【ルール説明・解説】デュエマ絶対法則には最も大事なルールが書かれている | ととまる屋

ととまる屋

デュエルマスターズの対戦動画を投稿中。
その他デッキレシピやカード考察、またはDM関係の適当な雑記がメイン。

 

どうも、最近めっきり寒くなっていよいよ雪でも振るんじゃねえか、とか思いつつ、寒さには弱い、冷属性で大ダメージを受ける眼鏡属性、もとい、いーさんです

 

対戦動画も上げてますが、見てね!→ニコニコデュエマ動画マイリスト

 

さて、今回のルール解説。テーマは「デュエマにおける絶対法則」です

 

総合ルールには、総合ルールについて読んでおくと、「実際のゲーム中に出た疑問を解決するとき役立ちます。」と書かれています。

 

トリガー効果の解決順番だったり、置換効果の事だったり、状況起因処理(優先的に起きるゲーム処理)、ターン起因処理(ゲームを進めるうえでプレイヤーが行う処理)などなど、読めばちょっと「?」な効果処理も理解できるようになります

 

今回はその内の「デュエマの絶対法則」を解説。

これは知っておくと、効果処理について疑問が浮かんだ時に対処しやすくなるルールです

 

その1 カードの効果はルールに勝つ

 

いきなりですが、ごく大事なルールです

 

効果とルールに矛盾が生じたとき、カードの効果を優先させます。

例えば最近の総合ルールに追記されたことの一つに

 ・進化などでカードの下におかれているカードは特性が無視される

というのがあります。

カードの特性というのは「種族」「カードタイプ(クリーチャーとか呪文)」「パワー」「文明」「コスト」などのことを言います

これにより、一部の進化クリーチャーなどが持つ「このカードの下のカードを見せてそれが○○という種族なら」という効果が発動できないのではないか?という疑問が見られました。

未だ暫定回答で「参照できないと効果自体を使えないので参照できます」ってことになってますが、これは

カードの効果はルールに勝つ で説明できます

 

ルール上では進化元のカードは特性を無視しているので単なるカードにすぎません

が、進化クリーチャーの効果などにより、進化元を参照する効果はそのルールを無視し、参照できます

できるはずです。はい

 

ちなみに、カードの効果はルールに勝つって言われると、なんかややこしく聞こえるかもしれませんが、デュエマにおける能力のほとんどに適用される絶対法則です

 

例えばスピード・アタッカー。あれは「同一ターン中に場に出たクリーチャーは攻撃できない=召喚酔い」というルールを無視しています。

 

シャコガイルの「負ける代わりに勝つ」効果も、山札が無くなった瞬間に負けるという状況起因処理を無視して勝ちます。

 

ルールではできないとされていることでも、カードの効果によって無視されることもあるため、これを理解しておくと、効果処理とかにも困りにくくなると思います。

 

ただし、当然のことながら効果によって無視するルールは違います。

なんでんかんでん無視しないように。

 

その2 「できない効果」は「できる効果」に勝つ

 

これはどちらも効果上の事です。アクティブ、非アクティブに限らず、できない効果はできる効果に勝ちます

 

例えば、相手の場(非アクティブ)にナンバー・ナイン(相手は呪文を唱えることができない効果)が居るとします。

自分のターンに(アクティブ)、スペルサイクリカ(登場時に墓地から呪文を唱えることができる効果)を使用する場合、できない効果はできる効果に勝つので呪文を唱えることができません

 

これは理解しやすいでしょう。

ただし、ダイヤモンド・ソードやダイヤモンド・エイブンなどの持つ「攻撃できない効果を無効にする」効果はどんな攻撃できない効果をも無効化する最上級の効果であり、上書きもされません

今のところできない効果に勝てる唯一のできる効果です。

 

因みに「できない効果」は置換効果でも勝てません。置換する余地がないためです。

 

さらに、「できる効果」は「できないルール」には勝ちます。先のSAがそうです。

 

その3 できることはすべて行う

 

これは分かりやすい例でいうと呪文の空撃ちです。

例えば母なる星域の「自分のクリーチャーをマナに送り、その後自分のマナ以下の進化を出す」効果を、マナに進化クリーチャーがいなかったり、マナが足りなかったりしたときに唱えることで、自分のクリーチャーをマナに置く行動までを行います。また、行えます。

 

ただし、効果のすべてがそうではなく、条件が定められていたり、そもそもできなかったりする場合はできません。

 

混乱してきました()

 

正直これは覚えるしかないんですよね。いろいろなパターンがあったりします

 

基本的に「できる場合はできることすべて行う」っていうことで、「できないから仕方なく一部しか使わない」では無いんですよ、これ。

ジョルジュ・バタイユの「召喚するときコストを支払う代わりに自分の場4体を破壊して召喚しても良い」

これを「4体いないから仕方なく効果の可能な部分、つまり召喚しても良いを使おう」にはならないってことです

 

はい。説明難しい。

 

その4 効果の処理はSトリガーを優先し、常にターンプレイヤーから行う

 

デュエマの超大事な大原則です

 

いわゆる「アクティブ」「非アクティブ」から効果を使うっていうアレです。

 

トリガー効果の優先順位とは?みたいな記事を書こうと思ってましたがここでいいや。

 

ざっくり、効果の優先順位を挙げてみます。上が最優先です

 

1.アクティブ常在効果>非アクティブ常在効果

2.アクティブ置換効果>非アクティブ置換効果

3.アクティブSトリガー(Sバック)>非アクティブSトリガー(Sバック)

4.アクティブ通常トリガー>非アクティブ通常トリガー

 

が、効果の優先順位です。

Sトリガーも一種のトリガー効果ですが、これは通常のトリガー効果よりも早いです

具体的には、クリーチャーは召喚まで、呪文は呪文の効果すべてがSトリガーです

 

そのため、非アクティブSトリガー呪文は、アクティブSトリガークリーチャーの出たとき効果よりも優先されます

また、シールド複数枚のブレイクによって出たSトリガークリーチャーとSトリガー呪文は、クリーチャーの出たとき効果を使う前に呪文を処理します。

さらにいえば、同時にトリガーしたSトリガーは好きな順番で処理するのでクリーチャーの召喚前に呪文を使うこともできます。

ただし、複数のSトリガーを使う場合は、使うカードをあらかじめ宣言しておく必要があり、また、宣言したカードは必ず使わなければなりません

 

実は巻き戻しが一番起こりうる事象です

 

通常のトリガー効果についても、非アクティブの効果処理中にアクティブに新たな効果がトリガーした場合、非アクティブにほかの待機中の効果があっても、アクティブに効果発動の優先権が移ります。

特にループするデッキなどでは、相手の盤面にあるクリーチャーが自分の行動でどれだけ効果をトリガーするか見極めて使いましょう。

相手に効果発動のタイミングを与えるタイプのループとかね。

自分ばっかりみてると痛い目合うというお話

 

SバックはSトリガーと同様のタイミングで、処理も同じく、クリーチャーは召喚まで、呪文は呪文の効果全てがSバックです

 

あと一番覚えてほしいのは「~した時、する時」って書いてある効果は全部トリガー効果です

同じ書き方をしているなら、同様にアクティブ、非アクティブの優先を考え、既存のカードとかとも照らし合わせれば、効果の処理順番に関して事務局に問い合わせる必要も減ってくると思います

 

……1番見る裁定情報ってこれなんだよな……

見る度に「何を当たり前のことを」って正直、思ってます。本来なら聞くまでもないことです。

 

 

その5 置換効果はひとつのイベント中にひとつのみ

 

これは前にも記事に書いたので割愛

 

 

 

総合ルールの中のデュエマの絶対法則。特にその4はデュエマをやるうえで基本中の基本です

総合ルール読んで、と再三言ってるのはもうほんと、これに尽きるってくらい。

その4、と、できればその1は理解しておいてほしいです。

その1とその4さえ理解できれば、ルールに関してできること、できないこと、疑問も自己解決できるようになるはずです。8割くらいはマジで。

 

ということで、総合ルール、読もう

 

 

以上、眼鏡式ルール講座でした