[ジャズ歌 翻訳ノート]
7.Let It Be(1970) レリビー
■ レリビー
☆BTE 2021-09-15 論考初出
ビートルズの「レットイットビー」を訳してみました。「Let it be」という英語を訳すとどうなるかを考えてみた訳です。英語は、中学生の頃から、我々も学んでいますから、これが、文法的には、「let + 目的語 + 動詞の原型(...)」、なので、「it(それ)を、be(ある/存在する)、~させる(Let)」という事らしいのは分かります。
「it」が何を指しててもよいという事にして、「be」するのは、「it」がなので、「be」の主語は、「it」です。では、それを「~させる(Let)」のは、それは、「何が/誰が」なのかというと、それは、この言葉を言われた人、この言葉を言った人からすると、「you」でしょうか。実際、歌詞の中で、マリア様が(私に)教えてくれたのですから、「Let it be」は、つまり、「それを、存在させなさい」かと思います。これを歌うとなると、音符の数に対して、日本語の言葉が余り、歌、メロディーになりません。また、「それを、存在させなさい」という言葉自体が、何を言ってるのか、意味が分かりません。
訳してそうなる事は、よくあります。逆に、日本語を英語を訳す時もありそうな事です。たとえば、「ありがとう」を英語にしようとして、その言葉の意味は、と考えて、「有難い」だから、「difficult to be」とかやってしまいそうです。それも悪くはない、と言って置きましょう。でも、仮にそう言ったとして、言われた人が英語ネイティブなら、困惑させることになります。すでに、我々は、その答えを知っているのですが、「Thank you」、でよい訳です。その意味は、「あなたに感謝する」、です。
ですから、「ありがとう」の言葉の意味は、「有難い」、ですが、それを言う、そして、歌うときの意味は、「あなたに感謝する」、です。
そう考えてみると、「Let It Be」の言葉の意味は、「それを、存在させなさい」ですが、それを言う、そして、歌うときの意味は、「...」、どうなるかです。
インターネットで調べてみると、
「ありのままに」
「あるがままに」
「構わないでおいて」
「自然のなりゆきに任せろ」
「好きにやる」
「そのままでいいんだよ」
「そのままにして」
「そのままにしろ」
「そのままにしなさい」
「それならそれでよい」
「なすがままに」
「なるようにしかならないのさ」
「なんとかなるさ」
「放っておきなさい」
「放っておく」
「放っておけ」
「身をゆだねなさい」
などが拾えました。そして、「Let It Be」を、それを言う、そして、歌うときの意味は、と考えると、「...」、そう言う事を言いたい、歌いたいんですが、音符の数に合わないとか、日本語の言葉として、それを歌えるかが、大きなハードルで、どれも、そう歌うと、気恥ずかしくなったり、もともとの歌を、ポールが、そういうつもりで歌っていたかと言うと、畏れ多くて、申し訳なくなります。
また、この言葉、「Let It Be」は、欧米人の基本となる聖書の「受胎告知」の話にあって、もちろん、英語版ですが、
[Luke1:38 ESV] And Mary said,
“Behold, I am the servant of the Lord; let it be to me according to your word.”
だそうです。その日本語訳は、下記のようなものです。
[ルカ1:38 新共同訳] マリヤは言った。
「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」
「it」は、「あなたのおことば」ですね。「to me」は、「この身に」、ですから、「let .. . be」は、「なりますように」でしょうか。
ただ、それでも、それを歌うのに、「そうなりますように」と歌ったら、言葉は、音符をはみ出て、そして、この「受胎告知」の話を知らない我々には、意味は分からず、こういう場合、我々は、笑います、たぶん、声を殺して、失礼にならない様に。でも、ここで、注意したいのは、ここまで来ると、ジャズ歌を日本語で歌うと、聴衆が笑い出すと言う、ありがちな、今の我々の場面に、よほど近づいて来たのです。
また、「Let it be」が言われる、歌われる、英語ネイティブな場面は、讃美歌、ゴスペルソングの、Mahalia Jacksonなんかが歌う、「Just A Closer Walk With Thee」にありました。
Just A Closer Walk With Thee(traditional)
Words(traditional 参考Wikipedia) published in the 1800s(1885) William Kirkpatrick
Music(traditional 参考Wikipedia) published in the 1800s(1885) Martha J. Lankton
その一節の、美艇香津訳も合わせて記すと、次の通りです。
Just a closer walk with Thee
いっしょに歩きたい
Grant it, Lord if you please
お願い、よければ
Daily walking close with Thee
いつもあなたと歩く
Let it be, dear Lord; Lord, let it be
それでいいですか、それで、
そこで、「let it be」が歌われます。英語国のビートルズがこれを知らないはずがない。
こうした、「let it be」の、典拠となるべき例文を見ると、そこに、共通に窺われるのは、ある種の謙虚な気分です。前に触れた、「ありがとう」を英語に訳す時、訳されるべきものは、「感謝の念」です。「let it be」の日本語訳にあたり、訳されるべきものは、そこにある「謙虚な気分」であろうと思います。
これで、この歌の訳詩の助走は終わったようです。
では、訳詩の経緯を見て行きましょう。
Let It Be(1970)
Songwriters Lennon, John / Mccartney, Paul James
曲名:レリビー
(美艇香津 訳)
When I find myself in times of trouble
困り果て、悩んでいたとき
Mother Mary comes to me
マリア様が現われ、
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれたこと、いいですよ
And in my hour of darkness
闇の時間にいたときも、
She is standing right in front of me
目の前に現われ、
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれたこと、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
When the broken hearted people
心破れた人が、それを
Living in the world agree
認めて生きるとき
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
For though they may be parted
もしも、別れることになっても
There is still a chance that they will see
チャンスはまだある
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
And when the night is cloudy
雲の晴れない夜のときにも
There is still a light that shines on me
光が一つ照らして
Shine on until tomorrow, let it be
明日まで輝く、いいですよ
I wake up to the sound of music
音楽に目を覚ますと、
Mother Mary comes to me
マリア様が現われ
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれた、いいですよ
Let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
There will be an answer , let it be,
いつか、答えはある、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
----------------------
マリア様:
歌の出だしは、
When I find myself in times of trouble
困り果て、悩んでいたとき
この英語を、自動翻訳したら、
「私がトラブルの時に居る時」
となりました。普通の教科書にある英文ですね。これを、そのまま歌ってもよいですね。でも、「私が」と、わざわざ言わなくてもよいし、「トラブル」は、もっと何か普通の日本語の言葉が、いくらも、ありそうです。自分の思い出の中にも、よくある事で、その時、自分が、何て言っていたか、考えてみると、言葉が出て来ます。「困る」ですね。「悩む」は、少し使い慣れない言葉で、漢字の「悩」が、普通、あまり見かけない字です。「なやむ」は、「やむ」は「病む」だとして、「な」の意味は、もう、現代では分からなくなっています。漢字に釣られて、「脳がやられる」みたいな事かなと思いますが、その実体は、不明と言ってよいでしょう。でも、表に出る言葉としては、よく使われ、何か分かった気持ちになる、流通性のよい記号なので、「困る」を言ったら、ついでに、「悩む」と言っていてもよさそうです。話が分かりやすいのです。
「困る」を強調して、「困り果て」とし、「悩んでいた」と、言っておきます。ここで、「find」が現在形なのに、日本語で過去形「..した」とするのはなぜか、という問いがあるかも知れませんが、。
myself in times of trouble トラブルの時の自分自身
という事で、その経験がある事を言っているので、何かがあった、と言って、差支えはなさそうです。この辺りを深く考えると、大学の教授になれると思います。
というわけで、次の行に進みます。
Mother Mary comes to me
マリア様が現われ、
「Mother Mary」ですね、インターネットのウィキペディアで解説記事があります。それによると、ポールの母で、既に亡くなっていた「Mary Patricia McCartney」が夢に出て来て、という話しが紹介されています。その時、夢で、ポールのお母さんが言った言葉は、「It will be all right, just let it be.」だと、ありました。「大丈夫だよ。“let it be”、それだけ。」という事でしょうか。
そして、この話は、それはそれとして、「Mother Mary」と聞いて、欧米人的には、「マリア様」と考えるのに、何の躊躇いもないようです。
comes to me 自分の所に来る
「現われる」って言ったら、英語の単語は、「appears」でしょう、となりますが、「comes to me」の経験は、「(自分に)現われる」以外の何ものでもないと言えると思います。もしも、英語の歌詞が、「Mother Mary appears to me」だったら、ちょっと怖いですね、訳は、「マリア様が出て来て」となるでしょう。「出て来て」はお化けですね。英語と日本語で、「現われる」と「出て来る」の語感が逆なのが面白いです。
いいですよ:
そして、
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれたこと、いいですよ
Speaking 話した事
words of wisdom 知恵の言葉
「知恵の言葉」っていうのは、深い経験と学習、それを知るのに長い時間を掛けた、すぐれた発見です。しかも、普通人を越えて優れた人、聖人、聖者など、の口の端に上るものです。「Speaking」は、話した事ですが、「speak」は、「スピーカー」という言葉もある様に、誰に聞かれてもよく、広く話される事、同じ、「話す」でも、「talk」の内密感と少し違いますね。そして、優れた知識が、話され、語られるのは、それは、「教え」です。それが、「let it be」、なのです。
その教えは、それを聞いた人、あなたが、それを、自分の言葉として、自分のものにしなければならない事です。「こうしなさい」という指示や命令ではないのです。「教え」を受けるとは、そう言う事です。そうすると、「let it be」、つまり、「そうなりますように」は、自分が、その事に、「それでいい」と言うことです。
という訳で、
let it be いいですよ
そう言える自分になるのです。そう言ってみたら、分かります。
そして、次に進み、その事をさらに確認します。
And in my hour of darkness
闇の時間にいたときも、
この英語を、自動翻訳したら、前に出て来た同じようなフレーズから「myself」補うと、
And (myself) in my hour of darkness
「そして私の時間の暗闇の自身」
前の連の1行目と同じ形です。自動翻訳も、まだまだ、という感じがします。
「私の暗闇の時間で」、暗闇の中に居たっていう事です。
次の行で、前の連と同じく、マリア様が現われるので、日本語の特徴的な文法的要素の助詞、「も」が使われます。「暗闇の中に居た時も」です。言葉の長さを調節するために、「暗闇」は「闇」になります。そして、
She is standing right in front of me
目の前に現われ
She 彼女、つまり、マリア様です。
standing 立っている
right in front of me 自分のすぐ目の前に
「立っている」のは、「現われた」のです。「立っている」だと、「どうして立ってるの?」と疑問になりますね。「現われた」のは、もう、前にそういう事があったと知ってますから、現われた事には何の疑問もなく、「また!」で、「それで、どうしたの」になります。
もしも:
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれたこと、いいですよ
もう一度、「let it be」を教えて、言ってくれたのです。
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
繰り返し教えられたら、教えられた側としては、それを改めて意識して、確認します。
「let it be」は、「いいですよ」、でした。そうすると、次の様になるはずです。
let it be, let it be, let it be, let it be
いいですよ、いいですよ、いいですよ、いいですよ
「いいですよ」は、もう、自分の中で理解できています。自分でも納得しているのです。その上で、その教えを、自分の中で、確認します。それは、簡単な判断、簡単な決断ではありません。迷いながら、人の長い歴史、時間の中で見つけ出した、その言葉、「いいですよ」を噛みしめ、自分の中で確認する作業が続きます。
それは、「いいですよ」、そう言って、それでいいのか、それで自分は納得できるのかという、重い問いかけです。「知恵の言葉」は、教えられたからではなく、自分の中で、発見し続けなければならないのです。
それは、自分への問いかけとして、「もしも、~だったら」、「もしも、~なら」への答えを繰り返し見つけて行く事です。教えられた事を金科玉条として、お題目のように、唱え続けるのではなく、繰り返し、自らに問いかけ、「いいですよ」の答を発見し続けて行く事なのです。その過程を声に出す事、それが歌になります。
だから、自分の作業は、その問いかけを繰り返すことなのです。
「もしも、もしも、もしも、もしも、」
マリア様の教えてくれた、「いいですよ」の「知恵の言葉」が、一つ一つの「もしも」に、その中に響きます。
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
Whisper 囁く
はっきりと、「Speaking」で教えてくれた「いいですよ」が、今は、自分の中で、「囁き」となって、聞こえてきます。
心破れた人:
自分の今の状況、「困り果て、悩んでいたとき」、「闇の時間にいたときも」が、もう少し、具体的に考察されます。
When the broken hearted people
心破れた人が、それを
broken hearted ブロークンハート、心が壊れた
文は次の行まで見ないと、完成しません。
Living in the world agree
認めて生きるとき
Living 生きている
agree 賛成する、同意する、承諾する
ブロークンハートの人々(people)が、世界の中で生きる、自分の生きている世界を、拒否せず、そのまま、認めるのです。それは、簡単な事ではありません。
「Living in the world」、「agree」、でしょう。英語の普通の文法構造は無視され、歌が先になります。学校で、この文節を教えるとき、先生方は苦労せざるを得ません。
「心破れた人が」、そういう自分の居る世界を、拒否せず、そこに、そのまま、生きているのです。どれだけの、疑問と、それに対する答えとを繰り返したか分かりません。
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
an answer 答
易しい英文ですね。「もしも」を繰り返し問いかけて来て、一息ついて、「いいですよ」を言います。
For though they may be parted
もしも、別れることになっても
may ~かも知れない
parted 別れた
この行の先頭の「For」については、言葉の勢い、とかもありますし、その訳はどうなるかは、誰か偉い先生に考えてもらいましょう。何か、分かれるかどうかの、今まで、一緒だった人たちが、離れ離れになる危機の事のようです。
There is still a chance that they will see
チャンスはまだある
still まだ
a chance チャンス、機会
they (別れるかどうかの危機にある人たちの)彼ら
see 見る
まだ、チャンスを見つける事ができる、のです。
そして、前の連の一行を繰り返します。
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
自分に対する問いかけを繰り返します。
There will be an answer, let it be
いつか、答えはある、いいですよ
マリア様の教えてくれた、「いいですよ」の「知恵の言葉」が、一つ一つの「もしも」に、その中に響きます。
囁きかけてくれた:
何度も何度も、自分に問いかけて、自分で、考えて、答えて、終わりません。「囁きかけてくれた」知恵の言葉、そして、自分の中に、繰り返し、響きます、「もしも」と「いいですよ」が。
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
雲の晴れない夜:
夜になっても、まだ考えあぐねています。夜、外は暗くてよく見えませんが、雲も重なり、晴れないのです。
And when the night is cloudy
雲の晴れない夜のときにも
cloudy 曇った、曇りの
「曇り」と言うと、意味は分かりますが、その時の気持ちが曇りで、晴れないのです。英文は、簡単なものです。自動翻訳が、すぐに教えてくれます。
when the night is cloudy 夜が曇りの時
それは事実かも知れませんが、そこに何かを感じている事も伝えたいのです。頭に浮かぶ通りに、自分の気持ちを言葉にしてみます。すると、「雲の晴れない夜のときにも」が出て来ました。なぜそう言わなければならないのか、その表現でなければならないのか、別の言い方もたくさんありそうです。でも、もっと言いたいことが、その先にあるので、そこは、走って通り過ぎます。
There is still a light that shines on me
光が一つ照らして
still なおも、まだ、
a light 光
shines on me 自分を照らす
暗くなって、周りに何も見えなくなっても、でも、まだ、今も、そこに、光が、しかも、「a light」と、はっきり、「1つ」、あるのです。それが、自分を照らして、輝いています。その光が何なのか、分かっているのです。
Shine on until tomorrow, let it be
明日まで輝く、いいですよ
until tomorrow 明日まで
夜の暗い間、ずっと、それは輝いています。それは、「let it be」、「いいですよ」の、あの言葉です。
夜が明ける:
I wake up to the sound of music
音楽に目を覚ますと、
そして、夜が明けて、目を覚ますと、自分たちのやって来た音楽が、聞こえます。
Mother Mary comes to me
マリア様が現われ
そして、もう一度、マリア様が、もうそれは、亡くなった自分のお母さんでもいいですね、見えて、目を覚ました、今日一日の始まる自分に語りかけます。
Speaking words of wisdom, let it be
教えてくれた、いいですよ
自分は、もう、分かって、これから始まる、一日、何かが起きて、それからの日々を考えて、自分の決心を、歌います。
Let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
There will be an answer , let it be,
いつか、答えはある、いいですよ
昨日、そして、夜通し考えた事を、心の中で、繰り返します。
let it be, let it be, let it be, let it be
もしも、もしも、もしも、もしも、
Whisper words of wisdom, let it be
囁きかけてくれた、いいですよ
-完-
(余白残興)
2021.9.15記:
英語の詩を、日本語に訳して、それで、英語の詩を書いた側から、チェックして、それでいいとか、よくないとかも、言えるわけではありません。英語ネイティブではないのに、英語が分かるわけでもなく、日本語ネイティブでない人に、この訳詩の日本語が分かるわけでもありません。
「では、訳したって何の事?」と疑問になります。それでも、訳詩の経過をあれこれと書き散らして、こんな事でした、というわけです。そして、改めて、この歌を聴いてみると、今までとは、違った聴き方になった気もします。
この曲のタイトルは、「レットイットビー」なのでしょうが、それは英語の文で、その意味は、そのままでは、分からないのですから、その言葉が、英語非ネイティブの耳に聞こえた通りに、「レリビー」とすることにしました。「レットイットビー」という曲名で分かったつもりになるよりは、歌を聴いてみましょうという、当方の素直ならざる、わずかな自己主張というところです。蛇足ついでに、レノンとも関係ない、と言っておきましょう。
-------------------------------
YouTubeのポールです。
https://www.youtube.com/watch?v=u6T5C-jzSH0
↓こちらは、レイチャールズ
https://www.youtube.com/watch?v=eof2c5fTcI8
----------------------------------------
-----------------------------------------
-----------------------------------------
-----------------------
---------------------------
---------------------------
---------------------------