環境省が出したものとは別に、鹿行地区(けいせつ基金の活動エリア)の「収容数」のデータを、毎年、茨城県動物指導センターさんにお願いしています。
昨日、平成28年度のデータもFAXしてくださいました。
茨城県動物指導センター 愛護推進課のS様。
ご協力ありがとうございました。
平成25年度を見てください
僕の手書きのメモがありますが、平成25年度、ここ鹿行地区から収容された「犬・幼齢の個体」は、全県の約4分の1にも達していたんですね。
鹿行地区の人口は、茨城県の10%をやや切るくらいに過ぎませんが、「犬・幼齢の個体」の収容は全県の約25%にも達してしまっていたんです。
平成26年度は、年度途中の1月末時点での途中経過になってます。
これは僕が、結果が楽しみで楽しみで待ちきれなかったために、センターにデータの提供をお願いするのが早過ぎたせいです(^^;;
そして平成27年度も、1月末までのデータになってます。
これは当時の担当の方が
「昨年と同じ期間の方が比べやすいでしょう」
…と、むしろ気を利かせてくださったためです(^^;;
そして、次はいよいよ平成28年度。
この春、担当の方が代わられたので、書式が違っています。
28年度は猫の記載もあり、飼い主からの引き取り」「飼い主の判明しない犬の保護捕獲」の区別はありません。
これは
「僕がお願いしたデータは公式で用意されているわけではなく、あくまでも職員さんの善意で手作りしてくださった」
…こういうことを示しているわけです。
本当にありがたいことです。
平成28年度は、ちゃんと年度全体のデータになってます。
けいせつ基金は特に、犬の「幼齢の個体」の「収容数」にこだわっています。期間を揃えるために、平成25年度と平成28年度を比較してみたいと思います。
(以下、平成25年度→平成28年度)
茨城県の子犬
1,285匹→663匹(平成25年度比51.6%)
鹿行地区の子犬
329匹→140匹(平成25年度比42.6%)
鹿行地区以外の茨城県の子犬
956匹→523匹(平成25年度比54.7%)
茨城県も約半減していますが…
我が鹿行地区は半減以下になっていますヽ(´▽`)/
「収容数」ですからね。
保護・譲渡による成果は、ここに含まれません。
ここ近年の茨城県の改善は著しいものがありますが、それと比較しても、鹿行地区の結果はそれを上回るものでした。
これはけいせつ基金の効果だと言っても、言い過ぎにはならないのではないかなぁ(^^)
しかもですね
けいせつ基金の成果がもっと強く現れるのは、実は次、平成29年度だと思ってるんですよ。
けいせつ基金は平成27年3月にスタートしました。
そして平成27年度は40匹の手術をしています。
しかしこの40匹。
これは1年かけて手術した数ですから、平成27年度のデータに好影響を与えたかどうかは、なんとも言えません。
言えるのは
「翌年平成28年度は、最初から40匹のメス犬からの出産の心配が無くなっていた」
ということです。
つまり、けいせつ基金の効果が初めてきちんと現れるのは…そう、今回発表された平成28年度のデータからなのです。
今回のデータ
凄かったでしょ?(^^)
そして平成28年度にも、37匹に手術をしました。
不妊手術の効果は累積ですからね。
37匹ではなく、40匹+37匹=77匹。
これが、平成29年度の最初から「不妊手術済み」になっているのですから
だから、平成29年度の方が楽しみが大きいわけです。
(平成29年9月5日現在、手術数は85匹)
ところで、もう一つ嬉しかったのが
鹿嶋市の子犬
64匹→1匹
なんと1匹!
けいせつ基金の活動は、鹿行地区限定を改め、鹿嶋市限定に縮小する…という予定でいましたが
こりゃ、そういうわけにはいかないなぁ。
鹿嶋市の子犬
64匹→1匹
潮来市の子犬
24匹→13匹
神栖市の子犬
129匹→61匹
行方市の子犬
41匹→28匹
鉾田市の子犬
71匹→37匹
ね。
鹿嶋市以外はまだまだです。
僕は決めました。
これまで通り
①茨城県鹿行地区の
②雑種の
③雌犬
を対象に続けていくことにします。
(「外飼いの」という条件は外します)
茨城県は先日の県知事選で、新しい県知事が選出されました。
動物愛護にも力を入れてくれることを約束してくれています。
知事も変わることですし、もう一度、茨城県に考え直してもらえるよう、頑張ってみたいと思います。
(選挙前の、大井川新知事。
けいせつ基金の支援者の皆さんにも、新知事の宣言を聞いていただきましょう。↓)