❁写真というツールを使ってママと子どもの心を整える❁心を写すキッズフォトグラファートット先生のブログ -3ページ目

手術のあと、2日ほど、病院に駆け付けられるように、病院の近くのホテルに泊まって、病院からの連絡を待ちに待っていました。


連絡がないのは元気な知らせとはよく言ったもの。


いい知らせだとしても、病院からの電話は一瞬ドキッとする。


待ちに待っていた連絡は、家に着きそうな頃来ました。







『しずくちゃんが目を覚まして、人工呼吸器も外れて、一般病棟にうつられました!』


との電話。


嬉しくて、安心して、涙が出た。


帰ってから、母に伝えたら、母もとても嬉しそうだった。







母のサポートもあり、長女に会いに行きました。


病室に入る時は、状態がわからないので、まだ少し怖い。


深呼吸をして、拳を握りながら入る。







病室に入ったら、自分で呼吸してる事、生きてる事に感動。


私が着いた時には寝ていて、寝ていたから、話せるのかどうかもわからなくて、一先ず声をかけてみた。


『ママだよ!頑張ったね!凄いね!偉いね!また会えたね!』


と、声をかけたら、


少しの力で手を差し出してくれて、小さく頷いてくれた。







返事をしてくれた事が、ほんとにほんとに嬉しくて、涙が出た。


急性脳症の時は、赤ちゃんに戻って、ママがわからない所からのスタートだったからか、私を認識してくれてる事さえ、ありがたいと思った。


看護師さんに意思疎通が取れた喜びを伝えたら、


『眠くない時はちゃんとお話してくれますよ☺️頭痛い、とか、ここ拭いて欲しいとか☺️』


って教えてくれました。


なんだか、拍子抜けw


そっか、話せるんだ🥰


病気が治った訳じゃないけど、なんだか凄く前に進んだ気がして、ホッとした✨







『また来るね!』って言ったらまた、小さく頷いてくれた😊


また明日会えるのが楽しみ💖


またね、しーちゃん🥰




初めての高校の制服✨



12時間位かかると言われていた手術は、18時間半にもなったけど、無事終了。


終わったのは、朝の4時半🕟


待ってる間は、たまに心がギュッとなる事はあれど、妙に落ち着いてた。


何か食べるとお腹が痛くなるという謎の不調と共に過ごした一晩。


夕方までは、手術待ちのご家族がチラホラいたけど、夜にはついに独りぼっちになって、喜ばしいことだけど、さすがに寂しかったな。








夕方、突然のLINEが鳴って、仲良しの友達がお守り持って、駆けつけてくれた。


どこの病院かって伝えてないのに、ストーリーから探し当ててくれて、一か八かで来てくれた。


なんて幸せ者なんだろう、と思った。




届けてくれたお守りをスマホショルダーにくっ付けて祈りながら朝を迎えたよ。










長時間に及ぶ手術は、長女ももちろん頑張ったけれど、本当にお医者さんがすごいと思うし、感謝しかない。


腫瘍が固くて、中々進まなかったそう。


そして腫瘍が顔の神経にくっ付いているために、全ては取り切れないけど、95%は取れたとのこと。


手術前と後のCTを比べて見せて貰ったけど、脳圧が下がってるのが素人にもわかる。


術後の辛さはきっとあるだろうけど、少しは楽になると思えた。


小顔になれちゃうかもね。


出血はあったけど、輸血をする程ではなかった事がまだよかったって。







手術が終わり、面会出来ると言われたけど、会うのは少し怖かった。


どれくらい痛々しいのだろう…ちゃんと見れるだろうか…と怖かった。


会ってみると、人工呼吸器が付いてたり、色んな管が付いていたけど、いつもの眠っている、しーちゃんだった。


少しだけ出てる指を撫でたら、少し冷たかった。


『しーちゃん!よく頑張ったね!』


って声をかけたら、涙が出た。


ママのストーカーのしーちゃんには、きっと聞こえだと思う。







この病気は、終わりがないから、ここからまた始まるけれど、一先ず命が延びた事に感謝しよう。


人生って、本当に苦しい事の方が多い。


ずっとずっと登り坂。


だけど、それも含めてきっと幸せなんだろうな。


感謝。





2020.4.3 実家の桜の木の下で





先週、医師から、病状説明があり、本日、手術の日を迎えました。


5㎝の腫瘍。


12時間が予想される、大手術です。


終わるまで、祈りながら、ひたすら待ち。











子供は本当に強い。


これ、大人だったら、暴れる人も、泣き叫ぶ人も、いるんじゃないかな。


長女は、じっと怖さと闘っていた。


涙を流すこともなく、ただ私に、


『成功するよね?』『またママに会えるよね?』『戻って来れるよね?』と質問するだけ。


ただ、私が抱きしめた時だけ、泣く。


怖いだろうな。。








リスクのある手術。


祖父母や息子、末っ娘に病状説明をして、手術前日の昨日、会わせることになって、みんなでお見舞いへ。










弟や妹に会いたかった!とすごく嬉しそうだったな。


そういえば、急性脳症の時も、弟のパワーをすごく感じた。


息子はね、病状説明の時から、すごく泣いていて。


長女に会えた時にも泣いていた。


聞こえなかったり、見えなかったりで、イライラしたり、ケンカもしたけど、ほんとにほんとに大事なんだなぁと思った。


そんな姿を見て、こっちも号泣。









現実は辛いけど、人生の中で1番、愛を感じている。


長女はこんなにも愛されていて、私にはこんなにも助けてくれる仲間がいる。


世の中、とってもあたたかい。




昨日お参りした神社⛩






今朝は、道が混んでで、手術前に会えるかどうか、ほんとにギリギリまで分からなくて、怖かった。


残り5分!という時に、到着して、会えた。


普段、見えないので、写真を撮るにしても、斜視が出てしまうのだけど、奇跡的に真っ直ぐ前を向いた可愛い写真が撮れた。


長女、可愛い。


急いでた私はスッピンだけどw







手術室へ見送って、この写真見ながら、少し泣いて。


悲壮感漂わないように、ちゃんとメイク。


長女は、可愛くキラキラしてる、ママが好きだから、可愛く待ってなきゃ。









手術開始から3時間半。


今、開頭してるのかと思うと、心がギュッと苦しくなるけど、すごく冷静に待っていられてる。


この手術が無事に終わっても、遺伝子のイタズラの腫瘍の病気なので、完治はしない。


短命であり、一生付き合っていく事になる。


その覚悟をするための、12時間なのだろうな。


やれる事をやって、生きて行こう。