TC研究会で今年も“ムーブメントを伴う筋膜へのアプローチ”を担当させてもらいます、ロルフィングプラクティショナー(ロルファー)の宮井です。

 

 

 

 

 

 

 

 

二回目のテーマは”筋膜にアプローチするとどうなるの!?”です。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、筋膜に徒手的にアプローチすると施術者は受け手側の体が”柔らかくなった”、”潤っている”、”通りが良い”、”動かしやすい”などと感じる事があります。対して受け手側からは”軽い”または”重い”、”存在感がある”、”大きくなった”、”スムーズに動かせる”などの感想が聞かれます。

 

では、この変化はどこからやって来るのでしょうか?体の中では何が起こっているのでしょうか?少し掘り下げていきましょう。

 

 

感覚器としての筋膜

 

筋膜内にはパチニ、ルフィニ、ゴルジ、自由神経終末といった感覚受容器が豊富に存在することが確認されており、筋膜は”最も重要な感覚器官”とも言われています。

 

徒手刺激などのアプローチにより筋膜内の受容器から中枢神経系、自律神経系に情報が伝達されると、そのフィードバックとして局所・全身の筋緊張、局所循環、筋膜内平滑筋の活動に変化が起こるとされています。

つまり、筋膜にアプローチすることで組織が柔らかくなったり、潤ったりしますよ、と言うことです。

 

また、筋膜へのアプローチによって受容器の活動が正常化すると疼痛が軽減する事もわかっています。

 

さらに、一部の受容器は内受容感覚の受容器として働きます。内受容感覚とは軽さや重さ、むずがゆさ、温感、空腹感、性的感覚、痛み、身体の所有感など体内をモニタリングする感覚を指し、情動とも関連する脳の島皮質に情報を投射します。受け手側がアプローチ後に感じる、軽さや重さ、時に得られる幸福感などははこの内受容感覚由来であることが考えられます。

 

オステオパシー創始者のA.T.スティルが”筋膜は脳の支店である”と述べたように、筋膜へのアプローチは筋膜だけにとどまらず、脳をはじめとした”神経系との語らい”と捉えることもできるのです。

 

 

細胞への働きかけ

 

神経系を介さない筋膜自体の変化も存在しています。

 

運動や徒手刺激によって筋膜が引っ張られると筋膜内の細胞が活性化し、細胞が作り出すコラーゲン線維の量に増減がおきたり、線維の向きや張力に変化がおこったりします。つまり組織損傷後の治癒過程やリモデリング、組織の厚みや密度、緊張に我々が行う徒手刺激が影響を与えることを意味しています。

損傷組織に無理に刺激を加えて無駄にコラーゲン線維を増やして瘢痕組織をつくってしまうような事は避けたいものです。

それにしても筋膜内の細胞に影響を与え、その振る舞いを変えてしまうと言うのですから興味深いものです。

 

 

徒手である意味

 

我々がセミナーで扱う筋膜へのアプローチは徒手で行います。では筋膜ローラーに代表される器具を使ったアプローチとの違いは何でしょうか?

端的に言えば、徒手は”効果器”であり”感覚器”でもある事と考えています。

アプローチ時に、触れた手(手とは限りませんが)は受け手の組織に影響を与える”効果器”となりますが、また同時にその手は組織の状態を感知する”感化器”の働きもします。施術者が”感覚器”から得られた情報を元に接触の深さや方向性を変えるとするなら、受け手の組織には新たな変化がもたらされ、「あっ、力が入っていた」「そこってそんなに硬かったんだ」などの”気付き”が受け手に生じやすくなります。その気付きが「力を抜いてみよう」「こっちに動いたらもっと柔らかくなるかも」といった衝動を生み、行動に移した時、受け手が受け手で無くなるのです。我々のセミナーで重要視する”受け手も参加する”、”共にワークする”と言うことです。

このような体を通した相互のやり取りが施術効果を高め、受け手が施術後に感じる”存在感がある”、”大きくなった”といったボディーイメージの変化につながるファクターになっていると考えています。

 

 

まとめ

 

今までに述べてきた変化が具体的にどの様な効果につながるかというと、

 

・痛みの改善

・組織灌流の促進

・スライド、グライド機能の回復

・可動域の改善

・関節と筋の動きの正常化

・モビリティ、スタビリティ、弾力性の回復

・組織の緊張の正常化

・過度な硬さ、緻密化、線維化の予防

・創傷治癒、リモデリングの促進

・手術後の癒着防止

・ボディースキーマ、ボディーイメージの改変

・姿勢の向上

 

などなど挙げればきりがありません。筋膜へのアプローチは数えきれないほどの可能性を秘めているのだと思います。

 

今後、自分のアプローチが受け手の脳や細胞に影響を与えると考えると、きっと触れ方も変わってくるのではないでしょうか?

 

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宮井先生が講師を担当下さる

 

TC研究会 年間セミナー ムーブメントを伴った筋膜へのアプローチの詳細は以下よりご覧ください!

 

『8月26日 新宿 ムーブメントを伴った筋膜へのアプローチ 第2回『下肢』』
https://ameblo.jp/totalconditioning/entry-12390219214.html #アメブロ @ameba_officialさんから

 

 

偏平足、開帳足、外反母趾、ハイアーチ、などの足部アライメント不良は

 

上向性の下肢回旋運動連鎖を介して

立位アライメントの不良はもちろん

 

膝動的外反(ニーイン)などの動作機能不全にも繋がり

足関節捻挫、シンスプリント、モートン神経種、外反母趾、内反小指など

 

足部、下腿部の障害のみならず

 

長期的に見ると、変形性膝関節症、ACL損傷、半月板損傷などとも無関係とは言えず

トレーナー、施術家の先生としては、その改善方法を学ぶ事は非常に重要と言えます。

 

 

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この足部アライメントの改善アプローチを

 

徒手的アプローチ(筋膜、関節、神経-筋など)

 

運動療法的アプローチ(体幹、運動連鎖、ボディーワークなど)

 

双方から考えていく勉強会を実施致します。

 

足部アライメント改善アプローチ勉強会

 

実施日時:平成30年9月9日(日)13時~15時30分(受付開始12時40分~)

 

会場:おくがわ整体院 東京都新宿区西新宿8-19-1 小林ビル612号
http://www.total-conditioning.com/access.html

 

参加費:一般2500円 TC研究会会員2000円

 

講師:奥川洋二

TC研究会代表

日本関節コンディショニング協会理事

JCCA-MT

NSCA-CPT

など

 

内容

・足部のアライメント不良と傷害について

・下肢回旋運動連鎖について

・下腿部アライメントの評価(脛骨内湾、内旋)

・下腿部アライメント改善法の実践

・足部アライメントの評価

・距骨後方滑りの評価と改善法の実践

・距骨下関節の評価と改善法の実践

・ショパール関節の評価と改善法の実践

・リスフラン関節の評価と改善法の実践

 

 

・意見交換

*内容はあくまで予定です、当日若干変わる場合もありますがご了承ください。

 

定員8名

 

〆切り:9月7日(金)、または定員次第

 

 

皆さまのご参加お待ち致しております!

 

 

 

 

 

 

 

*本記事はトータルコンディショニング研究会のPNF年間セミナーの受講資格となります、イントロダクションセミナー「PNF的アプローチの基本のき」セミナーの詳細ページとなります。

 

固有感覚受容器を刺激し、神経と筋肉の連絡を促し、筋バランスや運動を改善するPNF(proprioceptive neuromusucular facilitation)

『20世紀最高の運動療法』との呼び声も高く

リハビリの世界ではもちろんの事

最近ではトップトレーナーの多くが学び、スポーツ指導の現場でも取り入れられているPNFですが、同時に技術の習得が難しいと言われていて

「実践でテクニックを使えるようになるには時間が掛かる」との声もよく聞かれます

しかし、そんな事はございません!

使い方次第です( ̄▽+ ̄*)

アプローチ方法によっては多様な現場(トレーナー、セラピスト、ボディーワーカー)ですぐに理論を応用し、実践で活用する事が出来ます!

本ワークショップでは「その日から使える!超簡単なPNF的なアプローチ方法」を習得する事を目的としております!

また、本セミナーは

 PNFの概要

 神経生理学の原理・原則

 PNFの実践要素の説明

 テクニックの種類

 上肢、下肢、体幹のテクニック

 臨床での応用

 

まで学べる

トータルコンディショニング研究会主催『PNFクローズドセミナー』のイントロダクションセミナーともなっております。年間セミナーについてご案内ページ


本セミナー受講生のみにTC研究会主催のPNF年間セミナーのご案内が届く事になっております。


本格的にPNFのテクニックを習得したい方
年間セミナーに興味ある方、まずは本イントロダクションセミナーにご参加ください!

そうでない方でも

・PNFをかじってみたい

・ストレッチだけじゃないの?

・トレーニングで役立つ小ネタを仕入れたい

という方も参加大歓迎です!

 

 

PNF的アプローチの基本のき セミナー

 

開催日時

H30年 9月9日(日) 10:00~11:30

 

参加費:一般 2500円 TC研究会会員 2000円

定員 8名

 

会 場:おくがわ整体院 東京都新宿区西新宿8-19-1 小林ビル612号
http://www.total-conditioning.com/access.html

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 【内容】
・PNFの簡単な歴史について
・筋の収縮形態について
・PNFパターンについて
・簡単なテクニックの実践

 

 

【講師紹介】

奥川 洋二(おくがわ ようじ)
日本関節コンディショニング協会理事
トータルコンディショニング研究会主宰
日本コアコンディショニング協会 MT
NSCA‐CPT
など

 

皆さまのお申込みを心よりお待ち致しております!

 

 

 

 

 

トータルコンディショニング研究会

HP http://www.total-conditioning.com/

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blog http://ameblo.jp/totalconditioning/

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