体幹トレーニング本当に”指導できている”と言えますか?

  • 「腹筋に効いてる感じ」でごまかしていないか?
  • SNSや本で見たエクササイズを“なんとなく”真似していないか?
  • 体幹トレーニングをパフォーマンスUPとの関連が良く分かってない
  • そもそも体幹トレーニングってなに?と思ってる
  • クライアントに「先生スゴい!」と言わせる武器、ありますか?ここにテキストをいれてください

ひとつでも当てはまるなら

あなたの「体幹トレーニング指導」に革命を起こす2時間をご用意しました。

🐉 “格好良いドラゴンフラッグ”が出来るようになる勉強会

 

あなたも、そしてあなたのクライアントも惹きつけられるこの一言。

「これができるようになりたい!」

実際に、私(TC研究会代表・奥川)がこのドラゴンフラッグをデモした下のyoutube動画動画を見て、
「YouTubeで見ました!」と来院された方もいます。

 

 

でも、これは単なるパフォーマンスではありません。

見た目のインパクト以上に
「スポーツパフォーマンスに必要な体幹能力を、実際に“身体で体感できる”種目でもあります。

 

単なる筋トレとは一線を画す、
安定性・連動連鎖・身体制御力がすべて詰まったエクササイズ。
だからこそ、アスリート指導にも、一般指導にも、応用可能なのです。

…あなたの指導、もしかしてこんな状態になっていませんか?

🆘 「格好悪いドラゴンフラッグ」って?

Reason.01

お腹が丸まっている

Reason.02

腰が反っている

Reason.03

足が曲がっている

それ、単に見た目が悪いだけじゃありません。
体幹が機能していない証拠です。

勉強会では、その理由と理論背景まで徹底解説します!

“格好良さ”には、機能的意味がある。
この勉強会で得られる

つの効果

1

見せた瞬間に惹きつけられる「デモ力」を手に入れる


あの憧れのドラゴンフラッグ。
“格好良く”できることで、あなたの発信・現場・指導に説得力と注目が加速します。

そういうと「デモが出来なくとも理論が分かっていれば大丈夫」と言う人がいますが、実際のところは「やってみないと分からない」部分も多いのです。

少なくとも私(講師の奥川)はドラゴンフラッグについてネットに書いている事は結構間違っている事が多いと感じています。

やってみないと分からない事もありますし、同時に出来る事と教えられる事は違うのも理解しています。

この勉強会は「デモも出来て、なおかつ指導も抜群に出来る」「理論もばっちり」というワンランク上の体幹トレーニング指導者を目指す勉強会です。

2

パフォーマンス向上と体幹の関係が「腑に落ちる」


競技者やアスリート指導にも役立つ、体幹スタビリティの本質を解剖学・運動学ベースで理解できます。

例えば…「自転車の乗り方」という教材があって、それを自転車に乗れる前に「丸暗記」出来たとしても
実際に自転車に乗れるようになってから「自転車の乗り方」と言う教材を読むのでは全く理解が異なりますよね?

頭の中で「日常動作改善」「アスリートパフォーマンス改善」と体幹のスタビリティ、モビリティが関係あると分かっているのと、実際にそのレベルの体幹能力を身に付けてからの理解では天と地ほどに異なります。

3

チュートリアル付きで実践もOKすぐ教えられる!


実技解説あり・フォーム解説あり・段階指導あり。
そのまま動画教材にも活かせるノウハウで構成しています。

今回の勉強会では講師は一般の方に「ドラゴンフラッグ」を「ゼロから」指導する際に使っている「チュートリアル」を実際に使って理論と実践を学びます。

そうする事で「頭で理解する」と同時に「身体で体感出来る」ので、学びの相乗効果が起こります!

勉強会詳細

セミナー内容

格好良いドラゴンフラッグが出来るようになる勉強会

開催日

2025/7月20日

開始時間

9:40 開場 / 10:00 開始 12:00終了

会場住所

おくがわ整体院
 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-19-1 小林ビル612号

アクセス

東京メトロ西新宿駅から徒歩3分

参加費用・定員

【一般】3,000円 / 【動画ライブラリー登録者】2,500円
定員 6名

👉【TC研究会ライブラリー登録はこちら】
https://www.okugawaseitai.com/tc-library-info

注意事項

定員は6名と少人数の為にお早めにお申し込み下さい

勉強会のアーカイブ配信等はございません。

お申し込み後のキャンセルは承れませんので、ご注意ください。

講師紹介

奥川洋二

トータルコンディショニング研究会代表
日本コアコンディショニング協会 マスタートレーナー
NSCA 公認パーソナルトレーナー
日本関節コンディショニング協会 関節マニュアルアプローチマスタートレーナー

トータルコンディショニング研究会代表として、また日本関節コンディショニング協会の関節マニュアルアプローチの技術指導者として「徒手療法」のセミナー講師のイメージが強いが…

実は日本関節コンディショニング協会ではA級講師として、コアコンディショニングのトレーナー育成にも務めてきた実績があります。

また体幹トレーニングの理論と実践を専門家向けに指導するセミナー「そもそも論から始める 姿勢評価とスタビライゼーショントレーニング」と言うセミナーを2023年度にNSCAのプロバイダーセミナーとして開催するなど「理論と実践」の両方を学ぶ重要性を伝える活動も行っています。

勉強会の具体的な内容



1.座学


  1. 姿勢評価の基礎
  2. 体幹トレーニングの基礎
  3. コアスタビリティについての説明
  4. インナーユニット、アウターユニット
  5. スポーツパフォーマンス向上の理論的根拠となる論文紹介

2.実技


  1. アライメントチェック
  2. インナーユニットの収縮確認
  3. 前斜系、後斜系アウターユニットと脊柱運動連鎖を誘導するエクササイズ
  4. 「おくがわ整体院ドラゴンフラッグチュートリアル」に沿って段階的な実技指導
 

👤 こんな方におすすめ!

  • 「体幹トレーニングって、正直ふわっとしか理解してない…」
  • クライアントに“説得力あるデモ”を見せたいトレーナー・治療家
  • 「体幹=プランク or 腹筋」になっている現場指導を卒業したい方
  • “魅せ方”と“理論”の両方で差をつけたいあなたへ

📩 お申込み方法

 

STEP.1“学びは贅沢品ではない”──再び動き出すTC研究会の原点 

 

 

トータルコンディショニング研究会は、お金や時間に恵まれた人だけが学びの喜びを得られるような業界にしたくありません。

 

知識や技術を過度に資本主義的に売り物にすると、誇大広告や「唯一無二のテクニック」といった大げさな宣伝をする人が出てくる可能性があります。

 

これは健康産業に携わる私たちだけでなく、社会全体にとっても好ましくないと考えています。

 

そのため、勉強会を中心とした活動に原点回帰しようと決意しました。

これが、セミナー業界を過度に資本主義的にしないための私たちの取り組みです。

 

 

  原点回帰の背景:私の成功体験

 

 

地方トレーナーの奮闘

私自身の経験が、この原点回帰の大きな理由の一つです。私は和歌山のフィットネスクラブでインストラクターとして働いていました。

 

20年以上前の地方では、東京や首都圏のトレーナーとの知識・技術の格差が顕著でした。東京のセミナーに参加した際、その差を痛感し、執念にも近い向上心で毎月自腹で東京に通いました。

 

有給を取り、宿泊費もかかる中、貧乏インストラクターにとって大きな負担でした。それでも、東京のトレーナーに追いつくには上京して学ぶしかないと決意。

 

会社を辞め、1年間バイトで貯めたお金で東京療術学園に入学しました。

 

整体、カイロプラクティック、オステオパシー、中国推拿、などが学べる徒手療法の専門学校でしたが、この学校を選んだのは理由はPNF(固有受容性神経筋促通法)や関節へのマニュアルアプローチなどの理学療法的な運動療法を学べる数少ない場所だったからです。

 

セミナー難民から開業へ

学校卒業後も、整体の有名な先生の開業者向け技術セミナーに4年間通い、技術を磨いて開業しました。その後もオステオパシーや理学療法士の大御所のセミナーに通い続け、いつもお金も時間も無く…まさに「セミナー難民」「セミナー貧乏」でした。

 

しかし、資格や居住地の制約で学べないこともありました。例えば、関節ファシリテーションという技術は理学療法士限定で断られた経験があります。

 

何度も受講お願いの電話をしましたが当然断られました…情熱だけでは越えられない壁でした。

 

そこで、自分が学びたいことを学べる場を作りたいと考え、トータルコンディショニング研究会(TC研究会)の前身となる活動を始めました。

 

自分が学びたい事を教えてくれる講師に直接交渉し、セミナーを企画・開催する取り組みです。

 

 

  勉強会からTC研究会へ

 

異業種間の学びの場

 

この活動ができた背景には、日本コアコンディショニング協会や日本関節コンディショニング協会での講師経験があります。

 

これらの協会は異業種間の勉強会を推奨しており、渋谷での勉強会でTC研究会の創設メンバーである義澤先生、安田先生と出会いました。

 

渋谷の会場が閉鎖するタイミングで、私が新宿にテナントを借りていたため、「新宿コアコン勉強会」をスタートさせました。

 

協会でのネットワークを活かし、知識や技術をシェアする勉強会を開催。その経験が、2013年にTC研究会を立ち上げるきっかけとなりました。

 

義澤先生 

安田先生

  

セミナー全盛期とコロナ禍

 

2013年から2017~18年頃までは、セミナーや勉強会が順調に開催でき、私自身が学びたい知識や技術をほぼ学びきりました。

 

しかし、2019年末からのコロナ禍で大規模セミナーが難しくなり、活動は縮小しました。それでも、TC研究会を立ち上げたことで、普通にセミナーに通うだけでは得られなかった学びを得られたことに感謝しています。

 

学びを交わし合える仲間作りを広げたい

学ぶ事に悩む人を生まないために

 

私がTC研究会で得た経験を、皆さんに共有したいと考えています。知識や技術を「売られる学び」ではなく、「交わす学び」に変えていく。

 

そうしないと、お金や時間がある人しか学べない世の中になり、情報弱者をターゲットにしたビジネスが増える恐れがあります。これは私たちにとって、社会にとっても不幸なことです。

 

そのため、TC研究会は勉強会中心の活動に原点回帰します。キーコンセプトは以下の通りです:

 

教える・教わるではなく、育て合う学びをもう一度。
売られる学びではなく、交わす学びを。

 
  • ジャンルの垣根を越えて、育て合う勉強会。再始動します
 

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

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今後のblog作成の励みと参考とさせていただきますので

ぜひよろしくお願いいたします。

 

 【トータルコンディショニング研究会 原点回帰の理由(第1回)  ——知識が増えるほど現場で迷う…】

 

 

今回から3回に分けて、トータルコンディショニング研究会が、これまでの「セミナー中心」の活動から、当初行っていた「勉強会中心」のスタイルへと、なぜ今このタイミングで“原点回帰”しようとしているのか、その理由についてお話ししていきます。

 

その前提として、まずお伝えしたいのは、私たち運動指導者を取り巻く学習ジャンルの「多様化・複雑化」です。


■ 12〜13年前のトレーナー像と現在の違い

 

トータルコンディショニング研究会を立ち上げたのは、今から約12~13年前になります。当時のトレーナーに求められていたのは、主に「ストレングストレーニング(筋トレ)」の知識でした。それさえしっかり押さえておけば、ある程度の仕事はこなせる、という雰囲気があったように思います。

そのうえで、バランストレーニングやSAQ(スピード・アジリティ・クイックネス)トレーニング、あるいは体幹トレーニングが少しずつ注目されはじめ、そういった知識やスキルを身につけているトレーナーは、アスリート対応やパーソナルトレーニング、チームトレーナーなどの現場でも重宝されていました。

 

当時は、「体幹を鍛えれば強くなる」といった言説がようやく浸透し始めた時期で、その段階でこれらの複数分野をカバーしていれば、かなり優れたトレーナーという評価を受けていたと思います。


■ 増え続ける専門領域と複雑化する学び

 

しかし、それから10年以上が経過した現在、状況は大きく変わりました。

今では、ストレングスや体幹トレーニングに加えて、「コーディネーショントレーニング」や「ムーブメントトレーニング」といった、より神経科学や運動連鎖をベースにした知識・手法が注目を集めています。

 

これらは、特に理学療法の世界で発展してきた運動学の知見と強く結びついており、近年ではこれらを知らなければ特段「専門的」とは言えない時代になってきました。

 

さらに、「機能的な身体操作」「動作の質」に目を向ける機会も増え、単に筋力を高めるだけではなく、「どのように動くか」「どう効率よく動作を学習させるか」まで踏み込むことが求められています。

 

そして現在では、ギブソンのアフォーダンス理論の知見を取り入れた「エコロジカルアプローチ」など、従来の運動学とは異なる枠組みでのトレーニング理論も登場しています。

これらの理論では、従来よりも「感覚と環境との関係性」を重視する内容になっています。

 

 

特にサッカーの世界では、このエコロジカルアプローチがかなり広まりつつある印象があります。


■ 「ボディメイク」や「徒手療法」などの融合

 

もうひとつ、12〜13年前とは明らかに違うのが、トレーナー業界において「ボディメイク」や「徒手療法」といった分野が大きく台頭してきたことです。

 

「ベストボディ・ジャパン」や「フィジーク」などの大会ブームによって、筋肉質でかっこいい身体づくりへの需要が高まり、トレーナーにもボディメイクの知識やスキルが強く求められるようになりました。

 

また、筋膜リリースや関節モビライゼーションといった徒手的アプローチを取り入れ、「まず身体の状態を整えてからトレーニングを行う」というスタイルが主流になりつつあります。

 

これらの流れに私自身は違和感はありません。

なぜなら私は、15年以上前から徒手療法とトレーニングを組み合わせた指導を行ってきたからです。

 

しかし、これまでトレーニング一筋でやってきたトレーナーにとっては、少なからず戸惑いがあるかもしれません。

 

さらに、徒手療法の世界自体もここ数年で複雑化が進んでいます。

 

たとえば、「筋膜リリース」が主流だった時代から、「筋膜マニピュレーション」などの手法が広がりを見せ、理学療法士の間で急速に普及しています。


■ 神経科学だけでは足りない「認知科学的」視点

 

人間の運動を解明するためには、単に脳神経系の知識だけでは不十分だという意識も、近年ますます強まっています。

 

そこで注目されているのが、「認知神経リハビリテーション」など、生態心理学や認知科学の視点を取り入れた新しいリハビリ手法です。

 

これらは、運動制御の理解に「感覚」「知覚」「環境との相互作用」などを組み込み、脳と身体を一体的にとらえようとする試みです。

 

更にはこれらの運動制御システム自体にも新しい考え方が採用されています。

それは元よりデザインされたシステムが人間に組みこまれていると言うよりは、環境であったり、経験の中から「自己組織化」されると言う理論です。

 

代表的なものは「オートポイエーシス」になります。

そのように、これまでとは異なる角度から運動やリハビリを見直す必要がある中で、トレーナーにもこのような新しい視点が求められる日が刻一刻と近づいていると私は感じています。

 

 


■ セミナーも細分化・高度化し、「学び迷子」も増加

 

このように、運動指導者に求められる知識・技術は年々、複雑化・細分化し、さらに高度化しています。

 

当然、それに連動するように、セミナーも同じく複雑・高度化しています。

 

一つひとつのセミナー内容が専門的になる一方で、それぞれのセミナーがカバーする範囲はどんどん狭くなってきており、「何をどの順番で学べば良いのか分からない」「どの講師のセミナーを受けるべきか迷う」といった“学びの迷子”が増えているように感じます。

 

10年以上前の段階でも、すでに「どの資格を取れば良い?」「どの団体に所属すべき?」と迷う人は少なくありませんでした。

 

今後はさらに複雑化、高度化、していく事が考えられますので、そうした「セミナー難民」が更に増加することを私は懸念しています。


■ 学問の宿命と分業化の課題

 

このような「専門領域の複雑化と高度化」は、なにも健康産業や運動指導業界に限ったことではありません。

 

たとえば物理学を例に取ると、かつてはニュートン力学という比較的シンプルな理論からスタートし、そこから一般相対性理論へと進化し、さらに現代では量子力学が最先端のテーマとなっています。

 

学問というのは本質的に、時代とともに分野が細分化され、内容が複雑になり、そして高度化していくものです。

 

それはある意味で、避けられない「宿命」でもあるでしょう。

 

そのような状況では、当然「一人ですべてを網羅する」のは不可能になっていきます。

そのため、多くの分野では自然と“分業”が進みます。たとえば理論物理学の研究者と、実験を専門とする研究者は分かれていても、特に問題は生じません。


■ 運動指導の世界では「分業」が難しい現実

 

しかし、私たちが向き合っているのは「人間の身体」という非常に複雑で多様な存在です。

トレーナーや施術家といった現場に立つ者は、「理論だけを考えていればよい」というわけにはいきません。

 

というのも、目の前のクライアントは解剖学も神経科学も、心理学や認知科学も、すべてを包括した存在、つまり「人間」なのです。

 

理論上正しいだけでは不十分な訳です。

目の前のクライアントという世界でたった一人の人間に対して「成果」が出せるというのが、我々の業界の現実です。

 

その為にはスペシャリストであってもゼネラリストの視点も必要だと思います。

 

つまりは「全体を見渡す俯瞰力」と「専門を繋ぐ横断的な知識」です。

 

すなわち、トータルコンディショニング研究会のコンセプトでもある「人間全体を見る能力」を持つことは、近い将来には特別な能力ではなく“必須条件”になると思っています。


■ 次回予告:なぜ原点回帰なのか?

 

このように、運動指導業界は年々、高度化・専門化の一途をたどっています。

それはある意味、進化でもありますが、一方で「何をどう学ぶべきか」「どこに帰ればよいのか」が分からず、学びに迷い、疲弊する人も増えています。

では、なぜ今トータルコンディショニング研究会は「原点回帰」という選択をするのか?

次回はその理由について、創設当初の活動を振り返りながらお話ししたいと思います。