12時間位かかると言われていた手術は、18時間半にもなったけど、無事終了。
終わったのは、朝の4時半🕟
待ってる間は、たまに心がギュッとなる事はあれど、妙に落ち着いてた。
何か食べるとお腹が痛くなるという謎の不調と共に過ごした一晩。
夕方までは、手術待ちのご家族がチラホラいたけど、夜にはついに独りぼっちになって、喜ばしいことだけど、さすがに寂しかったな。
夕方、突然のLINEが鳴って、仲良しの友達がお守り持って、駆けつけてくれた。
どこの病院かって伝えてないのに、ストーリーから探し当ててくれて、一か八かで来てくれた。
なんて幸せ者なんだろう、と思った。
届けてくれたお守りをスマホショルダーにくっ付けて祈りながら朝を迎えたよ。
長時間に及ぶ手術は、長女ももちろん頑張ったけれど、本当にお医者さんがすごいと思うし、感謝しかない。
腫瘍が固くて、中々進まなかったそう。
そして腫瘍が顔の神経にくっ付いているために、全ては取り切れないけど、95%は取れたとのこと。
手術前と後のCTを比べて見せて貰ったけど、脳圧が下がってるのが素人にもわかる。
術後の辛さはきっとあるだろうけど、少しは楽になると思えた。
小顔になれちゃうかもね。
出血はあったけど、輸血をする程ではなかった事がまだよかったって。
手術が終わり、面会出来ると言われたけど、会うのは少し怖かった。
どれくらい痛々しいのだろう…ちゃんと見れるだろうか…と怖かった。
会ってみると、人工呼吸器が付いてたり、色んな管が付いていたけど、いつもの眠っている、しーちゃんだった。
少しだけ出てる指を撫でたら、少し冷たかった。
『しーちゃん!よく頑張ったね!』
って声をかけたら、涙が出た。
ママのストーカーのしーちゃんには、きっと聞こえだと思う。
この病気は、終わりがないから、ここからまた始まるけれど、一先ず命が延びた事に感謝しよう。
人生って、本当に苦しい事の方が多い。
ずっとずっと登り坂。
だけど、それも含めてきっと幸せなんだろうな。
感謝。
2020.4.3 実家の桜の木の下で