2023年6月にビックサイトで開催された東京国際消防防災展。米軍消防車の展示があり今回は陸海空、三軍の車両を同時に見ることが出来ました。
米海軍はポンプ車が参加し、展示や演習で活躍した米国製消防車を紹介したいと思います
東京ビックサイトの屋内展示場の一角に構えた、米海軍日本管区司令部消防隊のブース。
前回は厚木基地のはしご車が展示されていました。
米海軍横須賀基地 ピアース社製セーバー2017年型ポンパー(ポンプ車)ENGINE1-2で、ポンプは1250GPM(4750L毎分)、水槽750GAL(2850L)、泡タンク50GAL(200L)を装備した車両で、在日米軍向けの特別仕様車。右ハンドル、ポンプ操作盤、梯子の位置が本国仕様とは逆の造りになっています。横須賀STATION-1に配置されている車両です
電動式のはしごラックが降下しているところ。
車両後部とフロントバンパーは、シマシマ模様の「シェブロン模様」になっています。
1日目の終了時間近くに展示車両の位置を調整中で、ラッキーにも周囲のチェーンが外されていました
Engine5-1 根岸署(Negishi Fire Station No5 )に配備されている車両が消防演習に参加です。
演習は、地震が発生し取り残された人を様々救助方法で助け出し、その後建物から火災が発生し消火活動に移行するというものです。サイレンを鳴らし車両が出場してきます。
先頭は、10t水槽車「杉並水槽1」、車種はベンツ・エコニック。
米軍消防とも消防応援協定が結ばれているので、要請を受けての出場です。
現着し隊員が降りてきます。
クルーチーフ(小隊長)は、即応機動部隊部隊長から消火活動を要請。
赤ヘル(クルーチーフ)、黄ヘル(ファイヤーファイター)、黒ヘル(ドライバー) 4名編成です。
小隊長指示の元に隊員は消火用ホースを延長。機関員はポンプ運用して送水準備です。
別アングルから撮ったものです。
ドライバー(機関員)はポンプ運用し送水します。
ポンプ操作盤には、圧力計、連成計、各放水口に圧力計やマルチディスプレイ等、アメリカの消防車は一ヶ所で操作するタイプです。
「Pump Boss」には、スロットルバルブ、エンジン回転数、油温計、水温計、電圧の表示灯。
コンピューター制御で操作します。
演習最後は一斉放水。
ポンパー上部にある「モニター」と呼ばれる放水銃から高圧放水。
演習終了後、参加隊員さんとの記念撮影タイムが設けられていました。
3日、4日の最終の演習終了後には、参加した隊員全員での記念撮影を実施
最終日の4日目は、車両が待機位置ではなく展示エリア側に移動してきたので撮り放題です
そして終了時間近くになり、会場内の各ブースが撤収し始めました。
こちらのポンパーも撮影の最後のチャンスです
そして警備員さんに促され会場を後に 楽しかった4日間が終わりました
しかしまだチョット粘ります。急いでビックサイトを出て、引揚げる車両を狙うことに
通過しそうな場所を予想して行ってみると、カメラ片手に待ち構えている同じようなマニアさん達がいました。展示されていた車両が次々に目の前を通過、E5-1も根岸へ向けて引揚げ
しばらくするとE1-2がやって来ました。先ほどのE5-1とは別ルートで引揚げるようです。
お台場方向へ向かうE1-2。そして横須賀へと帰っていきました
(動画)
動画を撮影してみました。