先日、ネット証券各社がクレジットカードによる投資信託の積立て上限額を発表しました。

 

 

この記事でも書いていますが、SBI証券は5万円⇒10万円円の引き上げは行うとリリースはしたものの、対応開始時期や(ここが重要)ポイント付与に関しての具体的な内容は後日発表ということでしたが……

 

今日、リリースが出ましたね。

 

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory240322_011030.pdf

 

上記リリースの補足情報は三井住友カードのサイトを確認ということで、以下のリンクが貼られています。

 

 

以下掲載の図はSBI証券が出したリリース掲載のものです。

 

 

まず、10万円への上限引き上げに伴う積立設定(変更)について、2004年3月23日(土)のシステムメンテナンス終了後より積立て設定開始可能、対象カードはSBI証券でクレカ積立に利用できる全てのクレジットカードとのことです。

 

その後に記載されている内容から、5月買付分(4月10日まで設定分)からスタート可能なようですね。

 

また、この引き上げに伴いキャンペーンを開催することのアナウンスもあります。

 

期間は2024年5月買付分から2024年10月買付分まで、その内容は下図の通りです。

 

 

三井住友カード×SBI証券の場合、カード種類によりポイント付与率が異なりますが、まずこのキャンペーン中は現行の付与率のまま10万円全額まで付与されるようです。

 

キャンペーンなのに現行の付与率のまま?誰得?と一瞬思いますが、通常時(2024年11月買付分以降)から見るとキャンペーン特典になっているという仕掛けですね。

 

11月買付分以降は以下の内容になります。

 

 

結構複雑怪奇ですが……

 

カード種類と年間カード利用額に応じて付与率が変動するという仕組みですね。

これでいくと、マックスの付与率になるのは、プラチナプリファード×カード利用額500万円以上となかなかハードルが高い( ̄▽ ̄;)

そして、それでも付与率3%ですから、現行の5%(上限5万円)よりは付与率では劣りますね。ポイント付与が36000ポイント上限で年会費が33000円かかるとすると、ポイント欲しさでこのカードを保有するというのはちょっと選択肢としては外れるのかなと思います。

 

一方で、ゴールドで利用額100万円以上であれば現行の付与率1%の対象額が5000円⇒10000円になるということで、満額の積立てを行った場合は現行年間6000ポイントが12000ポイントまで増えますし、年間利用額100万円を一度達成すれば以降の年会費(通常5500円)は永年無料になるということでゴールドカードのお得さが際立つように思います。

 

カード利用年100万円って一見すると多い様に思えますが、普段の買い物や公共料金の引落しあたりをカードで処理していればそのくらいの金額になる人はそれなりにいると思いますので、この組み合わせでポイントをもらうという選択をする人が多いのではないでしょうかね。

 

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僕も、2024年からNISA口座をSBI証券にして、メインの証券会社もSBIにするということを決めた時点で無印の三井住友カードからゴールドに変更していますし、1年目で年100万円の利用額は達成予定ですので、ゴールドカードのまま積立て額を10万円に変更する予定です。

(もともとNISAつみたて投資枠10万円(全てオルカン)のうち5万円をクレカで、5万円を口座からという設定にしていたのでクレカを増額して口座からの積立てを解除することになります)

 

 

証券会社各社がリリースを出す前に、月10万円に上限が引き上げられるという報道を見て、ポイント付与についてありそうなパターンをいくつか予想していたんですが、クレジットカードの利用額との組み合わせは思いつかなかったですねぇ(;^_^A

 

クレジットカードと証券会社、それぞれ別の会社につき費用の負担をどうするのかはわかりませんが、確かにグループ内だったり提携関係の中(身内同士)であればクレジットカード利用額、すなわち手数料収入の増加や確保につながるカード利用額を付与率の基準の一つとするのは理にかなっているかなと思います。

 

また、昨今制限がかかりつつある、値動きの小さい投資信託を積立て設定して、売却可能になったら即売却して低リスクでポイントだけもらう、いわゆる「即売り」対策という狙いも多少ありそうな感じがしますね。

 

年間利用額には投信積立そのものの金額は含まれていないということで、これまで三井住友カードは積立て専用で利用していた勢からは改悪だという声が出そう(というかSNSでは既に見られますね)ですが、ポイント制度自体は証券会社・クレジットカード会社からもらえるおまけ的なものではあるので、思惑一つで変えられてしまうものではありますから、しょうがないのかなと思います。

 

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