NISAにせよidecoにせよ、基本的には長期のインデックス投資というスタンスでもあり、

あまりちょこちょこいじらないほうが(精神的なストレスを避ける意味でも)良いだろうなという風に思ってはいるんです。

 

ただ、NISAと特定口座については、現状証券会社が複数でそれぞれに口座があり、投資を始めた3年ほど前から試行錯誤した結果として昨年末あたりは無駄に多い投資信託を保有しているというような状況があり、今年に入って以降整理を進めてきて、だいぶシンプルな構成にはなってきました。

 

来年以降、一部はそのまま特定口座での運用を継続しつつ、当面の間は特定口座から先にということになりますが、随時売却しつつ新しいNISAで買い換えしながら生涯投資枠を埋める作業になってくる予定で、保有する投資信託・ETFを整理していく予定でだいたいこういう感じで進めていこうという計画も自分の中で決まってきているような状況です。

 

基本的には新旧のNISA口座と特定口座での運用については、投資信託・ETFを積み増ししつつ、リタイアするまであまり方向性を変えずにやっていくつもりです。

 

ただ、idecoについてはそれらの口座とは制度上の違いもあり、それらのNISA口座・特定口座とは違う感じに扱っていこうかと考えています。

その理由は以下のようなことなんです。

 

・NISAや特定口座は徐々に取り崩していくことが可能だけれど、idecoについては基本的には60歳以降のどこかのタイミング(定年退職に合わせて)でまとめて引き出すことになる予定。(年金として受け取ると税制上不利になる見込みのため(ここのところ、詳細にまだ検討してはいないんですけどね))

 ※一方でNISA・特定口座は順次取り崩していくので、特定のタイミングでの損益にはあまりこだわらない(こだわってもしょうがない)

 

・まとめて引き出すことになるので、定年退職の時点で確実に利益を(できるだけ多く)確保しておきたい。(特にt投資期間終盤(引出しまでの期間が少ないタイミング)での暴落により資産が毀損されるリスクをできるだけ小さくしたい)

 

・特定口座と異なり、リバランス・スイッチングに伴う課税がなく、またNISA口座のように売買をすることで投資額の上限枠を無駄にすることもない(現行NISAの年ごとの枠もそうですし、新しいNISA口座でも生涯枠が決まっているため、売却→買い換えのところで売却益が出ていた場合、簿価で枠が決まるために同額を買い換えると枠を余分に消費する)。⇒リバランス・スイッチングに要するコストが少ない(ほぼない)

 ※ここのところ、実際上はコストがかからないというより機構に対して月ごとに支払っている手数料にコストが含まれてたりはするかなと思いますが、利益に対する課税と比べれば金額的には小さいかと思いますし、単に保有し続けるだけでもコストは変わらないので、「必要があるなら」(ここ重要)積極的に買い換えを検討してもよいという考えです。

 

というようなあたりを踏まえて、idecoの方はその時々に許容できるリスクを前提に、景気の動向なんかに合わせて能動的に商品を組み合わせていこうかなと考えています。

 

現時点では、大まかにはこんな感じかなと考えています。

 

55歳くらいまではリスクを最大限取る(外国株式もしくは全世界株式のインデックス100%)

以降はバランスファンドもしくは債権(先進国債権インデックス)ファンドを組み合わせてリスクを抑制する

状況によっては定期預金として実質的に利益確定させて(引き出すまで)キープする

 

idecoについては引き出し時点で確実に利益を出しておきたい(それもできるだけ多く)ということから、こんな作戦を練っています(^^♪

 

というあたりを前提として、ここまではリスクを(ideco@楽天証券の取り扱い商品の中では比較的多く)取りつつ、今後の利益が高いと見込める世界株式100%としてきました

 

と言っていますが、世界株式に絞り込めたのはここ1年程のこと。

それまでは証券会社のパンフレット通りにいくつかの投資信託を組み合わせたりしていましたが、結局のところ利益を求めるなら(リスクの低減を考慮しないなら)、現状では外国株式メインに落ち着くしかなかったですね。

 

ただ、世界株式インデックス100%ではあるんですが、投資信託としては2本に分けていて

・たわらノーロード先進国株式

・楽天・全米株式インデックスファンド

に50%づつ配分していました。

 

 

というのが先日までの状況だったんですが、ちょっと思うところあって、スイッチングをこの週末に実施しました。

 

思うところというのはリスクを最大限取っているかというところで、ちょっと中途半端な部分を残しているなと考えました。

 

そもそも、先進国株式という場合、その大半は米国株式になっています。

実際、ここまで保有していたたわらノーロード先進国株式について、目論見書(使用開始日2023/7/13)では下の画像のようになっています。

 

 

ということで6割以上はアメリカの資産です。

しかも、現状を鑑みると米国の株価動向は(少なくとも先進国では)他国の株価動向への影響は大きいので、先進国株式とは言ってもその大半を米国株式にベットしていると考えても(あくまで現状では)良いのかなと

 

そして、ここ数年の(ここまで保有してきた)2つの投資信託のパフォーマンスをリターンに絞って比較すると

 

全米株式のリターン(年率)

期間1年 19.07

期間3年 24.01

期間5年 15.91

 

先進国株式のリターン(年率)

期間1年 20.49

期間3年 23.25

期間5年 15.06

 

直近1年についてはそこまでの割高感からか方向性の今一つ定まらない利上げの影響なのか、全米株式を先進国株式が上回っていますが、もう少し長いスパンで見ると年率で0.75%前後全米株式が良かったというこれまでの結果。

 

もちろん、この先同じ傾向が今後続くとは限りませんが(現に直近1年は先進国株式のほうが良かった(というより全米株式があまり良くなかった)わけですから)、どうですかね。

根拠はないんですが、少なくともあと数年は米国が世界経済を牽引していく=分散するよりも米国に集中したほうが結果は良いんじゃないかなぁ……と妄想。

 

以上のような予測を踏まえて、この先数年については先進国株式よりも米国株式一点張りのほうが1%弱/年程度良い成績を期待できる(かもしれない)というところで、先に書いた(あくまでidecoの設定された商品の範囲内でということですが)リスクを最大限に取るというところで先進国:米国=50:50から米国100に変更しました。

(まあ、仮に米国株式が沈めば先進国株式の投信信託では(米国以外が堅調なら)多少緩和されたとしても相当沈みますから、リスクの取り方的にあんまり変わっていないと思っていますけどね)

 

というのが今回の手続きに至る思考過程です。

 

長々と書きましたが、手続き的には単純なことです(;^ω^)

 

ideco口座で保有していた先進国株式の投資信託(たわらノーロード先進国株式)を売却して、売却金を使って楽天・全米株式インデックスファンドを購入するという形

 

idecoの場合、入金した分だけで口座内の売買をやりくりしなければならない関係上、売却手続き完了してから購入手続きという形になってしまい、買い換えにタイムラグが生じるのが悩ましいですが、しょうがないですね(このタイムラグの間に暴騰とかないと良いなというところです)

手続き的には購入側の約定が完了する9/25に終了ですね。

 

 

あわせて、ここまでは掛金の配分も全世界:米国=50:50にしていたのを全て米国に変更して、今後は米国株式インデックス100%での運用になります。

 

そのあとの話については、あくまで現時点での心づもりですけれど……

とりあえず、今考えているのはその時点での投資額に対して利益100%(要は評価額が投資額の2倍)に達するか、55歳に達するか、いずれか早い時点で年2~3%程度を安定的に期待できる(あくまで「期待」です)ポートフォリオに組み替えてリタイアを迎えるというようなイメージです。

 

利益100%のほうは特に根拠はなく、感覚的なところですが……

そこまで利益が伸ばせたなら、その時点までの利益を確定(=現金化)……というところまでは行きませんが、ある程度キープする方向(その時点以降、減らしてしまうリスクを低減したい)にかじを切りたいというところです。

 

現状のidecoは、諸々の手数料も含めた投資額に対して3割ほどの利益が出ています。

(idecoについては、投資額=実際の投資額+手数料という考えです)

 

仮にここ5年ほどの全米株式のインデックスファンドのパフォーマンス(年率15%ほど)があと4年間ほど継続すれば1.15^4≒1.75なので、現時点の投資元本に対して1.3×1.75=2.275になります。まあ、積立なのでこの後も継続的に資金が入っていくから……

55歳までに利益100%は微妙なところかな( ̄▽ ̄;)

 

直近3年だと年率24%ほどになるので、その勢いのままで回って行けば「投資額の2倍」はいけそうな気もしますがどうだろ……

足踏みしたり、下がることも当然あり得るわけですし、ちょっとした〇〇ショックが一発くれば無理でしょうしね。

 

どんなに考えてみても「捕らぬ狸のなんとやら」な話ですから、まぁ……

可能性は0ではないくらいにしておきましょうかね( ´艸`)

 

55歳に達するほうは、そこまではリスクとって、(その時点での結果はさておき)以降はできればリスクをあまりとりたくないという考えです。

 

これから先、下がる局面があったりして、55歳の時点で利益が思ってるほどになってなかったら(最低でも投資額に対して利益50%位は確保しておきたいかなぁ…)、リスクをとる期間をもう少し伸ばすということになるかもですね。

 

で、その安定的に利回りを(低いなりに)期待できるポートフォリオはどうするかというところ……

GPIFのポートフォリオが参考にはなりそうと考えています。

https://www.gpif.go.jp/topics/Adoption%20of%20New%20Policy%20Portfolio_Jp_details.pdf

 

2020年4月以降のポートフォリオは以下のような感じですが…

 

idecoの場合選択できるアセットが限定されるので、組合せを工夫しつつ近い形を目指すという感じになりますがこのあたりのポートフォリオを目指すというのはアリな選択肢なんじゃないかなと考えています。

 

ともあれ、当面は米国一点張りですから、まあアメリカさんに頑張ってもらいましょう(゚Д゚)ノ

 

 

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