でも条件次第で世界ランクトップとなる。それ以外の成績だとジュタヌガーンが世界ランク1位となる。

【ゴルフ】 ヨネックス女子・レディースは雷雲接近で競技打ち切り 大会は36ホールに短縮
 女子ゴルフのヨネックス・レディースは2日、新潟県長岡市のヨネックスCCで開幕したが、荒天のため打ち切られた。雷雲接近で開始が2時間半遅れ、さらに2度目の中断の後、再開できなかった。大会は54ホールから36ホールに短縮して3、4日に争われる。3日の第1ラウンドで70位までが最終ラウンドに進み、最終結果の50位までが賞金を獲得。加算額は当初の75%となる。女子ツアーの競技中止は昨年5月のリゾートトラスト・レディース最終日以来。強風で打ち切られ、前日首位だった表純子の優勝となった。

【男子ゴルフ】 男子ツアー選手権の森ビル杯、キューが暫定首位、日没で順延
 ツアー選手権森ビル杯第2日は2日、茨城県宍戸ヒルズCC(7384ヤード、パー71)で行われ、雷雲接近で開始が1時間遅れ、6人が日没までにプレーを終えられなかった。ツアー未勝利の38歳、アンジェロ・キュー(フィリピン)が68で回り通算7アンダーの135で暫定首位。2打差でスンス・ハン(米国)が続いた。通算4アンダーの暫定3位に中島徹と金亨成(韓国)。3アンダーの5位に大堀裕次郎ら3人が並び、さらに1打差で小田孔明、遠藤彰らが続いた。昨年優勝の塚田陽亮は7オーバー、宮里優作は9オーバーで予選落ちが確実となった。(出場125選手、晴れ、気温28・3度、西の風4・2メートル、観衆2318人)









【サッカーACL】浦和が8強入り 済州を延長で退ける
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦は31日、各地で行われ、浦和は埼玉スタジアムで済州(韓国)に延長の末、2戦合計3-2で勝ち、準々決勝から登場した2008年以来の8強入りを果たした。第1戦に0-2で敗れた浦和は前半に興梠、李が得点して2戦合計で追い付いた。後半には勝ち越せず延長に突入し、同後半に高木のクロスから森脇が決勝ゴールを挙げ、日本勢で川崎に続き準々決勝に進んだ。

【サッカーACL】川崎が8強、鹿島は敗退 決勝トーナメント1回戦
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦は30日、各地で行われ、川崎はホームの川崎市等々力陸上競技場でムアントン(タイ)に小林、長谷川らのゴールで4-1と快勝し、2戦合計7-2で準々決勝に進出した。2009年以来で3度目。鹿島はホームの茨城・カシマスタジアムで広州恒大(中国)を2-1で下して2戦合計2-2としたが、アウェーゴールの差で敗退が決まった。1-1の終盤に金崎が勝ち越し点を決めたが、ブラジル代表MFパウリーニョに奪われたゴールが響いた。

【Jリーグ】 ルヴァン杯は神戸が新潟下し8強 A組は仙台が1位で準々決勝進出
 Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ最終節は31日、デンカビッグスワンスタジアムなどで6試合が行われ、B組の神戸は新潟を1-0で下し、勝ち点15として同組1位で準々決勝進出を決めた。A組は既に全試合を終えた仙台が勝ち点13の1位で8強入りした。A組のFC東京は清水に1-2で敗れて2位となり、柏に勝って3位の札幌とともにプレーオフへ。B組の広島は横浜Mを2-1で破って3位となり、2位C大阪とプレーオフに回る。今季導入されたホームアンドアウェー方式のプレーオフはFC東京-広島、C大阪-札幌の組み合わせで6月28日と7月26日に行われる。準々決勝はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場の4チームが加わり、8月30日に始まる。

【サッカー】 U-20W杯で日本は8強入りならず 延長でベネズエラに敗れる
 サッカーのU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)韓国大会第10日は30日、大田などで決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、日本は延長の末にベネズエラに0-1で敗れ、2003年大会以来の8強入りはならなかった。日本は序盤から南米の強豪相手に互角に渡り合ったが、堂安(G大阪)のFKがバーに当たり、高木(G大阪)らが好機を生かせなかった。後半途中から出場した15歳の久保(FC東京ユース)も決定的な働きはできず、延長後半にCKから決勝点を奪われた。(共同)

サッカー=アーセナルのベンゲル監督続投へ、英メディア報道
[30日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルがアーセン・ベンゲル監督(67)と新たに2年契約を結ぶことで合意したと、英BBCなどが30日に報じた。BBCは、31日にアーセナルから正式発表があると報道。ロイターがアーセナルの広報に取材したところ、ベンゲル監督の今後に関する声明は出す予定としたが、契約延長にサインしたかどうかの明言は避けた。ベンゲル監督はアーセナルで21年に渡って指揮を執り、これまでプレミアリーグ制覇3回、イングランド協会カップ(FA杯)優勝7回の成績を残している。しかし、今季は5位に終わり、監督に就任した1996年以降で初めて欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃した。ベンゲル監督の去就はシーズン中から注目を集め、一部のファンは退任を要求していた。

サッカー=ドルトムント、トゥヘル監督との契約解除
[30日 ロイター] - サッカーのドイツ1部、ブンデスリーガで香川真司が所属するドルトムントは30日、トーマス・トゥヘル監督(43)との契約を解除したことを発表した。トゥヘル監督はクラブ首脳陣との確執が広く報じられていたが、ドルトムントはこれを否定。「雇用主として背景は説明しない。長いプロセスと全委員のサポートを得た結果だ。2人の間の意見不一致が原因ではない」と説明した。トゥヘル監督は就任1年目の昨季にリーグ2位、今季はリーグ3位の結果を残した。27日に行われたドイツ・カップ決勝ではアイントラハト・フランクフルトを下して優勝し、2012年以来のタイトルをクラブにもたらしていた。

サッカー=スパレッティ監督がローマ退団
[30日 ロイター] - サッカーのイタリア・セリエAのローマは30日、ルチアーノ・スパレッティ監督(58)の退団を発表した。昨季途中からローマを率いたスパレッティ監督は、今季にクラブ史上最高となる勝ち点87、総得点90を記録し、2位でシーズンを終えた。ローマは来季の欧州チャンピオンズリーグのグループステージから出場する権利を得た。スパレッティ監督は記者会見で「私は謙虚な性格で、ローマのために常に熱心に働いた。間違いはあっても、常に信念に基づいている。私には自分の方法論、取り組み方がある。それを練習に落とし込もうとしてきたし、それで今の位置にいる」と述べた。ローマのジェームズ・パロッタ会長は「このクラブは順調に成長している。そして、我々の価値観と哲学を共有する新しい監督の下でそれは継続される」と話している。